サイドリアルのアヤナムシャのオプション(Astrodienst)
西洋占星術では黄道十二宮は、トロピカル(移動式)を採用しています。これは、白羊宮0度を春分点とします。
一方、サイドリアル(固定式)は、実際の恒星を基準とするので、歳差によるズレを反映し、春分点は双魚宮5度付近になります。
ホロスコープ作成のオンラインサービスサイトAstrodienstで、サイドリアルのオプション選択メニューの下には、赤字で次のような注記があります。
というわけで、この点を了承した方のみ、この先を読み進めることができます。
サイトメニュー
Home - Horoscope Drawing & Data - Extended Chart Selection
項目
Zodiac and houses
に、アヤナムシャのオプション選択バーがあります。
今の所、筆者が天使暦による周波数の検証に使っているのは、次の設定です。
2024年春分でチャートを作成します。
国立天文台暦要項では春分0度3月20日12時06分とありますが、光行差を除外するので、11:58 a.m.に設定しました。
上記の設定では、春分点が双魚宮5度、ハウスシステムはメリディアンなので、MC8度です。
度数が確認できたら、他のアヤナムシャのオプションを選択してみます。
ギャラクティック・センター=磨羯宮0度のアヤナムシャです。
このオプションでは、黄道十二宮が、西洋占星術のトロピカルに近くなります。
ギャラクティック・センターは、トロピカルにおいては、27°sag10' です。
磨羯宮0度のアヤナムシャというのは、トロピカルに近いサイドリアルでありながら、トロピカルとは決定的に違うという、きわどい位置付けになります。
西洋占星術というのは、恒星のエネルギーを扱う、国家トップレベルのものと、その光を現象化の装置としての月(エーテル)を介して現象界に転写した一般大衆のものがあり、権力を直接行使する存在とは、隔離されています。
トロピカルの黄道十二宮が、一般大衆向けの西洋占星術とするなら、支配者側が実際に採用しているのは、サイドリアルの磨羯宮0度のアヤナムシャ(Cochrane)なのではないかと考えています。
その差は、- 2°48'35と、わずかなものですが、一般の個人が、恒星の膨大なエネルギーを単独で扱うのは不可能ですから、支配者側と一般大衆が、分断せず、協働して、差を埋めるために、人と人との間に発展させていくものとして、周波数を扱うことが望ましく、一般大衆がなにもわからないまま、ただ命令通りに動くロボットと化して、トロピカルの黄道十二宮が恒星に合致するかの如く振る舞うと、どこかで歪みが生まれ、恒星のエネルギーが全体に浸透しなくなるため、宇宙的にやばいことになるかもしれません。
これこそ、古来より文明が繰り返してきた失敗要因であり、人類の業が、堆積しているところです。
王朝の滅亡は、そこまでは行かず、支配者側に恒星を扱う能力が単に足りなかったということです。
磨羯宮0度のアヤナムシャに表示される宇宙からのメッセージを読み取ることができるのは、一般的に占星術と呼ばれているものとは異なるものでしょう。天文学でもなく、宇宙の秩序の基底をなす叡智にアクセスする能力が必要になります。
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