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ツマグロヒョウモン蝶

今年の初夏から、7匹程、ツマグロヒョウモン蝶を、
空へ放ちました!

嬉しそうに、羽をはためかせ、身体全体を使って、
“いま、生きてる喜び”を、表現しながら
可愛く、可憐に、たくましく、羽ばたいて行きます。

5日程前に羽化をした、メスのツマグロヒョウモン蝶、
ケースの中で、羽ばたき過ぎたせいか、
右の羽が少し折れてしまっていました。
同時に羽化していた男の子と一緒に、ハチミツ水をあげました。

外に出すと、男の子は、元気に羽ばたいて行きましたが、羽が片方だけ少し折れた女の子は、羽ばたいて行かず、じっとしていました。

上手く飛べない蝶々には、危険がいっぱい。
車や、鳥、その他爬虫類、両生類、またクモの巣に引っかかり安いおそれなど…。

うちでハチミツ水をあげて飼おう、と思い、
さっきまで、うちにいました。

窓辺に、羽の折れたツマグロヒョウモン蝶の女の子が入ったケースを持って行くと、
外の光や風に、とても反応し、“バタバタバタ”と、
羽を激しく動かしました。

“そうだよね、やっぱり外に行きたいよね。”と
思い、ケースを外へ持って行き、ケースから出して、
私の手に乗せてあげると、
私の手から離れて、自分の片方の折れた羽も、一生懸命に動かし、飛び立ちました。

途中、玄関の門に一回止まりましたが、私がまた手に乗せてあげると、
高く高く飛んで行き、隣の家の屋根を超えて、
真っ青な空の中へと、飛んで行きました。

その姿を見て、“やっぱり、生き物ってたくましいな、すごいな。”と、思いました。

片方の羽が折れているのは、蝶々にとってはハンディなわけであり、ただでさえ、鳥やら他にもたくさん外敵がいる中で、自分の運命を背負いながら、懸命に命を輝かせて、未来へと希望を持ちながら、生きる姿を見て、
改めて、“昆虫には、私には、まだまだ計り知れない、強さ、尊さがある”と、思い、勇気や感動をもらいました。

さらに、今生きている、うちで飼っているペット、生き物達(ねこ、うさぎ、昆虫)が、最大限に、クオリティが高く、幸せに生きて行けるような暮らしをサポートして行けたら、と思いました。

昆虫は、長くても2~3年、蝶々達などは、短くて数ヶ月の間の出会いですが、その出会い1つ1つに感謝したいです。
彼らが命をもって教えてくれた、生き方、強さを、
忘れないように、私も、これからも(笑)たくましく生きて行きたいです。


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