後悔が人をつくる、のかも……
個人的な話ですが、
わたしは、あんまり後悔をしないタイプだと思います。
何か失敗をしたとき、その瞬間はものすごく悔いるんですが、
割とすぐに「まあ、仕方ない。次頑張ろう」と思うんです。
気持ちの切り替えは早い方なんじゃないでしょうか。
結構深めに落ち込んだ時でも、3日あれば大抵復活します。
ポジティブ、楽天的……
色々言葉はあるかもしれませんが、
そういう人間かなと自分でも思います。
でも、世の中にはいろんな人がいます。
一回落ち込むとなかなかそこから抜けられない、とか、
後悔ばかりしている、とか、
ポジティブ、ネガティブ、
言葉にすると、二つの相反した価値観になってしまいますが、
本当はポジティブの中にも、ネガティブの中にもいろんな層があって、決して二者択一ではないのでしょう。
わたし、自分を分析する癖があるので、
このポジティブ思考をよくよく考えてみたんです。
何かショッキングな出来事が起こると、
まずどうしてそんなことが起こったのか、自分に落ち度があったのか、
どう対処すればいいんだろう、
とあたふたするんですが、
しばらくすると、そんなあたふたしている自分が嫌になるんです。
で、自分を責めることに飽きてくる、
「起きてしまったこと、過ぎてしまったことは仕方がない」
と思うようになって、そうすると気持ちが落ち着いて、自然と浮上していく。
「ま、いっか」
は私の魔法の言葉で、少々の落ち込みなら、大抵これで復活します。
冗談抜きで。
で、ここまで話してきて思ったんです、
これって本当にポジティブ?
わたしはポジティブな人間なんだろうか……と、
ただ落ち込まないことがポジティブなわけではないし、
その逆で、ただ落ち込んでいる状態がネガティブなわけでもない。
わたしは占いをしているんでついつい思ってしまうんですが、
ポジティブ(積極性)を男性性、ネガティブ(内省)を女性性だとみるなら、両方とも必要なものだし、両方ともそもそも持っているものでしょう。
さっき話したわたしのポジティブ思考の中には、
起こった出来事の本質を見る、
ということが欠けている気がします。
「ま、いっか」
で片付けてしまう前に、
その出来事を一度深く受け止めて、ネガティブシンキング(内省)してからゆっくり気持ちを切り替える。
ということが必要だったのかなと、
それが欠けていたから、結局また同じことでつまづいてしまう……
なんて自分の人生を振り返って思うわけです。
もちろんこれは超個人的な話なので、みなさんに当てはまることではないと思いますが。
ネガティブもポジティブも、
写真のネガとポジみたいに相対的なもので。
表があるから裏があって、右があるから左がある、ようなもので、
どちらか一方では、どちらでもないわけです。
最近好きな曲の中で、
『We good』という曲があるんですが(JO1さんの曲です)
「後悔ない人生なんてサビのないポピュラーソング」という歌詞を聴いて、
なんだかふっと肩の力が抜けたんです。
今まで、できるだけ後悔はしないように、と思って生きてきたのに、
してもいいんだ……
むしろした方がいいのかも(個人的感想ですが……)
なんて思うようになったんです。
起こった後悔の伏線は、必ずしもこの人生で回収しなくてもいいのかも、
人生はそんなに長くないし、人間は完璧じゃないから、
いろんな失敗や過ちを犯すかもしれないけれど、
でもそこから学ぶことは計り知れない、
これも個人的な意見ですが、わたしたちは多分、学ぶために生きているんじゃないでしょうか。
この次の人生があるかどうかはわかりませんが、
宇宙的目線で見れば、わたしたちのこの経験が、学びが、きっと何かの糧になっている、そんな気がします。
そして、
次から次にやってくる厄介や、後悔なんかが、わたしを曲がりなりにも成長させてくれているんじゃないかと、
一点の悔いもない、ラオウのような人っているんでしょうか?
わたしには計り知れない境地なので、なんの憶測もできませんが。
きっと人生終盤になって振り返ってみて、後悔ばっかりが思い浮かんでも、
それも人生を彩る一色一色なんだと思えたら、それはそれで幸せなんじゃないかと、そうなりたいなと、
思ってます。
もし今何かに落ち込んでいる方がいたら、さっきの魔法の言葉、試しに言ってみてください。
騙されたと思って、声に出して。
結構、効果ありますよ。(超個人的感想ですが)
今回も最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
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