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BOOKフェア vol.2 出展します。

2023/7/15-7/30の間、神奈川県東林間にある、ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー様にて、土日祝日金曜日をメインにひらかれるBOOKフェア vol.2 に片足靴屋/Sheagh sidheというサークル名で出展します。会期や日時、会場へのアクセス、感染症対策へのお願いなど、詳細は下画像をご確認ください。

今回のBOOKフェアはアンソロジー・短編集がテーマとなっています。さまざまな書き手さんや、いろいろな世界が、集結です。当方は高確率でタイトルに人魚が含有される4種類の幻想文学っぽい短編集を出展します。以下、出展作品と、本文抜粋につながっていたり、だいたいこんな雰囲気ですといった紹介になるようなところへのご案内を、おしながきがてら、載せてみます。

まずはおしながきという名のPOPを。

西洋幻想文学のようなもの『人魚のはなし』『道化と偽王』『手品師と人魚』・和風幻想文学のようなもの『人魚のかたり』

幻想短編集『人魚のはなし』

泡と消えない人魚、妖精に愛された詩人、約束に喰らわれた学者。灰色の街を舞台として織りなされる、すべてがつながる4つの物語。

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幻想短編集『道化と偽王』

舞台は青灰の街。繰り返される祝祭につながれた物語群。ある年の祝祭、非番の男が夜に見つけた幼子は、母をもとめて泣き続け、川面のしたを燃えたままの巨大な人形が流れていく。ある年の祝祭、森の家にとざされていた異装の子供は、亡霊に手招かれ、夜の森へと裸足で駆け出す。ある年の祝祭、街の心臓たる広場には、王のなりをお仕着せられた男がいた。鈴の音を響かせながら、祝祭をころがす黒衣の道化が、銀皿に載せた冠を高くかかげる。廻る4つの幻想物語。

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幻想短編集『手品師と人魚』

『人魚のはなし』『道化と偽王』と同一世界観・登場人物一部重複の作品集です。

とある海辺の街の祝祭で、手品師のようなものに話しかけられて驚く人魚。内緒で一服中の男の前にあらわれた、星空のような目の者が披露した手品。パンケーキのぷつぷつに怯えることへの対処法。駅のホームで居合わせた相手が語る、遅延待ちの間のはなし。などなど、日常のような非日常のような、さかいの判然としない、14のおはなしをあつめました。

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断片蒐集和風幻想『人魚のかたり』

呼び出された喫茶店で叔父に手渡されたのは、留守宅の鍵と「ひとさかな」なるものについて綴られた紙束。椿ともる海辺、緑陰ゆらめく碧潭。ひととさかなのこいものがたり。あるいは、あるじするさかなのものかたり。噛み合うようで噛み合わない、あくがれさまようさかなとひとのはなし。

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以上、4つのおはなし群を、出展します。地に足のついていない、ふわふわとしたまやかしたち、もしご縁がありましたら。なお、随時、下にて情報更新中です。

また、上述した作品の世界観における小品であったり、文章のみが紙媒体に収録されている作品の装画と文章が一緒になっているもの(すべてではありませんので、どの作品がそうであるのかはサンプル画像としてUpしているもくじをご確認ください)『掌編幻想縦葉書集』を、デジタルファイル・マルシェ 403adamski 様にてDL頒布しています。作風や文体のおおよその把握につかっていただいたり、電子書籍派であるといった方へのご案内です。こちらはこちらでSampleがございます。


2023/8/4追記
会場であったギャラリーである、プラムツリーさんのオンラインショップにてBOOKフェア vol.2 出展作品ならびに常設のハンドメイド雑貨作家さんの作品が通販中です。2023/8/6 22:00まで。