見出し画像

【全90時間】タイ料理基本コース修了しました🇹🇭@タイ教育文化センター

2022年12月18日タイ教育・文化センター主催「タイ料理基本コース」を修了したので備忘録を残します。

**************
💡第16期タイ料理基本コース募集していました!
2023年5月14日(日)〜12月10日(日)開催
申込〆切4月24日(月)

**************

好きな食べ物は「タイ料理」

13歳で初めて食べてから好きな食べ物はずっと「タイ料理」。
タイ料理屋さんでバイトをしたり第3外国語としてタイ語を勉強したりしていましたが、社会人になったことに加えて近年はコロナもありなかなか接点がない状況でした。

「薄くて良いからタイとの接点を作りたい」、「気になることは仕組みから知りたい」という性格も相まって、業務外でやりたいことの1つとしてクリップしていたのが「タイ教育・文化センター」のタイ料理基本コースでした。

タイ教育・文化センター@錦糸町

■コース概要

炒飯(カオパット)。とにかく炒めものに苦労しました。

タイの伝統文化を伝えるために15年前錦糸町に設立されたタイ教育・文化センター。有名なタイ料理店「ゲウチャイ」の運営会社でもあります。
タイ料理の他にタイ語やカービングなども提供しています。

その中でタイ料理を理論から学ぶために開講されているのが全15回90時間「タイ料理基本コース」。
5月から12月に土曜日に月2回、11:00〜18:00に開講でした。

ただし7月はセンターの水道が壊れて休講。月3回はきつかった(以前は毎週あったらしく、それは絶対無理、、)

毎回の講座は調理+理論に分かれていました。
前半11:00〜14:00過ぎまでは先生の説明+調理→班ごとに調理実習→作ったものをランチとして食べるという流れ。
後半は15:00過ぎから18:00まで座学でタイの文化やハーブなど料理に関する理論を学ぶという流れでした。

そして最後2回は筆記試験と実技試験、どちらにも合格して全コース修了となり修了証取得という長丁場でした。

▼タイ教育・文化センタータイ料理コースブログ
http://thaiteccooking.blog.fc2.com/

■タイ人の先生と通訳さんとクラスメートたち

ヤング〜オールドココナッツの使い方。実際に削ったりもしました。

先生はタイ語で説明されるので、通訳してもらい授業は進みます。
今回の担当はダー先生と通訳の方、そして参加する生徒は5名でした!

元々タイ料理の単発クラスに通っていた方、タイに住んだことのある方、いつか出店したい方などモチベーションは様々でしたが、「タイ料理がとにかく好き」ということは全員一致。

調理は難しいことも多く、先生からのチェックもビジバシありましたが、和気あいあいとした雰囲気で学んでいきました。
ご家族やお子さんがいる方は実習で作った「お土産」も楽しみにされていました!

■5月〜11月:理論+実習期間

全30品を作りました。

「清潔な環境を作り、片付けではきっちり元に戻す」
「正確に計量する」
「食材の状態をよく見る」
「切り方や料理方法をよく見て真似する」
「再現できるまで練習する」
「美味しい見た目で出す」


タイ料理はもちろんですが、料理をする上で当たり前だけどなかなかできていないことを徹底的に叩き込まれました。

タイ料理はハーブ類が命!ガパオの種類も色々あると知りました。

一人暮らし調理が続くと、「レシピを見ない」「とりあえず中火」「計量はせずに醤油1回し」「材料は足りなくてもあるものでなんとかする」が染み付いているので、できないことが多くて落ちこぼれていましたが全てが真新しくて普段の料理にも良い影響を与えました。

カービングは私がクラスで一番下手でした。(写真は先生のお手本)

また、仕事がリモートが続いている中で、手を動かして料理を真剣に行うことでかなり頭がクリアになることも発見でした。

大好きなソムタムも叩いて作ると知る。

■12月:試験期間

最後の2回は筆記試験と実技試験がありました。
11月最後に実技のメニューを決めるくじ引きは全員が必死。すごい盛り上がりました笑

筆記試験は理論と料理の内容から幅広く。
テストがなかったら、理論編はすっぽり忘れていたかも笑
頭に叩き込みました。

筆記試験に合格した後は、実技に向けて1週間ひたすら試験メニューを練習。
炒め物1品とデザート1品がテスト課題でした。

塊肉は普段買わないので本当に苦労しました。

私は豚肉のレッドカレーペースト炒めとさつまいもの生姜煮でした。
豚肉を薄く切る、クロックでしっかりハーブを潰す、強火で炒める、面取りするなど採点ポイントがたくさんある課題でした。

当日は3時間の時間制限がある中2品+片付けがマスト。
試食した先生から「いっぱい練習したでしょ?」と言われて合格だった時は本当に嬉しかったです。

5人全員無事筆記+実技を合格して修了となりました!
久しぶりにCertificateももらいました。

テーブルセッティングも人生初!

錦糸町の面白さを知る

センターがある錦糸町はタイをはじめとするあらゆる国籍の方が多く住む街。
東京に長く住んでいたけれど、東京のことを全然分かっていないなと改めて感じました🤔

錦糸町以外だと食材調達できるのが新大久保と上野。
インターナショナルスーパーだと調味料の値段が2~3倍はするのと野菜がないので基本的には下記で買っていました。

■ヤオショー@錦糸町
アジア諸国の食材や調味料をメインに売っているスーパー。
普通の野菜もびっくりするほど安いので、授業後にタイ食材だけでなく小松菜とかも買って帰っていました。

ヤオショーでトムカーガイの材料を調達

■タイランド@錦糸町
タイ料理屋さん兼食材屋さん。
前一緒に働いていた方から別件で「錦糸町おすすめ飲食店リスト」をもらった時に知ったタイ料理屋さんでしたが、こんなに食材目当てに通うことになるとは思っていませんでした!

■アジアスーパーストア@新大久保/歌舞伎町
アジアスーパーストアは神!
ペーストを作る際などに使うクロック(重い石臼)を買って歌舞伎町を歩いたのは良い思い出。食材を買いにテスト前は通いました。

めちゃ重いけれどお気に入りのクロック

■番外編:タイランゲージステーション(TSL)@新宿
タイ教育・文化センターもタイ語クラスはありますが、もう1つ都内で気になっていた学校も数回見にいきました。(1.5h×4回文法)

壁一面にGMMをはじめとする俳優たちファンアートやポスターがずらっと貼られていて圧巻でした笑

2020年以来全然チェックしていないのですが、「タイ沼」熱ほんとにすごいんですね。ファンにはたまらん勉強環境だろうなと思いました。

料理きっかけで久しぶりにタイ語勉強するかと思い、11月急遽受けたタイ語検定は落ちました。来年はリベンジしたい。

タイ語検定も思ったより受験者が多いのと、老若男女あらゆる方が受験していて驚きました。

総括:「パッタイは超難しい」

大変すぎてタイ料理屋さんではパッタイを頼むと誓った日。

パッタイ、トムヤムクン(ナムサイ)、ガパオ、ヤムウンセンをはじめとする定番料理はもちろんそれ以外の料理に関して、「入っているハーブやスパイス」「料理区分」「作り方」がざっくり分かるようになりました。

計量はすごく繊細で10gの油を14g入れちゃっただけでも計り直し、ニンニクを炒めすぎたらやり直しなどなど失敗の連続。
一方で繊細なのに、炒め物をはじめとする料理の火力はめちゃめちゃ強くてそのバランスが最高に面白かったです!

ちなみに定番料理で圧倒的に難しいのと思ったのはパッタイ。
とにかく材料が多いし炒め加減や麺の状態が難しい。火力と体力と技術が必要な1品でした。

今後

卵焼き(カイジャオ)

本件は完全趣味の領域。
すぐに仕事にもつながらないかなと思っており、楽しみと種まき(どこにつながるか分からない部類の方の)です。

ただ、言語も場所も日常と違うところで体を動かしながら「測る」「真似る」「練習する」「人に出す」という作業はとても刺激的でした。

基本コースの後さらに高みを目指す方の中級コースもあり、来年4/1から約3年ぶりに開講されるようですが私は行きません。

でも単発クラスはまた行こうかな。
▼タイ教育・文化コース単発クラス
https://thaitec.jp/food/

今回の何よりの収穫はタイ料理好きメンバーとの出会い。
昔バイトしていた店をいえば「あそこ美味しいよね〜」とすぐ返ってくるタイ料理が好きな人たちとたくさん料理を作り、「ここのスーパーでタイ食材発見!」「パッタイを焦がした」「カナー菜(野菜)が売ってないから種買って育て始めた」とか連絡取るのがすごい楽しかったです。

目下みんなの悩みは先生のレシピが美味しすぎて舌が肥えたこと笑
皆を満たすタイ料理屋さんを発掘しつつ、まずは復習兼ねてタイ料理パーティーを開きます!
2023年はタイ滞在を目指して、、

以上!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?