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啓蟄(けいちつ)

木々たちが「冬はまだ庭にいる、
まだ雪が降っている」と言おうとも、
春はいる、私の心の中に春はいる。
-イワン・ヴァーゾフ

今日は二十四節気のひとつ、啓蟄。春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくる、そんな時期になりましたよ。という、知らせです。

「啓」は、ひらく、開放する、夜が明ける、「蟄」は冬の間、地中に閉じこもっていた虫のことを意味しています。おもしろいのは、この「蟄」の字。よくみると、「幸・丸・虫」とあります。

冬の間、丸くなっていた虫たちが、ようやく訪れた春の暖かさに、喜びを隠せずに這い出てきた。なんて、誰が作った字なんでしょうね。うまいなあ、と眺めました。

地上では、三寒四温を繰り返す毎日。それでも啓蟄を迎えると、ああ今年も春がひらけたな、と思える感慨があります。雨の中にも暖かさ、それを受ける花の色には温もり、ただひとつ、憎らしいのは花粉症。とうとう今年はなった模様です。。今日もいちりんあなたにどうぞ。

シロツメクサ 花言葉「約束」

私の心の中に春はいる


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