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ノーリスク・ワクワク。

というパワーワードが、8月末日に五反田の居酒屋で誕生した。
どんな風に生まれたかというと、とある大企業に勤める友人と飲んでいたときのこと。

彼は、私が立ち上げているノンカフェインティーブランド「HERBALANCE」の構想を1年半以上前に話したときに面白そうだね、何か手伝えることがあればと言ってくれていたのだが、改めて、

「まつこちゃん(私のあだ名)と一緒にやっていきたいとの想いは前から変わらず持っている、何か少しずつでもお手伝いできたら

との連絡をくれた。それで久々に会って最近の状況を話そうということになったのだった。

私は正直、「何か手伝うよ」「一緒にやれたら良いね」等の言葉をあまり信用していない。

と言ってもそういう言葉にネガティブな気持ちを抱いているわけではなくて、単純に自信がないので手伝ってもらうのは申し訳ないし本当に手伝ってくれるわけない、という思いや、

実際に何を手伝ってもらったら良いか分からない(というくらいの段階から手伝ってもらえたらこんなにありがたいことはないのだが、、笑)という心理状態からくるものだ。

なので「そうだね〜」と言いながら聞き流してしまうことが多い。

イメージ的には、告白されたんだけどせっかく「好き」って言ってくれているのにその後どうしたら良いか分からなくてとりあえず「ありがとう」って言ってそのままにする感じ…?

そういうわけで、彼が改めて連絡をくれて、「内心いつも応援している」と書いてくれていて、ずっと私の活動を見てくれてたんだなあ嬉しいなあと思いつつも、実際にはどうしたら良いか分からないまま、とりあえず会うことにした。

手伝ってもらうにしても、実際にどこまで時間を使えるのかとか、お金は払うのか?どのくらい?など、具体的なことって聞きにくいし、一般的な相場もよく分からない。私が近況や悩んでいることを共有しながらももじもじとしていると、彼が言った。

「僕は家庭のこともあるから勤めている企業を辞めるっていう選択肢は今のところない。でもその代わり、お金をもらう必要もない。」

えー、お金要らないの?たしかに立派な大企業に勤めてたらプラスで稼ぐ必要はない。でもわざわざ私の事業を手伝うことの彼へのメリットは…?と思っていると、彼が続けた。

「まつこちゃんはリスクをとっている。僕はとっていない。だから僕はお金は要らないけど、その分ワクワクさせて欲しいと思っている。つまり僕にとってはこれは、ノーリスク…

「ワクワク!」2人の声が揃った。

そっか、ワクワクしたいのか…!

私は大企業を辞めて3年以上が経ち、もはや企業にも勤めない立場にいるので、彼のような大企業に勤めている人にそんなニーズがあるなんてことは目からウロコというか、忘れてしまっていた。

と同時に、彼が私の事業にワクワクの期待を寄せてくれていることは、本当に涙が出そうに嬉しくて、ありがたい。

また、コンサル出身のくせに数字や事務的なことが苦手で落ち込んでいる私に対して、
「まつこちゃんはそのままで良いと僕は思うよ。作りたい世界を描いていくことが大事だよ。そしてまつこちゃんが苦手なことを得意とする人を探して、仲間にすることも
ということも言ってくれた。

実際にはしばらくは自分で何とかしていくしかなく、苦手なこともやらないといけないのだが、でも得意にまではならなくて良いのかも、と思ったら気持ちが軽くなった。

もっと自分がまずワクワクして、それを伝播させていかないと。それが結果的に共感、応援を生む。
そんなシンプルなことに改めて気づかせてもらった、そしてひとりじゃないんだと思えた夜でした。

もちろん具体的に何か手伝ってもらったり助言をもらえるのはとてもとてもありがたい。
のだけど、それよりも何よりもまず、応援や励ましの言葉をかけてもらえるとそれだけでありがたい。
なので、そういう言葉は常にお待ちしています(笑)

このnoteも、note始めようと思いながらも初noteどうしようどんなことを書けば…とグズグズしていたらPRの協力をしてくださっている方が、

「松見さんの文章はちゃんとしていると思う、編集的目線で見るとエッセイみたいな感じが向いていると思うから感じたことを素直に書いてみると良い」
と言ってくれたのでその言葉の余韻で、書けました。背中を押してくれてありがたや。。

これを弾みに思っていることや感じたこと等、ちょこちょこと更新していけたらと思います。

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