2024/04/13 NEWサドルお試しライド
D-309のフォークを換装した結果、元々ボーダレスカーボンハンドルバー2でかなりアップライトにしてあったのが輪をかけて上体が起きてケツ加重が大変なことになってしまったので、ブルベ界隈でも人気と噂のセラアナトミカのサドルを購入。
お試しのためにそれなりに長距離を乗るために行き先を検討した結果、街中を走らずに済むので北に向かってひたすら進み、県内最北の道の駅ゆとりパークたまがわを目指すことにした。
レザーサドルは初体験なのだがイメージ的にはケツにフィットさせるまではあまり乗り心地は期待出来ないという思い込みがあったのだが、中央のスリットの効果で乗り始めから馴染ませたレザーサドルのような乗り心地を謳うだけあり、こぎ始めて数分で素晴らしい乗り心地に感動を覚えてしまう。
ついつい普段であれば避けるような路面でも、その効果を体感したいが余りにそのまま突っ込んでしまうくらいに、突き上げをマイルドにいなしてくれる感覚はクッションサドルでは味わえない感覚だった。
普段より早めの時間に出たため萩を通過する際は必ず寄るパン屋は開店時間前に通り過ぎてしまうことが想定されたため、他に良いパン屋が無いか調べたところ道の駅阿武町にあるパン屋が9時開店でちょうど良さそうだったのでそこへ立ち寄ったのだが、9時を過ぎても一向に開店する気配が無く結局9時15分頃まで待っても開店しなかったためパンは諦める結果になってしまった。
阿武から先はひたすら日本海沿いを北上していくルートで、快晴かつ風も追い風基調でお尻の痛みも全く苦にならないレベルなのでとても快適に走れたのだが、快晴過ぎて日差しがきつく暑さを感じ始めたので午後の山口県縦断ルートが辛そうだななどと思う。
道の駅ゆとりパークたまがわや近辺は僻地の割にはお食事処が何軒か有るのだが、今日はポプ弁が食べたかったのでお昼は道の駅の目の前にあるローソン・ポプラでチキン南蛮弁当をご飯特盛りで頂く。
ゆとりパークたまがわを出てからはひたすら南下して、日本海から瀬戸内海を目指すC to C状態。
中国山地を縦断するのでそれなりに登りはあるものの、キツい斜度の登りではないためひたすらだらだら登坂。
こういった登坂はケツ加重が増えてダメージが倍増するものなのだが、セラアナトミカのおかげで全く気にならずむしろ全力でだらだらペダルを回すことが出来た。
大原湖を過ぎて佐波川沿いに南下するルートは緩い下り基調でひたすら直進なので基本的には座りっぱなしになるのだが、長時間走った後だとケツの痛みが耐えがたい状態になっているため時々ダンシングを混ぜてケツの痛みを紛らわせる必要があるものの、今日に関しては既に出発してから10時間以上経過しているとは思えない程度しかケツの痛みは出ていなかったため座りっぱなしで駆け抜けることが出来た。
結局今日はStrava計測で10時間強サドルに跨がっていたわけだが、ケツの痛みを紛らわすためのダンシングや、信号待ちで意識的にサドルからケツを離すような事をしなかったにもかかわらず、問題になる程度の坐骨の痛みが出なかったのは衝撃だった。
勿論痛みが全く無いわけではないのだが、サドルにケツを乗せていたくなくなるような痛みでは無く、路面の凹凸を拾った衝撃で突き上げられるような感覚もマイルドにいなしてくれるので、普段であればケツを浮かして衝撃を逃すような橋の継ぎ目や荒れた路面でもサドルにどかっと体重を預けたまま走れるので、ロングライドでの体力的な消耗も軽減してくれそうである。
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