見出し画像

南米初上陸

 秋学期に履修していた文化人類学の授業で、旅行は娯楽や余暇として楽しむもの、旅は「苦難を伴う移動」と教授が話していた。ペルー旅行は教授の言葉を借りると、旅行というより「旅」だった気がする。

 2月2日、30時間かけてようやくペルーの首都リマに到着。飛行機から見たリマは暗かったが、空港内、そして空港の外はあの時間でも旅行客やタクシーのドライバーで賑やかだった。疲労は限界ギリギリまで来てた。高かったけど、本当に空港直結のホテルを予約していてよかった。予約した時の自分、本当にありがとう。

 ホテルに着き受付へ。「How do you pay?」と聞かれ、限界ギリギリの私の頭は固まった。「もう支払い済んでるはず。予約したアプリ上にカード登録したし、、、」。この事を説明すると、保険のためカード情報が登録されてるだけで支払いはまだ済んでなかったらしい。支払いタイミングはいつなのか、しっかり確認しないといけないなと反省した。

 部屋に着いた。ベットが2つ、バスタブ付きのシャワー、トイレ、洗面台、すごく綺麗なホテルだった。外の景色はもちろん暗くて見えない。最後の力を振り絞って、シャワーを浴びて、髪を乾かして、寝た。あー、ここまで長かった。床と平行線で寝れるってこんなに幸せなのか、としみじみした日だった。さあ、明日はマチュピチュに行く中間地点に向かう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?