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メロディ創作のレベルを底上げする - 「メロディ作りに強くなるnote」

作曲の先生として活動する内山です。

作曲をするうえで、多くのひとは以下のような悩みを抱えています。

  • メロディ作りが毎回あまりにも感覚的すぎて、仕上がりにムラがある。

  • いつも似たようなメロディばかりになってしまう。

  • メロディを作るのに時間がかかる。

私がこれまで作曲に取り組み、また作曲を教える立場として10年以上いろいろなひとを見たきた経験から、これらの悩みは

「メロディの構造を理解すること」

によって改善できる、といえます。

ここで述べた「メロディの構造」とは、いわばメロディ作りの道しるべのようなものです。道しるべ(=「メロディの構造」への理解)があることでどのような意識を持ってメロディ作りを進めればいいかがわかり、メロディ作りに確信が持てるようになります。

他にも、その道しるべがあることで

  • メロディの品質が常に安定する

  • メロディを作るスピードが速くなる

などの効果を得ることができます。

■ 私の作曲レッスンにおける例

私が実施している作曲レッスンでも、メロディについて取り扱う際には必ずこの「メロディの構造」を会話の中心に据えています。

  • 「この部分のメロディが〇〇、だからこれ以降はXXに…」

  • 「メロディの構造が△△になっているので、それを改善するために…」

というような発想によってオリジナル曲のメロディを磨き上げることで、レッスンに参加しているみなさんが自分自身のメロディ作りに自信を持ち、満足度を高めながら曲を完成させていきます。

【メモ】長くレッスンを受けている生徒さんは下書きの段階でそのような発想が垣間見えるメロディを提出してくるもので、その聴きごたえのある音の展開にいつも驚かされます。

まさにこれこそが「メロディの構造」およびそれを踏まえた「効果的なメロディ作り」を理解し、メロディ作りを柔軟に乗りこなしている姿だといえます。

■「メロディ作りに強くなるnote」について

今回私がまとめたこちらの「メロディ作りに強くなるnote」は、まさにその「メロディの構造」について詳しく整理し、それをメロディ作りにどう生かすべきか、という点まで解説したものです。

本noteでは、ポップス・ロックにおけるメロディの構造を「5つの視点」によって分類し、それらがメロディの品質にどうつながるかという点について詳しく述べています。

以下は、その中身を概要としてまとめた一覧です。

第1章:メロディ作りに活用できる『5つの視点』
1-1:音使い
1-2:リズム
1-3:音の進め方
1-4:始め方/大きさ/置き方
1-5:モチーフ
第2章:メロディ作りの実践
2-1:メロディの歌い始め
2-2:メロディの展開
2-3:メロディの修正
その他

解説にはヒット曲の譜例を数多く盛り込み、実在するメロディをもとに理解を深めていける内容としています。

また、本書の終盤に位置する第2章では上記で挙げた「5つの視点」をもとに、メロディ作りを実際にどう進めていくことができるか、という点についても解説しました。

■ 本noteにて取り扱っているジャンルおよび対象レベル

本noteでは、

「『(ポップス・ロック等の)歌のメロディ』を作ること」

を前提として解説を進めています。また、「メロディの構造」という観点から、同じ概念をその他ジャンルおよび形式のメロディにも流用できます。

対象レベルとして想定しているのは「作曲未経験」および「作曲初級~中級以下」です。

■ 当noteの対象者

  • もっと良いメロディを作りたいひと

  • メロディ作りをコントロールしたいひと

  • メロディに対する理解を深めたいひと

※なお、本noteは約5万字のボリュームとなっており、メロディ作りを進めるうえでのガイドラインとして、またメロディ作りに行き詰まってしまったときのヒント集として、何度も読み返していただくことを前提としてまとめています。

感覚的に対処しがちなメロディについて、構造から理解をして筋道を立てて組み立てられるようになることでメロディ創作の満足度は必ず高まっていきます。

この「メロディ作りに強くなるnote」の内容を身につけて、これまでよりも数段上のレベルに位置する質の高いメロディ作りに取り組んでみて下さい。

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