作曲カフェを始めるにあたって思うこと。

6/10 土曜日 
どんな方がやってくるのでしょうね。楽しみです。発表しているゲストは、香川県在住の音楽家橋本秀幸さんです。

ピアノデイというイベントで、橋本さんが即興で奏でている姿を観て、驚きました。
そのとつとつと音楽で語るシンプルさ、何ー?!こんなにシンプルに響かせられる人がいるんだな、と、思いました。環境音にも紛れても、風にのり響く、そんな音楽です。

そして、シンプルになるまで、研ぎ澄まされていることにも驚いたのでした。お菓子で例えると、こしあんの黒糖お饅頭です。……はい。わかりづらいですね。

これまで、お仕事させていたただく中で、音楽を楽しむって何だろうか、過ごす環境について、考えさせられていました。

今回、会場となる「高架下空き倉庫」は、地域交流の場所として貸し出されている場所です。

人がいなければがらんどうのような場所です。

なぜそこで?

杉並公会堂のように素晴らしい音楽ホールがあるにも関わらず……

初めに訪れた時、洞穴のようなイメージを持ちました。

洞穴体験から、始めてみよう。

何もないところから、人間がどのように歩み始めるのか、それが、音楽の始まりではないか、なんて、思います。

音楽を知るきっかけは、学校の音楽の授業であったり、放課後の音楽教室だったり、自宅の静かな時間だったり、本や映画、ゲーム、メディアだったり、します。

でも、本当の媒介は人ではないかと思います。

音楽を楽しみたい方へ届けられる環境設定をする、そのような人に会うことではないかなぁと。

作りたい方が学びたい方へ聞く。

作ったものをアウトプットする。

好きな音楽家が見つかる、聴くことができる、観る、音の振動を間近で感じたいと思うことを、シンプルに楽しんでいいのではないか、と、思います。

作曲は、音大や芸大に行ったわけでもなく、誰かに習ったというよりも、音楽を知る機会に恵まれたな、と、思います。どちらかと言えば、「聞く」「聴く」体験をさせていただきました。

小学校2年生ぐらいの時、「オリオン座の話」が、国語の教科書に載っており、国語の授業でしたが、音楽のような時間でした。手元に楽器はありませんでした。お話に浮かんだメロディーをつけた。それが、わたしにとっての作曲体験でした。ピアノは自宅にあり、身近な方がダルクローズ音楽教育法を学んでおり、ピアノもよく弾いており、その影響はあったかな、と、思いますが、「あのね」と言うように、こどもは、よく歌うものです。音楽講師として、お仕事させていただいた時期がありますが、どちらかといえば、学びたい方です。

こどもは、みんな作曲家、と言えると思っています。

クラシックの道を極める……それは、また、厳しい道があろうかと思います。

作曲カフェは、自宅のリビングで行ってきたことです。

音楽を伝えるには、言葉ではなく、音楽で伝える方がよいかなぁと思っています。音楽は言葉で語り尽くすことが到底難しい、そのように思います。

間口を広げ、敷居を低くすれば、本当に届けたい方に届けられるかと言えば、そうでもないかな、と、思っています。

憧れを遠くに置きつつ、という距離感は案外大事なリアルだと思います。

観客がいないとLIVEとは、成り立たないものです。

真意は、本当に音楽を楽しみたい方へ届けること、一緒にその時を楽しむことです。

そして、新しいメロディーや和音の響きを知り、新たな曲やダンスが創出できる機会になれば、
本当にうれしいです。それから、曲から群舞ができたら、いいなぁと思います。(欲張りですね。)

誰かを弔うこと、悼むこと、日々を楽しむこと、何気ない時をおかしむこと、ふと、音楽があってよかったなと、今日も思います。

昨日、気づいたのですが、今回のゲストは、Spotifyでは、すでに70万人以上のフォローを生んでいる音楽家さんですね。

最新シングルやこれまでの作品から、静かな音楽への決意を感じています。フォローの人数ではなく、演奏を聴いて、このようなアプローチもあるんだな、と、じんわり伝わり、古典と新しさが混じって、100年後も響いて欲しいなぁと、思い、お声がけさせていただきました。

6月10日(土)は、15時開場、16時開始。

タイムテーブルは、後日あげておきます。
最後にオープンマイクございます。
あなたの演奏もお待ちしております。

お席が若干ございます。
ご予約の方を優先的に前方のお席にご案内させていただきます。

ご予約は、sakkyokucafe.staff@gmail.comまで、ご連絡ください。お待ちしております!

誰ですか、「かてぃんさん、呼ばへんの?」って言っている方、6月10日は、大阪ですやん。
異次元スウィング、そんなミラクル、あったらいいですね。


作曲カフェ
パキラとパキラパキラより


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