国際親善試合 フランス代表vsドイツ代表



Guten Tag!!!

我が親愛なるドイツ代表。

自国開催のEURO2024に向けて親善試合でしか調整の機会がないドイツ代表。
ナーゲルスマン新監督を迎えたものの、これまで強豪との対戦はなかったにも
かかわらず思ったほどの成績を出せていない中、フランス戦に続き強豪国との
対戦となってしまいましたが、ドイチェ・バンク・パルクで開催された
オランダ戦は2-1でドイツがオランダに勝利しました。
※試合は現地時間3月26日(火)開催。

さて試合の方ですが…その前にフランス戦同様、
故ベッケンバウアー氏と故ブレーメ氏に黙祷を捧げてからのドイツの
キックオフとなりました。
ドイツの2ndユニは、一昔前のデザインと比べると、最近のトレンドていう
ことになるのか、一風変わったデザインに見えますな。
そんな前半4分、ドイツは自陣左サイドでのスローインからミッテルシュテットが
後方へのパスを試みたところ、これを読んでいたデ・パイがカットすると
ターが追撃するもデ・パイはPAまでボールを持ち上がります。
タメを作って味方の上がりを待ってPA外ながら中央部へクロスを入れると、
ここにフリーで飛び込んできたフェールマンがダイレクトヴォレーを放ち、
これがドイツゴールに突き刺さり、0-1とオランダが先制します。

しかし、ホームゲームながら先制されてしまったドイツは前半11分、
自陣後方からリュディガーのロングボールからオランダ陣内へ侵攻すると、
左サイドでロングパスを受けたヴィルツから左HSで裏抜けしたギュンドアンへ
パスが渡るとPA内で仕掛けたギュンドアンに対しオランダDF陣がブロックに
入ったところ、最終的にCKでのリスタートなりますが、
このショートコーナーを受けたムシアラがPA外ながら左HSでフリーの
ミッテルシュテットに落としのパスを入れると、これをミッテルシュテットが
左足でダイレクトシュートを放ちます。これが左上隅のクロスバーに当たって
ゴール内に収まり、ミッテルシュテットが失点のミスを帳消しにするゴールで
ドイツが1-1として早々と同点に追いつきます。
更にミッテルシュテットにとっては代表初ゴールとなります。

ドイツは中盤に入った前半18分にもオランダ陣内でボールキープし、
相手の守備ブロックを揺さぶると左HSでムシアラがボールを持つとその時
ギュンドアンがオランダDFライン裏へ飛び出し、ムシアラのスルーパスを
受けたギュンドアンがPA内へ侵入し左足でシュートを放つもここは
GKフェルブルッヘンがブロックしてドイツの追加点とはなりません。
ただ試合の流れとしては、フランス戦同様ドイツが強豪相手でも自分達が
ボールキープする時間が長く、選手達が巧みにポジションを変えながら
スペースでパスを受けてシステム的に重心がやや後ろになりがちな
オランダに対して押し気味に試合を進めている印象です。
これに対してオランダは、システムの重心が後方にありながらもいざ
ドイツからインターセプトすると前線のデ・パイやマーレン等のスピードを
いかした速攻からドイツDF陣裏のスペースを突いてゴールに繋げたい…
ていう狙いがあるように映ります。

ただ、終盤になってオランダがボール保持の主導権を握ってドイツの
ブロックを自陣へ追いやると前半33分にドイツ陣内左HSでFKを得ると、
ブリントが対角線に裏のスペースへのロングパスを送ると、ここに飛び出した
デ・リフトが頭でゴール前へ折り返すとここに飛び込んできたマーレンが
シュート…を打つ前にギュンドアンがカットしてドイツはオランダのシュートを
未然に防ぐことに成功します。
その後は両国ともに中盤でボールの奪い合いを展開しますが、ともに決定的な
チャンスを作るところまでは達することができず、前半は1-1の同点で終了。
後半へ続く…。

さて後半。
立ち上がりはオランダがボール保持の主導権を握り、ドイツは前線からの
プレスをかわされると引き気味に4-4-2のブロックを形成してオランダの攻撃に
備えるといった様相であります。
そんな後半5分、オランダが右サイドでCKを得ると、一旦ボールは浮くものの、
PA外ながらマーレンがこぼれ球に対して強烈なヴォレーシュートを放ちますが、
これはGKテア・シュテーゲンが正面でキャッチします。
オランダは更に後半7分に自陣中央でパスを受けたデ・パイが前方のスペースを
突いて自らドリブルで持ち上がってドイツ陣内へ侵入すると、アンドリッヒの
追撃をかわしてバイタルエリアまで到達するとここでアンドリッヒと
ミッテルシュテットのチャージを受けてファウルとなり、PA手前でオランダが
FKを得ます。アンドリッヒにイエローカードが提示されます。
これをブリントが直接狙うもボールはクロスバーの遥か上を外れていき、
オランダは勝ち越しのチャンスを逃してしまいます。

オランダは後半12分にも自陣ゴール前までドイツの侵攻を許すもインターセプトに
成功するとそこから速攻で反撃に移って右サイドからドイツ陣内へ侵攻すると
バイタルエリアで左サイドに展開すると最後はフリーのラインデルスが
右足でシュートを放つもボールは枠の外となってしまいます。
ここでやや押され気味のドイツが交代策を実行し、アンドリッヒに代えてグロスを、
更にギュンドアンに代えてフューリッヒを投入します。
それでも押し気味に試合を進めるオランダは後半16分、後方からの縦パスを
デ・パイが捌いてスペースへ飛び出したマーレンが受けるとスピードを生かした
持ち上がりでPA内へ侵入、エンドライン際からマイナスのクロスを上げて、
そこにフリーのデ・パイが上がってきてシュートを放ちますがこれもクロスバーの
上へ外れていき、オランダはまたも勝ち越せずにチャンスを逃します。
ここでオランダも交代策を施し、ラインデルスに代えてティンバーを投入します。

序盤の攻勢で仕留めることができなかったオランダに対して今度はドイツが
ボール支配の主導権を奪い返すとヴィルツに代えてミュラーを、そしてハヴァーツに
代えてフュルクルクを投入し、一方のオランダはスハウテンに代えてデ・ローン、
デ・パイに代えてガクポ、更にマーレンに代えてヴェホーストを投入し、
両国ともに終盤の攻防に備えて交代のカードを切ります。
するとドイツは後半31分、自陣でのビルドアップからフュルクルクが縦パスを
受けると右でフリーのミュラーへ流します。そしてミュラーは更に右HSをフリーで
上がってくるムシアラに渡すと、パスを受けたムシアラがPA内に侵入して右足で
強烈なシュートを放つもここはオランダGKフェルブルッヘンが左手一本で
セーヴします。
そしてドイツはこの試合最後の?交代のカードとしてこの日1ゴールの
ミッテルシュテットに代えてラウムを、更にキミヒに代えてヘンリヒスを
投入します。

押し気味に試合を進めるドイツは後半37分、デ・リフトの縦パスをカットすると
ここからビルドアップを始め、左サイドでフューリッヒがクロースとのワンツーで
オランダ陣内の空きスペースへ抜け出すと中央部へパスを送り、これを受けた
フュルクルクが右へ流すとここに飛び込んできたミュラーがシュートを放ち
ますがここでもGKフェルブルッヘンが左手一本でセーヴします。
その後攻勢を仕掛けるドイツは後半40分、左サイドでCKを得るとクロースが
ゴール前に上げたボールを集団の中で競り合ったフュルクルクが肩?に当てて
ゴールを狙うも、またもGKフェルブルッヘンが片手でボールを掻き出したものの、
GLTによりボールはゴールラインを割っていたとして、ドイツが2-1と土壇場で
逆転に成功します。

オランダは最後(だと思いますが…)の交代策としてこの試合先制ゴールの
フェールマンに代えてウィーファーを、そしてブリントに代えてシャビ・シモンズを
投入します。後半A/Tにはその代わったばかりのシャビ・シモンズやヴェホーストが
シュートを放つものの、これはドイツGKテア・シュテーゲンがキャッチングして
抑え、オランダの攻撃からゴールを守り切ったところでA/Tが既定の時間に達し
試合は終了。ドイツがフランス、オランダ相手に連勝を飾っています。
…まぁ、これがEURO2024での成功を保証するものではないと認識はしてますが…。

ゴール

▼ドイツ

前半11分:ミッテルシュテット
後半40分:フュルクルク

▼オランダ

前半4分:フェールマン

▼出場メンバー

○ドイツ

GK:テア・シュテーゲン
DF:キミヒ、リュディガー、ター、ミッテルシュテット
CMF:アンドリッヒ、クロース
OMF:ムシアラ、ギュンドアン、ヴィルツ
FW:ハヴァーツ

▽交代
ギュンドアン→フューリッヒ、アンドリッヒ→グロス、ヴィルツ→ミュラー、ハヴァーツ→フュルクルク、
ミッテルシュテット→ラウム、キミヒ→ヘンリヒス

イエローカード:アンドリッヒ、クロース、

監督:ユリアン・ナーゲルスマン

〇オランダ

GK:フェルブルッヘン
DF:デ・リフト、ファン・ダイク、アケ
MF:ダンフリース、スハウテン、フェールマン、ブリント
ST:ラインデルス
FW:デ・パイ、マーレン

▽交代
ラインデルス→ティンバー、スハウテン→デ・ローン、デ・パイ→ガクポ、マーレン→ヴェホースト、
フェールマン→ウィーファー、ブリント→シャビ・シモンズ

監督:ロナルド・クーマン

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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