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宇部で村野藤吾建築を観てきました

こんにちは。1月は晴れる日が多いからなのか、家の近くからも富士山が見えることが多い気がします。

さて、年末に山口県の宇部市に初めて行く機会があり、村野藤吾氏の建築群を観てくることが出来ました。写真で観るのと、実際に観るのでは、かなり印象が異なりますね。


宇部市渡辺翁記念会館

JRの宇部新川駅に到着し、徒歩でまず向かいました。村野氏の建築物の中でも、特に有名な施設かと思います。1937年の竣工で、国の重要文化財にも指定されています。

実際に行ってみると、正面の公園から木立を抜けてアプローチする道がとても気持ちよく、市民に広く開かれた建築であることが実感できました。渡辺翁(渡辺祐策氏)の像もあり、説明文を読んだのですが、このお方すごすぎます。

炭鉱開発を軌道に乗せた後、数々の産業を宇部で起こしたそうです。シリアルアントレプレナーという言葉は当時なかったと思いますが、まさに体現している人物かと思いました。

宇部興産ビル (ANAクラウンプラザホテル宇部)

1983年に竣工された、村野氏にとって最晩年の建築です。こちらは、街の顔としての存在感がすごかったです。山口宇部空港からバスで宇部新川駅へ向かったのですが、駅が近づいてきたときにドーンと目に飛び込んできました。

村野さんの建築はエクステリアの色味に統一感があり、それが街の特色にもなっている様にも感じました。新しく作られたマンション等も、この色合いに敬意をもって、トーンを合わせにいっている様な印象を街全体から感じました。

ヒストリア宇部

こちらは、宇部銀行の本店として使われた建築で、1939年竣工と歴史があります。現在は、多目的施設として使われ、カフェKikiという絵本の読めるカフェにも立ち寄りました。

この建築は内装も興味深かったです。窓や天井の意匠が面白い様に感じました。

番外編 味の三平

また、宇部はラーメンが有名です。こちらの味の三平さんにお邪魔しました。とても美味しかったです。開店前から待っている方もおり、とても愛されていることがうかがえました。

気が向いたらポルトガル語訳してみたいと思います。


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