2,280円がもたらす幸せの名は座布団

無印良品週間で、座布団を買った。

オチわた入り座ぶとん1,490円と、生成のカバー790円。合計2,280円。


我が家のテーブルはソファに合わせた高さではなく、俗に言うローテーブルだ。食事をとるときは床に座らないと高さが合わない。

リビングのフローリングの上にはセキスイの畳マットが敷いてあるが、それでも直接床に座っていると腰とお尻が痛くなる。

これは不快だ、いつか座布団が欲しい、と思いながらも、一人暮らしを始めて3ヶ月が過ぎていた。


都内へ用事があってその帰りになんとなく無印良品に寄ってみたら、思っていたよりも低価格でちゃんとした座布団が買えると分かって、そのまま購入して帰ってきた。


3ヶ月間の不便さ、お尻や腰の痛み。

2,280円。

天秤にかけて、うーん、どうだろうか、と思う。


いくらお金がないとはいえ、生活必需品のレベルだったのではなかろうか。だって食事は一日に3回。それ以外にも、本を読むとき、メイクするとき、ネイルするとき、書き物をするとき、いろんなときに床に座った。

うーん。

2,280円さえ、もう少し早く払っていれば、この3ヶ月間も快適にローテーブルと共生できたのか。


何にお金を使うべきで、どう使えば自分が豊かで幸せになるか、だいぶわかってきたつもりでいたがまだまだこれからだ。

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