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約5年間の音楽活動を通して学んだこと

本日は「約5年間の音楽活動を通して学んだこと」です。

ちなみに以前こんな記事を書きました。

前回は「実用的に医師業が音楽活動で使えるのか?」について論じたのですが、今回は「医師やりながら音楽活動してみて素直に感じたこと」について書きたいと思います。

ちなみにはっきりと自分が音楽活動を始めた記録(動画)があります↓

この日を境に、医師をしながらの音楽活動が始まりました。

※今回のサムネは約5年前のセッションでの様子。格好が若い…!

概要

こんな感じです。

・音楽は技術じゃない要素がものを言う
・音楽活動は会社に似ている
・自分が狭い世界に生きていたことに気づいた
・自分にとって何が幸せか突き詰めて考えるようになった
・読書が習慣になった

それぞれ見て行きましょう。

音楽は技術じゃない要素がものを言う

実は恥ずかしながら音楽活動を始めた時は、医学を勉強したり、スポーツで技術を磨いたりするテンションで音楽活動に望んでいました。(医者は体育会系)

しかし、途中で「あっ、なんか違うな」と気付きました。

極論、例えば医者なら世界一オペが上手かったり、短距離走選手なら世界一足が速かったりするだけで、それなりにサポーターがつくし、目標達成できるんですよね。技術や知識を磨き続ければそれなりに結果は出る。(いや難しいことなんですけどね)でも音楽はそうじゃない。

世界一歌が上手かったり、世界一カッコ良い曲を作ったりしただけでは、何も起きない。周りを魅了する努力、そしてそれを周知させる努力をしないと結果は出ないのです。周りが魅力に感じるのは、積み上げた技術以外の要素だったりするからなんですよね。

要するに「そもそも人間として魅力的でないとダメ」ということ。医師も魅力的であってしかるべきですが、日々そこに力を入れているかというとそうではないんです。

これは5年経って、ようやく身に沁みて感じるようになってきたことですね。

音楽活動は会社に似ている

音楽活動というのは、基本的にPDCAサイクル(Plan計画Do行動Check評価Action改善)を回して、少しずつ作曲やブランディングを改善させていくことの繰り返しです。そしてそれを繰り返していくうちにラッキーなことに自分のことを気に入ってくれる方々が出てきて、ライブに来てくれたり、曲を聴いてくれたりする。

つまりアーティスト(社長)、曲(商品)、顧客(ファン)ということ。そう捉えるならこれはもう立派に会社です。

もちろん医師もオペなどでPDCAを回すことはあると思いますが、ブランディングやマーケティング、などのような会社で大事になる要素は医師業にはないので、違った面白さを音楽活動に日々感じています。

自分が狭い世界にいたことに気づいた

音楽やっている方やライブに遊びに来てくださるお客さんには色んな立場や職業の方々がいます。

一方で医師は昔から「外の世界に触れる機会が少ない」と言われています。医療者以外とのコネクションを作る機会がないからです。

これは実はある程度はしょうがないことで、僕らの仕事って多種多様な職業の人と関わらなくても回るからなんですよね。

あと普通に医師をやっていたら正直、時間的余裕もウィルパワーもない。あったとしても、ある程度年齢重ねてからです。

帰国子女でもある自分は「意識的に外の世界を見るようにしよう」とは心がけていましたが、実際音楽活動を通して色んな方に触れてみて「こんな世界もあるんだ」と感じることが多いです。

違う世界があることを知ると自分のことを俯瞰で見れるようになるので、日々とても学ばせて頂いてます。

自分にとって何が幸せか突き詰めて考えるようになった

「価値観=自分にとって何が大事か(幸せか)」と定義します。

価値観って「住んできたところや親、仕事上の付き合い」つまり「環境」で形成されていくと思うのですが、勤務医からパート医師に変わり、音楽活動も始めて、環境が大きく変わったため、価値観にも変化が起きました。

医師だけやっていた頃は、とにかく仕事をして、自分を高めていくこと、努力や研鑽こそが人生において大事だと思っていました。日々が目まぐるしく過ぎていき「自分はどうしたらハッピーか」なんかには考えが及んでいませんでした。(僕にはキャパオーバーだったのかもしれません)

しかしそんな生活をしていたら、ふと気持ちが落ちてしまい、音楽活動に心の拠り所を求めたわけですが、そこで初めてしっかりと「自分にとって何が幸せか?」を考えるようになりました。

5年前の自分にとっての幸せは「音楽を再びやること」でした。

今はさらに突き詰めて「自分の音楽を通して色んな人と出会ったり、自分の音楽で人を元気付ける」ことが幸せなんだな感じるようになり、そのために日々頑張っています。

「元気付ける」は医師業にも結びつけられる要素なので、これは発見でした。

読書が習慣になった

話が戻るのですが「音楽活動は会社と似ている」と捉えるようになってから、そういう知識も欲しくなり、まずは社長をしながら音楽をやっている友達を真似して読書するようになりました。

読書はここ1年くらいの習慣ですが、今のようなライフスタイルになっていなかったら、時間的にも思想的にもできなかったことなので、とても良かったことの一つです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「帰国子女で良かった点、悪かった点」でも書きましたが、「色んな視点を持つことで人生は豊かになる」と思うので、改めて音楽活動しながら医師業をやるようになって、本当に良かったなと思いました。 

明日は僕流の「本の探し方」について書きたいと思います。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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