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昭和に生まれ、平成で育った私達が令和とどう向き合うのか

令和になってもうすぐ1年。
誰も予想していなかった"コロナ"という爆弾。
この爆弾により私たちの生活は強制的に大きく変わることとなりそう。

1年前から下書きのまま放置になっていた、自分の文章がまさに今を予測していたからビックリ。
ということで、下書きになっていた約1年前の投稿を今更ながらアップさせていただきます。笑

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失われた30年と言われるほど、大きく世の中が動かなかった平成。
令和になってまだ数ヶ月だけど、世の中の前提が大きく変わる変革期がもう間もなく訪れる感覚がある。

今予想していることがどれだけ現実になるか。
未来を想像する力がどれほどあるのか確かめるための備忘として。

◆社員を抱える会社が危機に
言葉だけが一人歩きする働き方改革。
昭和は「終身雇用」や「年功序列」が大前提の時代だった。
真面目で勤勉な日本人。
その民族特性がゆえ、この国は平均点文化であるから同じ世代の中でどれだけ成果を上げる人でも、どれだけ成果をあげられない人でも報酬や役職階級に然程の差はつかない。
ある意味保証されていた"安定"が約束されていたから満足した職級・昇給がなくても転職を考える人の方がマイノリティだった。

しかし働き方改革という名の勤務時間の減少によって、これまでは一定の成果を上げるために必要だった残業前提に「時間制限」が課せられ生産性の向上を求められるようになった。
だがそんなに簡単に働き方は変わらないし、ましてや限られた時間で生産性を上げることを求められても急には困難である。
勤務時間の減少=パフォーマンスの低下

利益率の低い企業は人件費という最大の固定費が圧迫し、存続を脅かしかねない。
【利益率が低い業界×社員数の多い企業】は
社員に依存せず売上を上げる仕組みを作らなければ、きっと今後はあっという間に赤字会社となる可能性が多分にある。
多様な価値観がインターネットを通じて自由に点在することこそが脅威。
働く意義を見いだせていない社員が勤勉に誠実に働き続けてくれるというのは、幻想であり性善説でしかないため、所属する会社で働く意義を唱えられない社員を多く抱えている会社があれば、それは倒産へのカウトダウンが始まっていると感じる。

◆ 5+5=10の方程式だけが正解という考え方の終止符

"10"を導き出す方程式は幾通りもある。
「100-90」も「2×5」も「3+7」もどれも正解だ。
だがしかし、現在の日本教育は教えていない事は正解にはならない。
10の導き出し方を「5+5」としか教えなければ、それ以外は不正解。

社会に出てから私はずっとこの考え方に違和感があった。
正解はひとつじゃ無いはずなのに、教えられたこと以外は正解にはならない(評価に値しない)という奇妙な考え方。
プロセスと結果が定められた方程式にハマっていないと正解とならなかった考え方にもそろそろ終止符が打たれる頃かと。

インターネットのおかげで大抵のことはGoogle先生が教えてくれる時代。
本来身近でもなかった情報が舞い込みやすくなり、価値観の多様化が一気に加速。
何を正とし、何を悪とするかもこれまで個人個人が持っていた倫理観を維持し続ける方がもはや判断が難しい世の中だ。

これまでは正解となる方程式を組織が定義していたため、それを”真似る”ことで評価をされた。しかし、多様化が進む現代では実践と学びから自分なりの正解を見つけていかなければいけない。

この時代に何を選択し、どう生きるのか。
”個”としての考えが問われる時代にきっと突入する。
誰かが導いてくれる正解は正解でなくなる。
だからこそ自己を革新し、新しいモデルを創っていかなければ生き残れないのだ。誰かが導いてくれる正解に乗っかる時代はきっともう終わる。

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