見出し画像

バンギャと、はじめてのVリーグ

気づけば人生の半分近くをひとつのバンドの追っかけに費やしているバンギャです。思えば遠くへ来たもんだ…。

ちなみに、バンギャ、と言っておきながら、全然ギャルな年齢ではなかったり。ただ、気持ちはいつまでもバンギャということでこう名乗ってます。(これ大事)

これは、そんなひとりのバンギャがW杯2019男子バレーをTVで12年?ぶりに観てどハマりし、そこからVリーグ観戦にひた走った4か月間と、いちバンギャからみたVリーグの不思議な点を振り返って備忘録的に残しておこうかな日記です。(めちゃくちゃ長くなった)

この4か月、決められた日時・場所に(基本的に)有料で人を集めて、そこで最高のパフォーマンスをする、というのはバレーボールもバンドも同じなのに、そこに至る過程やらフォローはこんなに違うのか!といちバンギャとしてはいちいち衝撃だったので…。笑 記憶は薄れるけど記録は残る。

あ、ちなみに私はVリーグ成立のあらましやら新生Vリーグになってホームゲームの自由度が高まったと言われても、これまでを知らないので正直よくわからないけれど、要は『自分たちで主体的にお客さんを集めて収益だしましょうね』ってことでFA?って認識でここから先の部分を書いています。(違ってたらすみません)


1.私とW杯2019男子バレー

好きなバンドを追いかけて年中あちこち遠征していると、仕事以外の気力・体力・財力をバンドに全振りする勢いなので、今更新しく何かにハマることなんてないと高をくくっていたし、何ならハマらないように距離を置いていました。(身がもたない…)

そんな私を一瞬で熱くさせたのが、2019年10月に行われた男子バレーのW杯のTV放送。あんなに集中してTVを連日観たのは本当に久しぶりのことだった。

私の男子バレーは植田監督が喜びのあまりコートで大の字になっているところ(2008年)が一番印象に残って終わっているので、2015年の衝撃を知らず、Next4とか言われても「?」という感じだった。最初はわかる選手が清水選手と福澤選手くらいしかいなくて、選手の名前と顔とポジションを必死に覚えるところからだった。(なんなら、ライト、センター、レフトというポジション名で馴染んでいた身にはまずポジション名を覚え直すところからだった。)

※余談ながら、先日、ひょんなことから市川 忍さんが書かれた『復活』を読む機会があり、そう!これ!私の知っている選手たち!とテンションが上がりまくった。今、大ベテランとしてチームを支えている堺の松本選手や東レの富松選手、パナソニックの清水選手が若手としてインタビューに答えていておおっ!となる。

​2008年の北京オリンピックで若手だった清水・福澤の両選手がベテランとしてチームを支える立場になっていることにますます隔世の念を覚えつつ、その渋いプレーに痺れていた(派手なプレーや若手の活躍そのものより、それを支える選手に目がいくようになってくるんだよね、と友人も言っていた)、私の目に触れたのが、W杯のあとはVリーグで!というファンの方のTweetだった。(正確な言い回しは違うかも…すみません)

そしてもう1つ。”W杯で気になった選手、その選手が次のシーズンも選手でいる保証はありません”という、推しは推せる時に推せ発言。

追いかけているバンドではないが、「また機会があったら」「タイミングが合ったら」観てみたいと思っていた方を二度と観れなくなった経験がある身としては、この言葉は本当に刺さった。はい。それはもう。

2.いざ、Vリーグ観戦へ

やっぱり観るなら清水選手と福澤選手のいるパナソニックかな!と近場のチケットをとり(しかし福澤さんはパリへ…流石にそこまでは追いかけられなかった…)、それが11/9(土)墨田区総合体育館で行われた試合だった。(①FC東京vs.パナソニック②サントリーvs.VC長野)

観戦席はコートエンドの自由席。開場1時間半くらい前に自由席の待機列に並んでいると、どんどん後ろに列が。チームのTシャツを着て常連と思われる方が「先週は〇〇(地名)、来週は~」と話していて、おお。バレーボールでも遠征するファン(この場合はサポーターって言った方がいいのかな)の方がいるんだ!とバンギャ遠征民はちょっとびっくりする。(この時点では自分もまさか遠征するようになるとは思ってもいない。)

いざ、入場開始。てっきり正面の階段を上って中に入ると思っていたので、脇の裏口?非常口?のようなところから階段上って中に入るのにまず驚く。(正面はサポーター会員さんや関係者向けだったのかな?)入ってすぐの階段の奥のフロアでパナソニックが物販スペースを構えていることに「そこで売ってんの!?これ正面から入った人は気づかなくない?いやでも正面から入ってくるのはFC東京のファンだからいいのか??」と驚きながら、まずは列を乱さず上へ。

真後ろよりはちょっと斜めの方が良かろうと端っこめの席を確保。FC東京の応援団の音量が凄まじく、(しかし、私はパナソニックの応援)「え、これ私ここにいて大丈夫かな?パナソニック側の席に移動した方がいいのかな?」とソワッていたら、前列の方がパナソニックの応援ハリセン持っていて(勝手に)大丈夫と判断。その応援ハリセンどこで手に入れられるんだろう?入口で配ってなかったよな??と席を離れてフロアをきょろきょろ探索していたら、下の物販ブースで配布していることがわかったので、貰えるか聞きに行く。「どうぞ~よろしくお願いします~」と笑顔で渡してくれたけど、これ物販で何か買った人が貰えるやつだったのかな…?どうなんだろう?真相は謎ですが、ありがとうございました。(その後も愛用してます)

ちなみに、それを持ってVリーグオフィシャルグッズの物販を覗いていたら、「そのハリセン!どこで手に入れましたか!?」と私と同じく初めて観るのであろうパナソニックファンのお嬢さんに突撃されたので、インフォメーション大事って思った。

初めてのコートエンドは練習中から凄まじい勢いでボールが飛んでくるわ、とても近いところで選手がパス練習をしているわ、試合中の迫力も凄いわ、しかも第1試合は双方の応援の音楽やらチアやらドロンパやら初めて観るものづくしで終始アワアワし通しだった。パナソニックの応援団・チアの先導に沿ってハリセンを見よう見まねで叩きながら、応援に色々なパターンがあってしかもそれが瞬時に行われてめちゃくちゃ脳細胞が活性化しているのを感じた…。笑(普段どれだけ頭使っていないんだ)

ドロンパ(運動能力が高すぎるということにこの時点で気づいていなかった)のパフォーマンス中にパナソニックの大竹選手が進路妨害する形になってしまい、大「ごめんなさい」ド「大丈夫だよ~」とお互い頭を下げあっていたのが可愛かった。

ただ、正直この1試合目を観た限りでは、「バレーボールの試合って会場で直に観るとこういう感じなんだ~」と結構冷静で、1回試しに観て終わりでいいかな~だった。

そして2試合目。

チケット1枚で2試合観れるよ!というのは事前情報で把握していたので、そのままサントリーvs.VC長野戦を観ることに。

サポーターの方には本当に本当に本っっ当に申し訳ないが、この時点で2019年W杯の日本代表メンバーしか把握出来ていない人間だったので、2試合目のサントリーとVC長野には誰もわかる選手がいないという…。なんなら、サントリーの荻野監督と山村コーチに「あれはっ…!!」となる始末。なので、第2セットが終わるまでは、公式プログラムと目の前で活躍する選手の名前と背番号とポジションを照らし合わせるのに必死。笑

そうやって観ながら、あれ?FC東京とパナソニックの時はあんなに音楽が賑やかだったのに、2試合目はないのかな?パナソニックの応援団がいたところが2試合目のVC長野の応援団席じゃないのかな?それっぽい集団いないけど、応援団来ていないのかな??とごそっと人が減ったままの2階席を見ながら勝手にそわそわ。(サントリー側は応援団いたよな?だから余計気になった気がする。)

サントリーとVC長野では身長や体格も全然違っていて、言い方が悪くなるけれど、サントリーのムセルスキー選手(218㎝)と対面すると、まるで大人と子どものようだった。(思わず選手のプロフィールの身長を確認してしまった)

でも、観ていて面白かった。ワクワクした。途中何度もキラリと光る1本があって、第1試合みたいに応援団による派手な盛り上げはないけど、そういう一本がでるたびに、応援に来ているVC長野のサポーターの人が精一杯の拍手を送っていた。選手に声をかけていた。周囲からも、VC長野が良いプレーをするたびに、だんだん拍手の音が大きく増えていった。

私も、気づいたら一緒になってVC長野に声援を送っていた。


3.物販ブースはどこ?

試合はサントリーの勝利。負けてはしまったけれど良い試合を見せてもらった記念にVC長野のグッズを買って帰ろうと思ったら(応援の気持ちを表すには物販購入が利益的に一番というバンギャ脳)物販が見当たらず。

実は1階パナソニック 2階 オフィシャル 3階 FC東京 みたいに階別展開されてたのかな。そうすると4階 サントリー 5階 VC長野? あの建物5階まであった?? 上の階まで観に行かなかったからな~。

普段、対バンライブやフェスに行くとその日出演するバンドはどこも物販エリアで物販ブースを構えてて、それぞれグッズを売っているのを見慣れた身には、物販エリアが固まってない、物販ブースが誰でもすぐその場ですぐわかるところにない、具体的なアナウンスもない、というのはちょっと驚きだった。

Vリーグのオフィシャルショップでもブイリ―の着せ替えユニフォームはホームのFC東京のもののみ。着せ替えユニフォームはせめてその日試合をする4チームのものは置いて欲しかった…。(発売中の告知ポスター?でブイリーが着ているのはJTなのに!!笑)ホームチーム以外のユニフォームは仕入れないという暗黙のルールがあるのか…? ちなみに、私の他にも、FC東京以外の着せ替えユニフォームを買おうとしていた方がいたので、明らかにホームチーム以外の需要はあるYO!


4.ターニングポイントその1 勝利の瞬間

さて、この2試合目でVリーグ観戦のスイッチが入ったかというと、実はそうでもなく、ターニングポイントその1となったのはその翌日の試合だった。その日は観戦には行かず、自宅で何気なく「そう言えば、昨日のチーム今日も試合やってるんだよね。どうだったのかな」と結果をTwitterで検索したところ、サポーターの方によるVC長野がFC東京に勝利をおさめる瞬間を撮影した動画にぶち当たった。

全身で喜びを表現するその熱量が、画面越しにも伝わってきて、思ったのは私もこの場に立ち会いたい、だった。むしろ、なんで私は今日試合を観に行っていないんだろう?とさえ思った。

すぐさま、VC長野の残りの試合日程と会場を確認した。この時期、追いかけているバンドのライブが珍しく土日に開催されることが多く、ここはライブだから行けない、ここは空いているけど遠すぎて無理、ここ行きたい、と必死にスケジュールと睨めっこした。


5.バンギャは軽率に遠征する

とりあえず、翌週松本(長野)に行った。

松本は新宿から高速バスでも我慢できる乗車時間なのが悩ましいところ。イイ感じの時間の高速バスは売切れていたので(ですよね~)、素直に特急あずさに乗って松本へ。

11/16の松本市総合体育館のマッチアップは①パナソニックvs.JT広島②VC長野vs.堺。

え、これ今年のW杯で観た全日本メンバーいっぱい観られるんじゃ…!?というVC長野以外への期待も胸に初松本へ。この日はVC長野のホームゲーム。2階B席(自由席)へ。

入口入場してまず思ったのは凄くアットホーム!配布冊子凝ってる!グロッテ可愛い!!グッズ可愛い!!全部欲しい!!!だった。(厳選して買った)(そして念願の着せ替えユニフォームも買えた。嬉しい。)

このホームゲームの配布冊子(マッチデープログラム)、他のチームのホームゲームでは一切ゲット出来なかったので(あ、パナソニックは貰えた。入場時にひとりひとりに配られていない時、どこで貰えたのか謎すぎた)比較できないのですが、読み応えがあり、構成も見やすくて良かった。

内容は選手紹介、カバー表紙2選手による対談、ピックアッププレイヤー1名によるインタビュー、当日の飲食店紹介、グッズ紹介、チケット購入のエリア紹介など。選手のインタビュー大好物なのでバックナンバーも欲しくなった。後日PDFでサイトに上げて欲くれないかな…。お願いします…。

座席について思ったのは、あれ…?意外とお客さん少ない…?だった。

全日本で活躍した選手が在籍する3チーム+ホームのVC長野だからもっと超満員なのかな?と予想していただけに想定外だった。ついこの間まで味方通しで闘っていた人たちが、ネットを挟んで敵通しになって戦うとか胸熱すぎじゃない…?心なしか、第1試合のパナソニックの応援席も東京より人数が少なく感じた。(会場の広さの問題かな)

パナソニックは素人目にも、1週間前に観たときよりも断然良くてうおおとなったし、堺の関田くんのトスとサーブにはこれまたうおおとなった。(TVで観てたやつ!)

ホームなのでVC長野の応援団の応援の様子も観ることができて、VC長野の応援はこんな風に応援をするのか~と思ったり。

そしてグロッテ可愛い。VC長野は負けてしまったけれど、それぞれのチームの個性が見えて面白かった。そして、FC東京のドロンパの身のこなしは普通じゃない(着ぐるみ界においてデフォルトじゃない)ことを実感するのだった…。笑

こんな金額(2000円)でこんな近くで2試合観ちゃっていいの?!と普段7000円越えのライブに行っているバンギャはひどく動揺した。

帰る前に駅前のお蕎麦屋さんへ寄ったら、行き帰りのバスもそうだったけれど、松本山雅FCのサポーターであることが前面に出たお店で、VC長野もここで一緒に応援してもらえるようになるといいね、と思ったり。(体育館に向かう行きのバスから、応援ポスター貼ってるお店は見えた)


6.ターニングポイントその2 勝っても負けても

ライブ遠征を挟んで、次に行けたのは12/7 松本市総合体育館だった。マッチアップは①ジェイテクトvs.大分三好②VC長野vs.JT広島。

色んな席で観てみたい欲望に素直になって、この日はSS席Bシート。前列より1段高くなっていて見やすかった。こんな近くで西田選手や小野寺選手を観れるのに、5000円でいいの?本当に??ってなってた。

しかし、ここに座ってみてのまず第一感想は、え、もしやこの席って常連さんが座る席(ゾーン)だった…?だった。サポーター通しの顔馴染み感すごいし、何なら普通に試合前の選手と話していて選手との顔馴染み感もすごいし、これが地域密着なのか~(?)と内心超キョドってた。(小心者)  基本的に、バレーボールは選手とファン(サポーター)の距離が近くてびびる。未だにバンドメンバーは崇め奉る感じなので、恐れ多くて近づけない※しそういう機会(新譜発売に関連したイベントやFC旅行)でも緊張で胃を痛くするタイプなので、直接サインを貰ったりプレゼントを渡す姿に恐れおののきまくっていた。プレボ(プレゼントBOX)ないのかこの業界…!!

※バンギャでも個人差あります。ぐいぐい行ける人はぐいぐい行けます。私は行けません。

1試合目のジェイテクト、客席は2階席のエンド側までいっぱいで熱が凄かった。西田選手のサーブを目の前で観られて感動だった。伏見選手の背に目一杯声援を送っているちびっ子が可愛かった。

そして2試合目が始まる前。ジェイテクトの試合が終わって空席が目立つようになってしまった客席を見上げて、「帰らないで2試合目も観てほしいなあ」っと、とある選手がポソッと呟きながらアップをはじめていた。

試合はJT広島が優勢。応援もどこか盛り上がりきらず、応援団長には先週の伊那でのHGに比べて元気がないと注意される始末。(参戦してない試合の時の応援と比べられても知らんがな)

あ、ちなみにライブでノリ悪いと言われたら、じゃあそっちがこっちを上手く盛り上げる演奏やMCしてみろやって思うタイプです。(そこは強気)

このところの遠征疲れもあって、VC長野をこのまま遠征して現地応援するのどうしようかな~と迷いが。(応援するなら配信ではなく、会場で観たい)バンドの追っかけと仕事の両立ですでにいっぱいいっぱいのところに、ねじ込んでるのがバレーボール観戦だったので、色々瀕死。赤ゲージ。削れていく一方。

そんな迷いと共に、セット間のイベント?のために一旦コートからはけるVC長野の選手を見送っていると、セットを落とし「クソっ!クソっ!!」と物凄く悔しがってる選手がいて(誰だったのかは不明)、その悔しがってる選手たちを見たら迷いがフッと消えて

そうか、そっちが心折れてないなら、こっちも全力で応援するしかないよなぁ?

と(行ける範囲でだけど)応援を続けることを決意。あの選手の悪態は私にとってターニングポイントその2だった。あそこで、お通夜モードだったり何か弱気な発言をしているのが聞こえていたら、多分、その後の試合観戦はせずに、全部土日をライブ遠征に充てていたと思う。それか家で休養してた。苦笑

特典であるハイタッチは、選手の手は大きいな~というのと、グロッテにもハイタッチして欲しいと近づいたら快くハイタッチしてくれて、何ならそっちの方がテンションがあがった。グロッテの手はふわふわのふかふかだった。(語彙力)この日はおもてなしプリンも3匹買って、グロッテの缶バッジも無事ゲット。美味しくて可愛いとか最強か?

しかし、VC長野の現地応援継続を決心したものの、次の日(12/8)は当初の予定通り駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場へ。(元々先にこの試合のチケットを取っていた)マッチアップは①パナソニックvs.東レ②FC東京vs.ウルフドッグス名古屋。都内だと始発で電車乗らないでいいだけありがたい…。

この日の試合で、リーグ10チームすべて観ることが出来てひとまず目標達成。ここの2階席、座席狭い&小さくない…?この日が年内見納めとなった。ドロンパのダンスでの軽妙なステップの他、一人で柵を乗り越えたり、ファンサで2ショット撮っている(角度が完璧すぎる)のを観ながら「レ、レベルが違う…」とドロンパの一挙手一投足に釘付けだった。(おかげで、グロッテに求めるレベルがどんどんあがってしまう。)

公園入ってからの会場どこだよ感が凄まじかった。幕張メッセみたく、複数同時開催している会場ではこちらですの矢印ボード持った案内人が欲しい…。(ものすごくわかりやすい案内を選手がTwitterで載せてくれていたのを帰ってから知った…情弱ぅ。)


7.パナソニックのホームゲームのホスピタリティ

年が明けての初観戦は1/26 パナソニックアリーナ。マッチアップは①JT広島vs.VC長野②パナソニックvs.東レ。(お前どんだけJT広島vs.VC長野観るんだよ感がある。)

前日の1/25はライブ遠征の予定があり、1/26にせざるをえなかった…。山梨から終電帰宅→枚方に向けて始発出発。(枚方は遠い…)パナソニックアリーナに向かうのに、駅からバスに乗ろうと思って改札でたら観覧車がチラッと見えて「おおおあれは噂のひらかたパークの!?」とテンションあがる。パナソニック側が駅と会場を結ぶ直通バスを用意してくれていてホスピタリティ…ってなった。土地勘ない人間には本当ありがたい。路線バス本当よくわからん。

会場に着くと、チケットとリストバンドの交換。(フェスのようだ)この日はパナソニックのPCデー?だったようで、色々それ仕様だった模様。入場しようと該当入口に向かっていたら、VC長野のチームバスが入ってくるのを目撃。おおお!と急いで写真を撮る。

この日は自由席。他の体育館で経験した自由席の感覚で入ったら、まさかのベンチで慄く。会場内の椅子が購入エリアによってレベルが違って、リアル格付けチェックだった。次は絶対自由席以外を買いたい…。笑

この時は購入しようとしたのが遅くて、リセール待ち…そして自由席しかリセールが出ていなかった…。(しかもこの日に限ってクッションを持ってくるのを忘れた)お尻が痛い。そしてこんな時に限って長丁場。

この日はVC長野のリベロが普段WSの髙澤選手であれ?となったのを覚えている。公式パンフの『オレのアピールポイント』で‟安定感”と書くのも納得の観ていて安定感のあるプレーだった。(素人感想)それまで特定の選手に注目して観ていなかったけれど、ここで一気に髙澤選手を目で追うようになった。

しかし、何よりもこの日は2試合目のパナソニックvs.東レが凄まじかった。観た試合の中で一番印象に残っているのはどれか、と言われたら恐らくこの試合。25点越えしまくりのフルセット。お互いの意地と意地のぶつかり合い。全力での殴り合い。あのほぼほぼパナソニックを応援する大声援の中で、東レの選手を応援する応援団や個人サポーターの人たちの信じる気持ちの強さを感じた。(この大観衆&アウェーの中、前日、VC長野は試合してるのか…。)

座って応援していただけなのに、終わった後の消耗が半端なかった。ハリセン叩く手(腕?)に力が入りすぎて筋肉痛にもなった。(筋肉を使っていなさすぎる)

そして、パナソニックのホームゲーム時のスクリーンの使い方が良かった!!

①得点を決めた(サーブ、アタック、ブロック問わず)選手のお顔、名前、背番号、(ポジションもあったかな?)がわかる画像をだしてくれる

②応援のやり方(ハリセンの叩く回数や掛け声など)を文字で教えてくれる

③サーブ権の移動、得点が見やすい。

その代わり、他のホームゲームで流れていた試合映像(これが配信されてるのかな?)は流れない。

個人的には試合中、「え、今、誰が得点決めたの?」ていうのがあるので、試合映像流してくれるより、上記3点を流してくれた方が断然応援しやすくて良かった。まあ、「リアルタイムで更新する担当者はめちゃくちゃ大変だよねこれ!?」と思いつつ。笑


8.勝利の瞬間

その翌週、2/1と2/2の2日間はライブのチケットが取れたらライブ、取れなかったらバレーボールと決めていたら、ライブのチケットはFC先行・一般とも惨敗。ハコが小さいよぉ…。

ということで、静岡のこのはなアリーナへ。初の泊まり遠征。マッチアップは2/1①東レvs.堺②大分三好vs.VC長野、2/2①東レvs.大分三好②堺vs.VC長野。

新幹線を降りてまずはホテルへ荷物を預けに。このはなアリーナに向かうため、駅までの行き方を訊くと「今日は何かあるんですか?」と。どうやら他にも荷物を預けて駅までの道を訊いた人がいたもよう。バレーボールの試合を観に行くんです、と伝えながらホテル側に『バレーボールの試合は集客効果あり』となるといいよねぇと思ったり。

電車を降りてお仲間っぽい人についていったら、自分が事前に調べたルートと違って「?!」となる。(臨機応変力が低い)無事に辿り着けて良かった…。曲がり角とか公園の入口とかに案内の人(なんなら幟でもいい)立っててくれたらいいのに…!と土地勘ない方向音痴人間は思う。(切実)

VC長野と大分三好はチャレンジマッチ回避のため、お互いこの直接対決は何としてでも制さねばな一戦。こちらも意地と意地のぶつかり合いだった。勝利したのはVC長野。泣けた。初めて勝利の瞬間に立ち会うことが出来て感無量だった。

ホーム以外で‟VC長野コール”を聞いたのが初で、太鼓や音楽のある応援団はいないから、本当に声と拍手(バルーン)だけっていうシンプルな応援だったけど、一緒にやりながらちょっと感動した

。試合後に選手もSNSでこのコールについて言及していて嬉しかった。遠征して応援ってチーム的にはどうなんだろう?ってずっと疑問だったので。(後で詳しく書きます)

そして、大分三好の応援は選手コールをするでもなく、オケをジャーンと流して会場全体を把握しちゃうの凄いなって思った。この日は東レの調子があがらず、先週のパナソニックとのフルセット激闘を見届けた身としては、あれ!?となっていた。

翌日のVC長野は関田選手にいいように翻弄されてしまった感。あと、堺のリザーブの煽り…と言うと語弊があるのかな。「弱いサーブしか打ってこないよこないよ~(笑)ほら弱いのきた~。(笑)」とかの声掛けが会場に響き渡ってて、それは凄く嫌~な感じだった。この辺、さすが熟練のチームというところなのかな。コートの内外で上手く試合をコントロールされてしまった感があった。

第1試合の東レvs.大分三好は東レのホームゲーム主催としての面目躍如!という感じで応援していてホッとした。(パナソニックとの激闘を見て以来、応援が東レ寄り)あと、先週に続いて2日間東レの応援ソングをずっと聴いていたので、戻って仕事していてもずっと脳内で‟We are Arrows~♪”と応援ソングが流れてた。笑 


9.勝手になんちゃって疑似体験

そして、このあたりで昨年から続く『平日フルで働いて、土曜の朝始発に乗って遠征し、0時近くに帰宅して月曜からまた5日間フルで働く』という仕事とライブとバレーボール遠征の両立に、いよいよこちらの体力が悲鳴を上げ始める。毎週末始発遠征なのが地味にキツイ。

これ、応援に行ってるだけの人間がキツく感じてるので、VC長野の選手は働いた後にさらに練習して、リーグ開幕後は土日はほぼほぼ遠征試合して、クッタクタな状態で勝っても負けても月曜は朝から仕事行って、終わってから練習して、また週末別の場所に遠征してって生活をリーグ終わるまで続けるわけでしょ?ってなったら、選手たちの疲労相当だよね…。書いてるだけでげっそりしてくる。どうかその努力が報われますように。

翌週はライブのため、バレーボール遠征はお休み。


10.今季ラストのホームゲーム 新たな発見

2/15・2/16 松本市総合体育館。今季ラストのホームゲーム。マッチアップは2/15①東レvs.サントリー②VC長野vs.ウルフドッグス名古屋 2/16①東レvs.ウルフドッグス名古屋②VC長野vs.サントリー

2/15は念願のエキサイティングシート(ベンチ裏)。以前ここに座った方が「お土産にお菓子の詰め合わせもらった~」とTweetしていたので、わーいお菓子と楽しみにしていたら、まさかのクッション(良いやつ)…!!座り心地はいいけど、デカくて厚みがあってこれ持ち帰り大変なやつ…!!笑 ありがたく次の日も持参して使わせてもらいました。この二日間はハリセンが入場者に配布。バルーンみたく視界が遮られないし、叩きやすいしで私はハリセンの方が好きです。

この日は、いつもの大芝高原おもてなしプリンが、いなよう和紙をまとって特別販売。本当に素敵な掛け紙で、買えてよかった~。(ほっ)

第1試合は東レが意地を見せたな!と。(すっかり応援が東レ寄り)この席は目の前で色々やりとりが見えて、2階席で見ていたら気づかなかっただろうな~というところまで観れて面白かった。

選手的にどうなのかはわからないけれど、東レはベンチにいる山野部長がチームが勝ってても負けてても毎サーブのたびに、一定の声量と勢いでぶれずに「せーのっ!」と声をかけ続けてるのが凄い良いなって思ってます。

サントリーのカルバリョコーチとVC長野のアーマツ監督はめちゃくちゃエキサイティングで、近場で観るその迫力に慄いていたら、ウルフドッグス名古屋のトミー監督が終始柔らかな雰囲気でびっくりした。

「練習は超厳しく、試合本番は笑顔で接する」って決めてる方なのか?って思ってしまうくらいに。それか、気づかなかっただけで、実はコートに向いているお顔は険しいのだろうか…?笑

文字で書くとわかりづらいけれど、選手の失敗に「何やってんだ!(怒)」ってなるのではなく、「何やってんだ!(次しっかりしろよ)」って発破かける感じ。チャレンジについて傳田選手に「お前がチャレンジって言うから、お前を信じてチャレンジかけるぞ!笑」と冗談のように言っていたり。(ニュアンス)

厳しいのと穏やか、選手にとってどっちがいいのかはわからないけど。笑

そして、他の3チームがみんなリアルタイムでPCを駆使して戦況把握して指示をだしているなか、VC長野はアナログ感高めで「え、嘘だろ…」ってなった。(実は2階のエンド席に解析要員はいてイヤモニで指示だしてるに一票入れたい。)試合は監督コメントにあった通り、第1セットが31対33で取れなかったのがすべてだった…。来季はこの接戦をものにしてほしい…!

2/16 最終戦はSS B席。第1試合前に東レの選手がスティックバルーンをVC長野のサポーターにも配って回る。じゃあ、最終戦はこれ使って応援しちゃおうかな~。(ちょろい)

VC長野を応援にきていて、東レとウルフドッグス名古屋に対しては中立、という人がきっとこれでたくさん東レ側に転んだはず…。笑

途中までは、あれ、これあっさりウルフドッグス名古屋の3タテで終わってしまうのでは?と応援しながら思っていたら、何が何が。1月のパナソニックvs.東レを彷彿とさせるフルセット。熱い一戦を観られて幸せでした。

ウルフドッグス名古屋の高松選手が返球をミスった瞬間に「ごめーん!!!」と叫んだのと、前日長野出身の傳田選手と誕生日の選手(すみません名前をど忘れ)に試合後のインタビューは譲ったけれど、ブイキチは「それは俺のだ!」と奪い返していたのがこの2日間でも印象に残ってます。笑

これまでの3試合観て、ウルフドッグス名古屋のホームゲームも行ってみたいなぁと思いました。

第2試合。この日はVC長野の応援が、熱気が本当に凄かった。自分たちの応援で1点を獲るアシストするぞって気迫がこれまでと全然違った。1セット目が取れて「!!」となったこちら側に、しっかり釘をさしてくるあたりサントリーはファイナルに行くチームって感じだった。でも、なめられたまま終わったの本当に悔しくて仕方ないので、来季リベンジしていただきたい…。(サントリー側は点差があるから、この1点取られてもって感じでボールのイン・アウトの見極め早々にやめてるんだもの。)

最後の最後まで諦めないプレーが観れたのは、良かった。スティックバルーンよりハリセンの方が応援しやすくて良いなぁやっぱり。

試合では、守備固めとして入った髙澤選手のプレーも観られて良かった。本当、交代してすぐ狙われた一打をなんてことないようにセッターに返しますよね?? 髙澤選手がボールを上げる時、その瞬間だけコート内から忙しなさが消えて、ゆったりした時間が流れている錯覚に陥る。

試合後のGM笹川さんの挨拶で「他のチームのように自前の体育館や設備をもたず、選手が試合に集中するための環境、アーマツ監督がやりたい練習を実現するための環境づくりが出来なかった。そこは自分の力不足。競り負けた試合は自分の責任」と言っていたのが、聞いていて胸が痛かった。

とりあえず、今季はチームグロース会員になりました。他のチームのようにシーズン中も受付してくれたら、チーム側は資金がGET出来るしこちらは先行予約も出来るしでwin-winなのでは? ホームゲーム来場スタンプは揃わないけどその特典なしでも、座席の先行予約出来ればOKって層はいそうだけど。(私はこれ)事務処理が大変なのかな…。

気持ちを切り替えて、チャレンジマッチで勝って残留するぞ!と思って応援団席にも申し込んでいたけれど、感染状況は好転の兆しがなく何なら悪化の一途を辿り、止む無くチャレンジマッチは中止。


11.チャレンジマッチ中止に思ったこと

新型コロナウイルスの影響で、ファイナルステージの優勝決定戦が無観客試合、チャレンジマッチも中止。これを書いている現在、天皇杯、有明テストマッチ、黒鷲旗も中止。VNL、オリンピックの延期。バレーボールだけでなく、参加予定だったライブもどんどん中止や延期になり、「もう何を楽しみに仕事を頑張ればいいのかわからん…」とご褒美が足りない!となりながら仕事をしています。(今週から在宅に切り替わりました)

家に籠って大人しくしているので、どうか早く落ち着きますように…。

チャレンジマッチ中止をめぐって起こった一部騒動(それすらも遠い昔のことのようだ)については、私は一貫して「いや、主催が中止と判断したなら中止だし、延期と判断したなら延期だろ」でした。

プライベート・仕事を通して色々なイベントに関わってきた身としては、会場、出演者、主催(運営スタッフ)の三者が揃わずに開催は無理でしょう…に尽きるというか。会場で試合をすることだけに、それを観ることだけに専念出来るのは、運営スタッフがいてくれるからこそで。箱根駅伝の放送終了時に流れるあの膨大なスタッフロールばりの協力があって、ひとつのイベントは成り立ってるってことを、私たちは忘れがち。(自戒)

VC長野に対する誹謗中傷・憶測に基づく発言に関しては、日本橋ヨヲコ先生による素晴らしい漫画、『少女ファイト』(奇しくも題材はバレーボール!)のシゲルの名セリフ、思い込みで一方的に相手を責める発言をする幼馴染に向けた「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな。」でしかないというか…。

とりあえず、機構、両チームとも、当然自分たちにとって都合の悪いことは言わなかったり、ボカシて外に向けて発信しているので、経緯を見守るだけの人間はこの3者が言うことはどれも話半分に聞くくらいがちょうどいいのでは?と思ってます。

…ってなことは、こんなど素人に言われるでもなくみんなわかってるんだよ!と怒られそうだけど、こんなこと思ってましたの備忘録として残しておきます。(結論)


12.選手の退団

色々なチームからの発表があり、そのたびに「え、この選手も!?」とたった1シーズン応援しただけの人間にも、衝撃が走るなか、VC長野の選手の退団も発表。事前にお1人はホームゲームの告知動画で発表されていましたが、残りの御三方は来シーズンも活躍する姿が観られると思っていただけに、驚きもひとしお。寂しい…。

たった1シーズンしか応援してないのにこんな寂しくて、これずっと応援している選手が退団したら耐え切れないのでは!???(泣)次のステージでも頑張ってください。退団された皆様の幸あらんことを。

そして、のんびり書いていたら、どんどん新情報が公式から投下され、イチオシ選手である髙澤選手が副キャプテンに任命されていたので、おおおとなっております。

今季(って言い方でもういいんだよな?)の楽しみが増えました。とりあえず、髙澤選手はこの期間にしっかり怪我治してください…。秋に無事開幕できますように。全力でプレーする選手が観られますように。


13.いちバンギャの戸惑い

試合の観戦の感想だけでどんだけ書いてるんだ…。4か月飛び飛びながらも参加してみて、戸惑ったこと(不思議に思ったこと)など。

素人の批判は意味がないと前に読んだんですけど、書き直しても書き直しても批判的になるのが抑えきれず、諦めました。

基本の前提として、私は普段、追いかけているバンドが主催でも、お呼ばれのゲスト(アウェー)でも気にせずにチケットを買って、時には遠征もしてライブを観てます。バンド側も、主催・ゲスト関わらず丁寧に告知(対バン相手のHPのリンクを張ったり、購入先の案内など)をしてくれています。

バレーボールも同様にどこのチームのホームゲームかということを気にせずに、自分のスケジュールで行けるところを行っていたんですが…。

①アウェー戦の来場は求められていない?

VC長野が最後のホーム2戦開催を前に、リーグでの動員数No.1の目標をあげていたのを見て頭をよぎったのは、「あ、ホームゲームの動員数を競っているとしたら、アウェー戦を応援に行くとホームゲームのチームの動員数にカウントされちゃって、よろしくない?」でした。

「え~、会場で試合観て応援したいなぁ。チーム運営的には迷惑なのかなぁ。利敵行為になるのかなぁ」

と、そんな迷いの中、静岡のこのはなアリーナへ。

ホームのように音楽も太鼓もない、その場にいたサポーターが自発的に始めた「VC長野コール」に、選手が試合後のSNSで喜んでいたのを見て、「アウェー戦にも応援するサポーターいた方がやっぱり良いじゃん!!」となる。うーん、会場で応援はしてほしいけど、相手チームの動員には貢献しないでほしいとかそれはちょっと無理ゲーすぎる…。

それはそれとして、ふと、アウェー戦の案内ってどうなってるんだ?と、何チームかTwitterやインスタグラムを遡ってみたところ。

色んなチームがホームゲームは力を入れて事前告知しているけど、アウェー戦はしていなくて、ちょっと面白いくらいだった。(リーグ内でそんな示し合わせが??)

試合中や試合後の報告はどこも写真入りで力を入れてやってるのに、事前告知は「試合があります 応援よろしくお願いします」ってくらい。

「応援よろしくお願いします」とは言っても、「お近くにお住まいの方は、ぜひ会場に足を運んで応援してください」「チケットはこちらから購入可能です。」「配信で応援してください」とは言わない。試合会場のある方角向いてアウェーでの勝利を祈っててくださいってことかな?

「Vリーグはバレーだよ」って言葉をみて、勝手に「敵味方関係なく、みんなで協力して会場をお客さんでいっぱいにしてバレーボール界を盛り上げよう!」ってことだと思っていたので、ホームゲームしか宣伝しませんってのが意外だった。

なんなら、そこで痺れるプレーを見せて、他所のサポーターを自分たちのサポーターにしちゃおう!っていうギラギラ感はないんだな~。

※10チームすべてのSNSとHPを確認できていないので、アウェー戦もちゃんと告知・宣伝してたよ!ってチームがあったらごめんなさい。あくまで観測した範囲内の話です。

告知はするけど、リンクは張らない その1

Vリーグの試合を観始めての不思議ランキングNo.1がこれでした。チケットの販売先(公式HP、Vチケ、チケットぴあ)のリンクを張ってない。時々、チームによっては「詳しくは公式ホームページをご覧ください→リンク」を載せてくれる。会場に来たければ自分で調べるよね?ってことなんだろうけど、バンドのチケット販売に慣れ切った身には不親切TOP1。

完売していない試合は、しつこくチケット発売中であること、当日券があること(発売場所・時間・値段の告知必須)をアピールしたらいいのに…。さては、チケットをソールドアウトさせる気ないな?

③告知はするけど、リンクは張らない その2

いや、これに関しては告知もほぼほぼなかったな…? 試合はV.TVやDAZNで配信されていたけれど、リンクありで配信案内しているチームはごく僅かだった。自分たちで調べて書くのが大変なら、「何時から試合放送するよ!」ってアナウンサー側が丁寧にまとめてくれているツイートをRTくらいすればいいのに、と本気で思った。さては、観てもらう気ないな?

④ホームゲーム主催チーム以外の宣伝がない?

VC長野とパナソニックのホームゲーム以外では、当日配布物をゲット出来なかったうえに、全チームのホームゲームに参加したわけではないので、もしかしたら、やってた会場もあるかもですが…。

・ホームチーム以外のフライヤー(広告)がない。有明テストマッチのは挟まっていたので、他のチームのを挟めないことはないはず。

・会場に、ホームじゃないチームのポスター(試合日程が書かれたもの)が見当たらない。(このはなアリーナで観た東レのポスター良かった)

もちろん、フライヤーもポスターも印刷・配送のお金や挟み込む手間もかかるし、張ったり剥がしたりの手間もかかるし、紙ごみとなってしまうし、エコかと言われるとまったくもってエコに逆行する行為なんだけども…。

必要最低限(日程・会場・値段・チケット発売日・発売先)の情報をパッと一目で把握するには、A4のフライヤーが一番なんですよね…。(東レのようにフライヤーにチケット購入のQRコード載せてるのはポイント高い※Twitterで画像は観た)

①~③のことって、そのチームが好きで熱心に追いかけている人なら、全部自分でちょっと調べてみればわかることだし、公式ホームページには載ってるし、どこのチームも「好きなら自分たちで調べるでしょ?」を前提にしているんだろうけど。

『好き』になる前の『まあちょっと興味がある』くらいの人がいちから調べるのには、正直どの項目も面倒…。

別のチームが目当てで来場していて、「偶然試合を観て気になった」「また観てみたいと思った」って人を想定してないのかな?(まあそれで遠征までしちゃう私のような人間は少数派だろうとは思っている。)

⑤そもそも、ソールドアウトを目指しているのか?

「会場に足を運んでもらいたい」という選手のコメントをいくつか目にしてたので、私が勝手にバレーボールの試合も、ライブと同様に『Thank you sold out !』な満員の会場目指してると思ってたんですけど…。いや、目指してるチームもあるのかもなんですけど…。

・バンドは既存のファン+初見さん大歓迎で埋める

・バレーボールは自分たちの既存サポーターで埋める(告知もサポーター向け)

って感じだなぁと。

アウェーな会場で爪痕を残そうと最高のパフォーマンスをして、新規の客をひとりでも多く獲得して、自分たちのワンマンに来させようと、ソールドアウトさせようと必死なバンドとそのための行動を、私はこれまでたくさん観てきたので、それと比べて、バレーボールのチームからは、あんまりその必死さが伝わってこないというか…。(「応援してください」って言うだけは行動じゃない。)

特に既存サポーターだけじゃ会場が埋まらない、ってなった時に新規客…興味がちょっとある勢へ十分なアピールしているように思えず…。(あくまで個人的所感ですが)

これが池井戸潤さんの小説『ノーサイド・ゲーム』で語られている会社が後ろについているからこその貴族的運営ってなやつなのか…???(VC長野はクラブチームだから後ろに会社はついてないけれど)


以上、バンギャがVリーグに初参戦して思ったことでした。

簡潔に言うと、4か月、試合自体はどれも熱くて面白かった!でも、そのチケットの販売方法や告知・宣伝方法はめちゃくちゃ見ててもやもやした!

きっと今季もそんな感じなんだろうなぁと思いつつ。苦笑

無事に開幕出来ることを願って家に閉じこもっています。早く落ち着きますように。選手および関係者の皆さんが安心して試合をする日が来ますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?