見出し画像

前回の記事で、自分の未来を阻止していたということを書きまして
それなら阻止しないで未来を開いていきたいと思って1週間を過ごしました。

意識を変えると、本当に少しずつだけど、進んでは戻っているときもあるけれど、それでも一歩進んだなと感じる日が増えてきて。
今のところ劇的に変化したわけではないけれど、もしかしたら、未来から見返したら、この辺りから一歩踏み出したなと思い返せるのかもしれないと感じた。

変化したところ、それはできるだけPTとしての視点をカルテに残すということ。
その場で、患者さん本人や医師に対して「PTとしての意見を述べさせてもらいますね、その根拠は・・・」なんて堅苦しいことはやらずに
ちらっと聞いたり動いてもらったりで情報収集して、それをカルテにさらっと書く。
その場ですぐに有用でなくても、あるタイミングで必要になることはあるかもしれない。
そしてそれをさりげなくアピールとして使わせてもらう(笑)
こんなところ見てますよ~
こんなこと考えてますよ~
みたいのがカルテを読む人たちに少しでも伝わればと思って。

そんなことを意識しながら過ごした1週間。
ある先生と回っているときに、下肢装具に対する説明、これはどうやって使われているのか、なんでこの人に必要なのかというのを本当にさらっとお伝えしたら・・・
その場にいた人だれも知らない情報で、今後の治療方針を考えるにあたって少し参考にしてもらえそうな情報だということが分かった。

「これでいいのか・・・」
それがその時の感想。
私にとっては当たり前で、みんなそれなりに分かっていると思っていたことなんだけど。
そうではないことを知り、自分の常識は万人の常識ではないことを改めて感じた。
そしてPTの有効活用の光を感じた。

今まで同職種に囲まれた環境だったから「そんなことも知らないんだ」と思われたくなくて、必死に専門性を磨かなきゃと思っていた。
でも、他職種しかいない今の環境では私の持っている専門性でも十分、他の人には新鮮な知識になるわけで。
それを共有していくことの価値を感じた。

他職種が多いがゆえに、自分にない部分ばかり目について、比較しては落ち込んでいたけど。
できないことがあることは当たり前なのだから、そこにうじうじするよりも、できる部分に光を当ててあげて、有効活用した方が、自分も患者さんにとってもいいことに違いない。

分かってはいてもまだまだ比較して落ち込んでしまうことは多いけど、自分も特別なものを持っているという自覚をもって、少しずつでもアピールを続けて、患者さんにとってプラスとなる働きができたらと感じた。

少しずつ春を感じるようになってきた季節。
進学も進級もないけれど、私の中で一歩一歩着実に進んでいけるように過ごしていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?