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女性視点でのビジネスは続々と生まれていることを知り、自分の目指す方向を改めて考えた

久しぶりにsakの読書感想文シリーズです

昨日、我が区の中では一番大きめな図書館に行きました
先日本屋さんではセレンディピティな出会いがなかったので、リベンジも兼ねてふらふら
とはいえ、子連れで行き、私に与えられたふらふらタイムは15分

その中でテーマと本の装丁に惹かれて、見て瞬時に手に取ったのがこちら

8月に発行されたばかりの本でした

「女性たちのウェルビーイング」のための事例集

筆者は女性視点マーケティングの専門企業の経営者。
この企業が「女性の健康課題をビジネスで解決する学習会」として立ち上げた「WELL WOMAN プロジェクト」の中で行われた専門家からの講演録を中心に、またプロジェクト内で新たに提案されたビジネスプランなども収録されています。

フェムテック

読んでいて感じたのが、最近やたらフェムテックって聞くけど、新しいサービスが本当に続々と出てきているのだなということ
そもそもフェムテックとは、女性の身体をテクノロジーで解決する考えを指し、デンマークの女性起業家が月経周期計測アプリの投資を募る際にこの言葉を用いたところが発端のよう
日本でもフェムテックという言葉が市民権を得ることができている感覚があるが、「生理」の問題なしには語れないんだろうなと

かくいう私も産後に月経過多から貧血になり、婦人科に時折通院しているので他人事ではない
というか女性の誰しもが他人事ではない

婦人科に通院することで、あとは妊娠出産の過程で、初めて自身の身体のことを知る、ということを実感しているので
病院に行かずとも、テクノロジーを使用して自身の身体を知るきっかけが増え、敷居が低くなることは、メリットしかないだろうなと感じた

女性活躍推進とジェンダーギャップ指数

そして他に気になったワードはこちら
やはり女性が働き続ける上で、まだまだ男女の性差の問題は大きいなと

実際のところ生物学的に性差はあるものだから、生理しかり、体力が劣る部分とか男性の方が「働き続ける」という視点では優勢なことは致し方ないのかなとも思う
大事なのはそういった差があるよ、っていうことをお互いが理解して
どうやって向き合っていくかってところかなと感じた

本書の中でも日本のジェンダーギャップ指数は、教育と健康は差がほぼないのに対して、政治や経済は男女差が著明という結果を紹介している
ここは結構大切なポイントかなと
こういった話になると、男性側の理解不足がどうしても論点になりがちだけど(いや、それは絶対にあると思うのだけど)、一方で女性側の自信のなさ、よく言えば謙虚さ、悪く言えば責任をとらない意識も結構関係しているんじゃないかなっていうのが個人的な印象
そして、そうなってしまうのは、個人的な問題ではなくて、同じ教育を受けていてもなおそのような意識にたどり着いてしまう社会の構造にどこかしら問題があるのだろうなと

何なんだろうな

社会的課題と経済的利益と

そして、本書を読んで
私が進みたい方向は「社会的課題を解決しながら利益をあげたい」というビジネスモデルである
という決意を改めて感じた

「イノベーションは辺境から生まれる」という言葉があります
例えば、訪問診療は坂の多い街である長崎で、高齢者が通院することが難しいという状況下で生まれました。

「女性たちのウェルビーイング」マーケティング より

知らなかった
私も、今感じている在宅医療での課題感を解決しながら、利益を生み出せる形を作り出したい

そんな思いを新たにすることができた


最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回は、本の紹介がだいぶ少な目で、感想というか自分の思考の整理中心になってしまいましたが・・・
具体的な事例集が気になったかたは、ぜひ手に取ってみてください
どこかで誰かのお役に立てたらうれしいです


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