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パキポディウム栽培・販売(塊根植物研究室) 佐藤成暁さん/初出店者インタビュー

昨年度から、さくほリビングマーケットに初出店した方のインタビュー記事の連載が始まりました。なにかにチャレンジしている人たちは、どんな思いをもって活動しているんだろう?背景にあるストーリーをお聞きしました。

マダガスカル原産の塊根植物(コーデックス)を佐久穂町で育てている佐藤成暁さん。 個性的な容姿から近年ではインテリアプランツとしても人気があります。今回は自身が種から育てた植物(パキポディウム)を販売して、新しい園芸の世界を楽しませていただきました。

――さくほリビングマーケットに参加してみてどうでしたか?
今まで、インターネットで販売したことはあったのですが、イベントは初出店でした。パキポディウムを初めて見る方が多かったと思うのですが、このマニアックな植物にいろんな方が興味を持って話を聞いてくれたり、購入してくれたり。普段、愛好家のつながりはSNSが中心だったので、同じ町内に育てている仲間ができたと思うとうれしいですね。

――パキポディウムとの魅力は?
マダガスカルが原産で、塊から葉っぱが生えている不思議な形。日本の植物にはない見た目で、長い年月をかけて育てていくというところが好きです。同じ花から取れた種でも、育った環境で全く違った形に成長していく。ちゃんと個性があるんですよ。どんな姿になってもみんな楽しめる。正解はないです。寿命も100年くらいあって、人間より長生きする。そういうところもいいなと思います。

――パキポディウムとの出会いは?
7年ほど前、家に置く観葉植物を探していた時に出会いました。なんだこれは?と見ているうちにかっこよく思えてきて、インテリアとして買ったのが最初です。どの家でも見たことがないし、人と同じじゃないもの、というところにも惹かれましたね。
実際に育ててみると、季節ごとに葉が出て、花が咲いて、紅葉して、落葉して、冬になると冬眠するんです。冬眠するって、なんだかかわいいなあと。だんだん愛着がわいてくるんですよ(笑)

――もはや、かわいい存在なのですね(笑)今は何株のパキポディウムを育てているんですか?
15種類ほどのパキポディウムを約500株。家の中だけではスペースが足りなくなり、3畳ほどの物置きで育てています。
うまく受粉すれば花が咲くかもしれないし、咲かないかもしれない。どうなるかは自然に任せています。花が咲けば種が取れるので、それをまた植えて育てていたら、500株まで増えました。

――すごい数ですね!お店を開けそうです。
もっと販売することもできるとは思うのですが…。500株全てに愛着があって「これからどんなふうに成長していくんだろう?」というのが気になってしまって、それを考えると手放しにくいんです(笑)でも、欲しいという方がいれば、よろこんでお分けします!仲間が増えるのはとてもうれしいので! 

――これからやってみたいことはありますか?
せっかく町内にパキポディウムの仲間ができたので、購入してくれた方々ともっと交流したいですね。どんなふうに育ったのかみんなで鑑賞会をしたり、大きくなってきたらみんなで集まって植え替えをしたり。ぜひ、お酒を飲みながらやりたいですね(笑)3年くらいすると、一気に成長する時期があるので、どんどん愛着がわいていきますよ。

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writer 細川敦子


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