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振り返り企画⑤『2020けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』

前回の記事の続きです。
引き続き、『けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』で俺が過去に選出した名曲たちを振り返っていきます。

今回は2020年!日本中・・・いや世界中がコ口ナ禍に突入し、日本の音楽業界、音楽ファンにとって本当に辛く厳しい時代になっていったこの年に、俺はいったいどんな曲を選んでいたのか⁉︎
早速、振り返っていきます。

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関ジャムの名物企画のバッタもん!笑
”けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選‼︎”

2020年は、日本中・・・いや世界中の人々が新型コ口ナウイルスにより厳しく辛い日々を過ごす事になりました。
その中でも音楽業界はライブやフェス、レコーディングが出来なかったり、不要不急と呼ばれたり、一部ライブハウスでクラスターが発生した事もあり、まるでコ口ナを産む諸悪の根源の如く槍玉に挙げられたりしました。
俺もイチ音楽好きとして非常に悔しく、胸を痛める日々でした。。

それでも、そんな中でも我々が愛するミュージシャンの皆様はたくさんの名曲を産み出し、2020年という未曾有の年にもいつも以上に我々の心を熱くさせたり救ってくれたりしてくれました。
胸いっぱいの感謝の想いを込め、選曲させていただきます。

音楽好きを名乗る以上音楽自体はそこそこ幅広く聴きますが、ファンであるアーティストに選考が偏りがちな件はご容赦ください。
ただ忖度は一切無し!本当に素晴らしい!と思った曲しか選びません😊
尚、順位はあえて付けていません。
全曲、俺がどハマりした曲ばかりなので、全曲No. 1です!

それでは行きます。

『2020けんりきが本気で選んだ超個人的名曲15選』‼︎
(2020年中にCDもしくは配信で発売された曲の中から選考)

1曲目:裸の心(あいみょん)

あいみょん初の王道バラードでのシングル曲。
いや、シンプルだけど本当にいい曲。
そして、あいみょんの書く歌詞は、もはや小説だなぁと感嘆。


2曲目:GUM(um-hum)

誰⁉︎って思った、そこの貴方にこそ教えたい!
大阪発の現役大学生インディーズバンドです。
インディーズデビュー前からボーカル小田乃愛ちゃんと縁あって彼等の存在を知っていたんですが、結成僅か1年足らずで″ヤバいTシャツ屋さん″”KANA-BOON″等を輩出した『eo Music Try』でグランプリを受賞。
そのミクスチャーロックやオルタナティブにも収まりきらない唯一無二のスタイル。
言ってしまえば「um-humというジャンル」。

デビューシングルであるこの曲は、1曲なのにアルバムを聴いてるかの如く転調を繰り返す・・・なのに何故か心地良いサウンドと、カッコ良さと可愛さが共存するボーカル。彼等の魅力が目一杯詰まってる!


3曲目:かつて天才だった俺たちへ(Creepy Nuts)

日本一のラッパーと世界一のDJの、スーパーHIPHOPユニット。

数年前に某ロックフェスのテレビ中継で見てから気になっていたんですが、菅田将暉くんも参加してる最新アルバムが本当に素晴らしい。
リード曲であるこの曲は、R-指定のリリックに完全にヤラレタ。
冒頭の♪苦手だとか怖いとか気づかなければ 俺だってボールと友達になれた 頭が悪いとか思わなけりゃきっとフェルマーの定理すら解けた♪から、ズドンと胸を撃ち抜かれました。


4曲目:1+1(スガシカオ )

一般のCDショップや配信サイト等では一切発売せず、まさかのライブ会場売店とネット通販のみでの発売となった、スガシカオ さんのプライベートアルバム『ACOUSTIC SOUL 2』。
その中に収録されてるこの曲は、奥田民生さんっぽい曲を作りたくて作ったのに歌詞と歌声がオシャレ過ぎて結局似なかったという逸話もありますが😅今までのスガさんにはあまり無かったような可愛い曲。
そこに奥田民生テイストwwの気だるさと最近のスガさんの歌詞に多い優しさが振りかけられた、素敵な曲。


5曲目:ヤグルトさんの唄(スガシカオ )

この曲も『ACOUSTIC SOUL2』収録曲。
スガシカオ さんの曲には、生まれ育った地元の東京下町やご両親がよく登場する。
そのほとんどの曲で、どこか冷めた冷静な目線の歌詞で家族を表現してきたスガさんが、恐らく初めて赤裸々に、ストレートに母親への感謝と愛情を歌った曲。
先日87歳を迎えられたヤグルトさん(スガさんのお母様)。スガマニアとしても、まだまだ長生きしていただきたい✨


6曲目:ひとりで生きていたならば(SUPER BEAVER)

2020年No. 1のキラーフレーズを挙げろと言われたら、俺はこの曲の″ひとりで生きていたならば理不尽も許せたかもな”を躊躇なく挙げる。
大切な誰かが居るから前に進める。
大切な誰かのためなら絶対に譲れないモノがある。
大切な誰かが居るから明日も生きていたいと思える。
人間は所詮1人で産まれて1人で死んでいく。
だけど、それでも、″1人じゃない事″は偉大だ。


7曲目:八掛良(高橋優)

2020年7月、業界最大手の巨大事務所アミューズから突然の独立を発表した高橋優くん。

独立後初のアルバムとなった『PERSONALITY』のオープニングを飾るこの曲は、優くんの怒り、嘆き、焦燥感、それでも前に進む強い想い、全てを楽曲にブチ込んだ衝撃作。
才能を利用して甘い蜜を吸う汚い大人たち。
歪んだ正義を発揮して人を追い込んで楽しむマスコミやネット社会。
その全てに中指を突き立てたこの曲は、高橋優渾身の決意表明だ!
ちなみにタイトルは『ハッケヨイ』と読むんですが、『ハッケヨイ』をどんどん早口で言っていくと、この曲の一番最後に出てくる『FU◯K YOU』という言葉に聞こえてきます。
スゲェよ高橋優。


8曲目:LETTERS(BiSH)

コ口ナ禍によるイベント自粛要請を受け、全国のライブハウスが経営危機に陥りました。
そんな中BiSHが行った『#BiSHベストアルバム大作戦』は、ベストアルバムをCDのみ(配信無し)で販売し、その売上を全額全国のライブハウスに寄付するという、苦境に喘ぐCDショップとライブハウスへの恩返し企画。
その心意気のカッコ良さとアイナ・ジ・エンドの歌声に惹かれて注目していたんですが、自粛期間を経てBiSHが発表したこの曲は、まさにコ口ナ禍の現在を赤裸々に歌った希望の唄。
アイナ考案の″バイバイなんかしない!″を表現した振り付けも素敵だ。


9曲目:帰ろう(藤井風)

2020年、まるで彗星の如くとんでもないスケールの若者がメジャーデビューを果たした。

ルックスはまるで何処かの国からやってきた王子のよう。
圧倒的かつエモーショナルな歌声。
思わず耳と目を奪われてしまうピアノの演奏力。
帰国子女?かと思わせるような英語力。
なのに喋らせると素朴なそこら辺の若者で、地元の岡山弁を連発。

彼のデビュー曲のタイトル通り、ホント藤井風って「何なんw」⁉︎

デビュー曲もユニークかつ洗練されまくった楽曲で最高なんですが、アルバム『HELP EVER HURT NEVER』のラストを飾るこの曲が、とんでもなく良いです。
よく比較してる音楽評論を目にするけど、宇多田ヒカルの『First Love』を初めて聴いた時の衝撃を思い出した。


10曲目:青春病(藤井風)

サビの♪青春は どどめ色♪から度肝を抜かれた。歌詞に”どどめ色″を使ったアーティスト初めて見ましたww

彼の作った多くの歌詞においてこういう耳に引っ掛かる聴き直したくなるフレーズが入ってる所に、ソングライターとしても非凡なモノを感じる。

しかも、恐らくですが青春のグズグズした部分やドロドロした部分や、セクシャルな部分・・・全てを表現してるような気がする。
更に″どどめ色”という言葉は″堂々(巡り)迷路″と掛かってるような気も⁉︎←考えすぎ笑
爽やかなメロディーが青春のキラキラした部分もちゃんと表現していて、見事に相対化してみせている。

衝撃のデビューから1年足らずで次から次に快作を発表し続け、曲を出す度に進化していってる凄さにただただ感嘆。
世間が追いつけない程のスピードで進化し続ける藤井風くんから、2021年も目が離せない!


11曲目:味方(My Hair is Bad)

2020年最後も最後、12月23日に配信された名曲。
好きすぎて、年末はこの曲ばっかり聴いていました笑
人は正義にも悪にもなりきれるもんじゃない。
正義だろうと悪だろうと、ただ一つなれるとしたならば、それは世界で一番大切な人の味方だ。


12曲目:turn over?(Mr.Children)

2020年、実に20枚目となるオリジナルアルバム『SOUNDTRACKS』を発売した、日本を代表するスーパーバンドMr.Children。
全編ロンドン&LAでレコーディングされた(コ口ナ禍直前に完成)今作は、等身大の現在のMr.Childrenが奏でる極上の大人のロック。

三浦春馬くん最後の主演ドラマとなった『おカネの切れ目が恋のはじまり』の主題歌であるこの曲は、久々にミスチルのポップサウンド全開。
そこにグッとくる歌詞と軽薄な歌詞を融合させて乗せてくるのが流石。
個人的には昨年最も頭の中で流れてた曲。頭から離れないクセになるメロディー。

13曲目:Brand new planet(Mr.Children)

TVドラマ『姉ちゃんの恋人』主題歌。
サビの♪新しい「欲しい」まで もうすぐ♪が、『新しい欲しい』→『新しい星』→『Brand new planet』と、タイトルに掛かっている。これだけでオシャレ。

そして稀代の天才桜井和寿が紡ぐ美しいメロディーと日本一優しく熱い歌声。

50代にして更に進化・深化した桜井さんの歌声に幻想的なエコーをかけたサウンドエンジニアのスティーヴ・フィッツモーリスの発想力。

音を聴いてるだけで田原さん、ナカケーさん、JENの演奏してる表情まで見えてくるようなバンド感。

全てにおいてパーフェクトな曲だと思います。前向きな曲なのに、聴いてるだけで泣けてくる。
ただただ素晴らしい。


14曲目:Documentary film(Mr.Children)

あの桜井和寿さんが自信を持って「最高傑作だと思います」と語るニューアルバム『SOUNDTRACKS』。
そのリード曲でもあり、紅白歌合戦でも披露されたこの曲はノンタイアップ。
こんな素晴らしい曲がタイアップ無し⁉︎と最初思いましたが、普段あまり出ないTVでこの曲を熱唱する桜井さんを見てて気付きました。
この曲は、このコ口ナ禍の世に生きる全てのリスナーにとってのテーマソングなんだろうなぁと。

誰もが否応無く”あらゆるものに「終わり」があること″をリアルに意識せざるを得なかったこの1年間。
希望や夢を見失ってしまいそうになってる、そこの貴方に、キミに、お前に、僕に、私に、確実に響く名曲。

間奏の田原さんの泣きのギターソロが、本当にたまらない。


15曲目:COVID-19(moroha)

新型コ口ナ感染の広がりを抑えるため真っ先に槍玉に挙げられた音楽業界。

ライブはクラスターを生む元凶・・・
エンターテイメントは不要不急・・・
そんな厳しい声を浴びながら、まさに音楽が止まってしまいかけた3月。
音楽を愛するラジオ局J-WAVEが開催した渾身の企画『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL TOKYO GUITAR JAMBOREE 2020 ~ROPPONGI BASHO』において突然披露されたこの曲を聴いた時、本当に感動で涙が止まらなかった。

あまりにも攻めた曲のため大人の事情で?一般流通のCDや大手配信サイトでは発売されませんでしたが、2020年の音楽業界を象徴する曲の一曲になったのでは無いかと思う!

Love musicの特別編緊急生放送で、『スコール&レスポンス』を歌った時に、途中でいきなりアフロが歌詞を変えて「欠品するトイレットペーパー ティッシュ 買い占められたマスク 電車内咳一つすれば白い目を向けられる!荒んで痩せ細り殺伐としていく世界!」とCOVID-19をブッ込んできた時にはTVの前で大興奮してしまいました。

これは音楽を愛する全ての人の胸に響く魂の叫びだ!


以上15曲!・・・で終わりのはずなんですが💦もう一曲だけ、あと一曲だけ『番外編』として紹介したい曲が有ります。
何故番外編にするのかと言うと、この曲はCDや配信で発売どころか各種ストリーミングサービスでも配信されていない曲だからなのです。
YouTubeのみで公開、しかも一切の広告を付けていないため無利益での公開となってる曲です。
でも、間違いなく2020年私けんりきが最も聴き、最も泣いた曲。

番外編:あなたへ(スガシカオ×岡野昭仁×桜井和寿)

コ口ナ禍に日本全国、いや世界中が苦しんだ2020年、その中でも最も過酷な闘いを強いられていたのは、医者や看護師を始めとする医療従事者の皆様ではないだろうか。

そんな医療従事者の皆様へエールを送るべく、超一流アーティストたちが立ち上がった。
スガシカオさんが作り、親友である桜井和寿さん(Mr.Children)・岡野昭仁さん(ポルノグラフィティ)が賛同し、リモートを駆使して完成に漕ぎ着けた大名曲。

医療従事者の方はもちろん、コ口ナ禍において辛く苦しい思いをされた人達みんなに捧げたいし、みんなに聴いてほしい。

やはりスガシカオは、リアルを切り取り、そのドス黒い断面に月光の如く蒼い光を優しく照らせる天才だ。
その最たるものであるこの曲を一緒に歌う桜井さんの優しすぎる歌声と、昭仁さんの力強くも暖かい歌声も本当に素晴らしい。


以上15曲(+1曲)。あくまで”超個人的″ですので、「何でこの曲が入ってないんだ!」とかのご不満は有るかと思いますが、苦情は一切受け付けておりません!笑

音楽を生業にする方、音楽を愛する方々には厳しい年となった2020年。
それでも、こんなに名曲を生み出してくれ、我々音楽ファンに届けてくれたミュージシャンの皆様に、心から感謝を。
本当にありがとうございました!

2021年も、昨年以上に素晴らしい楽曲を聴ける1年になる事を、そして音楽を愛する全ての皆様にとって良い年になる事を、心から願っています。

I LOVE ROCK‼︎
I LOVE POP‼︎
I LOVE FUNK‼︎
I LOVE MUSIC‼︎

けんりき、noteはじめました。よろしくお願いいたします😊✨

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以上!2020年版をご覧いただきました。
諸事情により一度削除しちゃいましたが💦思えばこれが、俺のnoteデビューだったんですよね。
何か感慨深い。。

次回はいよいよ2021年版。(同じく諸事情によりnoteからは一度削除💦)
鬱屈した時代の中でも、僕らの愛するミュージシャンたちは最高な音を響かせ続けてくれた。
そんな年のマイベスト15曲(+15曲)をお届けします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

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