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推定清水駅跡

1 場所
 小諸市諸に所在する。上田方面から進むと国道18号「西原」信号交差点で、直進する国道18号と小諸駅へ向かう右手の路にわかれるが、国道18号のさらに北側には細い道があり、その道沿いに「東山道清水驛跡」と記された石碑がある。https://goo.gl/maps/WfA2kFs3e4XAUfu67

2 特徴
 東山道は、律令国家が整備した官道のひとつで、佐久には清水と長倉の2つの駅が置かれた。この清水駅がここにあったと推定したのは、長野県内の古代史研究を牽引した一志茂樹博士であった。一志氏は、地割跡や堰跡や井戸跡などがみられることをもってこの場所に比定したが、あくまでも一志氏の推定地であり、発掘調査によって駅家跡などが発見されたわけではない。「推定清水駅跡」とする所以である。
 ただし、立地的にも東山道ルートがこの付近を通ったとみるのは自然であり、清水駅跡も北側の飯縄山麓に近い「弁天の清水」との間に眠っているとみてよいのではなかろうか。

3 ミニ案内
 小諸市の水道水は水源によっては軟水のところもあるが、全国的にも珍しく硬水が主である。そのなかで弁天の清水は軟水の名水として知られ、訪れる方も多い。
 国道18号には飲食店がいくつもみられるが、ラーメンみそ丸はおすすめ。長野駅前のみそ屋の系列店であり、味噌ラーメン専門店である。トッピングも豊富で、カラシとコショウで食べるギョーザもおいしい。(桜井秀雄)

 

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