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🌲アドベントカレンダー🌲

🌲〜18/25〜🌲 
12月18日
《クリスマスの花形》

 感謝祭やクリスマスといえば「七面鳥」で祝うというのが欧米の風習だと嫁入り修行の葉理教室で習った。まだ外国や外国人が珍しかった大阪国際万博あたりの頃の話。

 結婚してしばらくは、骨付きもも肉の照り焼きなどで手軽に作れるのが流行り、骨の先には紙で作ったリボンのようなもので包むと急にクリスマスらしくなった。そのうち、チキン一羽丸ごとのローストが出回り出した。もちろん、あたらしもん好きの私は、その流行をいち早く導入。

 孫たちが生まれ、NET販売が常習的に使うようになってからは、完璧な下処理がなされた輸入冷凍七面鳥(ホールターキー)が目につき購入。なにぶん冷凍なのでその頃の冷凍庫には入り切らず、調理する前々日あたりに届くように注文。
 解凍させて、お尻から詰めてあるネックや綺麗に処理された内臓などを取り出し、よく洗い、水気をすっかり拭き取って、レモンをプラスしたブライン液に冷蔵庫で一晩つけおき、詰め物をしっかり入れた七面鳥のローストを作るようになった。

ローストチキン

 そのうち、国産チキン一羽丸ごとが、完璧な下処理がなされチルドでとてもいい状態で送られて来るのを知り、ホールターキーと同じように、レモンをプラスしたブライン液に一晩漬けおく。
 翌日、詰め物として〈ガーリックライス〉もしくは〈もち米に内蔵されていたネック以外の心臓や砂肝などを刻んで焼飯風に仕立てたもの〉などや〈果物とパンを混ぜたもの〉などなど。
 その年、決めたテーマにそった詰め物を入れ、お尻あたりを爪楊枝などで縫うように閉じ、オーブンて焼けば、柔らかく美味しいローストチキンのできあがり。

 ターキーとの違いは冷凍かチルドか。それに第一はお値段。国産丸鶏はターキーの半分以下、ウチでは七面鳥を焼くことはもうない。

 
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