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友と恩師との再会。

恩師がはるばる地元に来ると連絡があり
家から一時間程の場所へ車で行ってきた。
はじまりは、友達からのLINE。
「先生からお手紙がきた」と。
あるイベントに関わりがある先生からの
お誘いと、会えたら嬉しいですねとのメッセージ。
翌日に、私の自宅にも同様の手紙がきた。
嬉しくて涙が出た。

恩師とは、部活の顧問の先生。
高2からの2年間。けれど、私達にとってはとても濃い2年間でした。
卒業した後に教師を引退された先生とは、卒業後に数回会った後、東京へ引っ越しをされたことをきっかけに、年賀状のやりとりだけになってしまっていた。

ここ数年はこのご時世で、ただでさえ出かけることを躊躇していて、LINEした友人とも2年ぶりに顔を合わせた。

もう一人の友人も約束をしていたが、遅れるというので、話しながら待っていた。
顔を見て話して話がかえってきて、当たり前のことなのに、コロナ禍を挟んだからか感動すらしていた。

待っていた友人も合流し、こことはいつぶりなのかと、記憶の辿り合い。
誰だれの子供がこれくらいだった時?どうだったかな?いや、あの子もうすぐ成人だよ?早いね〜とか。
私達が卒業した時の年齢と同じくらいの時間が過ぎたんだよって話して、笑った。

コロナ禍で、約束の仕方がわからなくなったよねって。前までどうやって約束してたかな?待ち合わせしてたかな?子供がいて、自分一人での集合とは変わったもんねって。

尽きることない話題。

その時、恩師が後方から来られた。
干支ひと回り以上ぶりの再会で、一瞬の間があった後、「○○先生ー😭😭😭」

この2年間で、命の大切さ、人との関わり方、自分の性質ゆえの不安との向き合い方、さまざまな悩み事があり、考えた。
生きていることの幸せ、それを考えたら、私のベースはこの時代にこの友人との時間があるのだと思い出した。
仕事でしんどくて、しんどくて、そんな時に連絡を取り合い、ご飯食べながらただただ話しをしていた。それが息抜きになり、明日への頑張りに繋がっていた。

それが、マスク生活で途切れてしまった。

辛いとき、苦しいとき、不安なとき、顔をあわせて話が出来なくなった時に思い出したのは部活時代の他愛もない会話、そして、一緒にした緊張をほぐす魔法の言葉や体操。。。


それを教えてくれた先生。
私の家族の都合で、少しの時間で私は帰ることになったけれど、行ってよかった。
本当によかった。

その後沢山の写真がLINEで届いた。
これを機会にまた約束をしたいと思う。


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