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システマ ナイフ 優しさに包まれたなら

システマナイフワーク

システマのトレーニングで使われるナイフ
本物ではないけれど、冷たく見た目はちゃんとナイフに見える
だから、ぱっと見怖いです。

最初はペアを組んでマッサージから始まります。
ナイフで体を撫でてあげたり、少しツボ押しの要領でナイフを刺してみたり
刺してみると不思議なことがあります。
力むと痛い、リラックスして緩むとそこまで痛くない。
これは体験しないとわからない感覚。でも本当にそうなんですよね。

次のステップは、ペアを組み、一方がナイフで相手のお腹を刺そうとする。
刺されそうな側は、狙われた場所をリラックスして、軽くナイフを手で包み込み、プッシュアンドムーブの要領で軽くスクワットして、相手の力を受け流して、相手の手からナイフを奪ったり、そのまま制圧したりします。
(*言葉足らずだと思うし、理解が足りてないのでこんな感じですが、本当はもっといろいろやっていたはずです)

この、ナイフで相手を刺す練習をしていて驚いたことがあります。
それは、北川さんのお腹を刺そうとした時。
(もちろん、殺意はないですが、刺すぞと思って刺しました)
北川さんのお腹がぽよ~んってなって、ナイフを持った私の手に北川さんが手をかぶせた瞬間、私は、ほわぁ~ってなってナイフを落としてしまいました。で、すぐに転ばされ制圧されました。

北川さんに手を置かれたときに、何か優しさに包まれた感じがしたんです。
それで、殺意が消えました。(いや、もともとないけど、やってやる気は失せました)本当に、自然とナイフから手が離れたんです。

これがシステマなのかなと。
相手を癒して制圧する。リラックスさせると戦意喪失させられるのを体感した瞬間でした。

なので、私の中でナイフワークはユーミン(優しさに包まれたなら)のイメージですw

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