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子宮内膜症と多嚢胞性卵巣を抱えての妊活

タイトルの通り、2つの疾患を抱えながら妊娠するまでの備忘録です。
とにかく訴えたいのは生理に関するお悩みがあれば、結婚や妊娠の予定がなくても早く病院に行って!!ということ。
結婚から間をおかずに妊娠できたのは10年前の自分のお陰だと心底思っています。

妊娠までの時間経過

大前提として、妊娠までどんな時間経過で過ごしたのかご共有しておきますね。

2月  プロポーズ
4月  入籍
6月末 妊娠発覚

側から見たら超とんとん拍子。
お盛んねぇとか散々思われたんでしょうね…。

妊活開始

プロポーズをしてもらった日から速攻で生理を止めていた薬「ノアルテン」の服用をやめました。笑
で、休み明けにすぐかかりつけの婦人科へ連絡。
生理が来て、どのタイミングで受診したらいいですか?って問い合わせました。

我ながら必死さが行動に表れていますね(笑)。

で、幸いにもサクッと生理が来てくれたので、
言われたタイミングで受診。
ちゃんと排卵しているか確認してもらいました。
結果、排卵しておらず。
心境としては治療しててもダメかーというのが半分くらい。
残りはそんなにうまくいかないか、という諦めに近い気持ちでした。

様子を見ようかという先生に、
一刻も早く!と食い下がり、排卵誘発剤のクロミッドを処方していただき、帰宅。

長年治療していたからこそ、先生もすぐに処方してくれたと思っています。
もともとの症状が重く、治療に踏み切る材料が先生の手元にあったこと、
そしてわたし自身治療を経て、初診のときよりは(自分ではよくわからないけども)子宮や卵巣の状態がよくなっていたこと、
この2つが大きかったはず。
だからこそ、今生理前後で何かしらお悩みを抱えている人は未来の自分のために早く病院に行って!と大きな、大きな声で言いたいです。

クロミッドを服用してみる

次の生理が終わり、指示された通りに服用。
黄体ホルモンを刺激するんでしょうね、普段より熱っぽくてダルい感じがしました。
(もう、辛かった記憶は全然頭に残ってないので、なんか他にも症状あったかも…笑)

保険診療上、クロミッドを服用すると排卵前にエコーでチェックするために通院が必要とのこと。
というのも多胎妊娠になる可能性があり、
三つ子や四つ子になりそうなときは1周期逃すことになると教えてもらいました。
なので、

①生理前に受診して、クロミッドを処方してもらう
②内服後、言われたタイミングで受診
③排卵したか確認で受診

がわたしの治療の流れです。

プチトラブル

クロミッドで卵子がちゃんと育ち、排卵できることが確認できたわたし。
育った卵子を排卵させるための注射は免れましたが、それでもプチトラブルに見舞われました。

仕事の都合をつけるのが大変

夕診で基本受診していましたが、当時定時後に会議をぶちこまれたりとそれなりに残業していたので、怪しい時期は定時で仕事を抜けられるように調整しておくのは大変でした。

病院の予約が取れない

先生から「来週の◯曜日に今度は来てね!」とにこやかに言われるのですが、直近すぎて予約が取れない…。
受付の人に事情を話し、嫌そうな顔をされながら取ってもらったことが2度ほど。

どちらも何とかなったものの、地味に辛かったです。
職場の人にはまだ治療していることを話してなかったので、よく思われてなかっただろうなと思いますし、
数ヶ月、かつ内服だけの治療だったわたしでも仕事をしながらの通院には限界を感じました。

リセット前後に思う

リセットの目に遭ったのは治療してたったの2周期です。
圧倒的に短期間。
それは理解しています。わかった上で、あの頃の心境を残しますね。

リセット前のソワソワ

基礎体温を必死に測り、下がろうものならテンションもダダ下がり。
自分の症状とSNSの症状を必死に当てはめようとしていました。
生理前のダルさを妊娠のダルさと思い込みたかなるんですよね…。

どん底に落ちる

何がいけなかったんだろう、どうしてだろう、わたしは一生妊娠できないのではないか。
そんなネガティブな感情がグルグル渦巻いていました。

上の子を連れて受診している人にモヤっとする

どうしても上の子を預けられなくて一緒に受診するしかない人もいると思います。
ちゃんとクリニックの端っこで目立たないようにしてくれているのですが、心の中で、
「ねぇ、神さま、あの人はとりあえず一人子どもがいるんだから、先にわたしに授けて」
と思ったことは一度ではありません。

効くと言われたことに固執する

このサプリがいい、この食事がいいなんてSNSで見かけようものならとりあえず試してみる日々。
主人は口には出さないでくれてましたが、心配してたそうです。笑

治療してよかったこと

繰り返します、リセットになったのは2周期だけ。
でも、辛かった。
今、妊娠して思うことはこの2周期、
真剣に向き合ったことはわたしの人生で無駄ではなかったということ。

妊活している人の苦しみが今なら前よりも共感できます。
不妊治療を掲げているクリニックに子どもを連れて行ってはいけないとわかります。
子どものいない既婚者に「お子さんは?」と聞いてはいけないとわかります。
マタニティハイ、産後ハイで連絡を取ったり、SNSへの投稿に配慮する必要があるとわかります。

治療をせずに妊娠していたら、
普通に子連れでクリニックに行っていただろうし、
既婚の友達に「子どもはー?」って聞いていただろうし、
SNSへの投稿も普通にしていたと思います。
普通に考えて自分が恐ろしい…。

人さまに配慮できるように、
神さまが与えてくれたプレゼントだったと今は感じています。
人生に無駄なことは何もないですね。

3周期目のことはまた次回…。

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