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広島3

ドームを前にして改めて原爆の威力を実感しました。600m上空で爆弾が炸裂したそうですが、中心温度は100万度、こんなこと考えられません。人間が人間にむけてつかってはいけないもの。一発の爆弾が14万人以上の尊い命を奪い一瞬にして2kmを超える地域を燃えつくしました。人類初の核兵器による被害国、多分日本人でなければ耐えられないこと。そこに日本という国、日本人というものの不思議さを感じます。

ドームをあとにして公園を歩き始めるとだんだん肩が重くなり、霊が私たちについてきていると感じました。その後資料館を見学しました。そこにはボロボロに焼け焦げた服やごっそり抜け落ちた髪などが展示してあり、あまりの悲惨さに胸がしめつけられました。

最後に原爆死没者慰霊碑前で皆で祈りました。私の体調が悪いこともあって娘が代わりにノリトをあげてくれました。ノリトをあげはじめると、目がジリジリ熱くなり真っ赤に燃えた太陽のような光が一瞬で辺り一面にひろがり上にあがっていきました。こんなにも多くの霊が集まっていたのかと思い無事に終わったことに感謝をし、天に向かってありがとうございます、ありがとうございますと何度も言い続けました。

この日から夜中の0時に目がさめることはありません。こんなことがなぜ自分の身に起きたのか考えてみました。きっとエネルギーの勉強でもあったのでしょうが、それよりもその場に残された者達のために誰かが責任をとる、それが自分の役割だったのだと思います。

今の時代はなんでも選べる時代です。それでも生まれてきた目的を知ってその約束を果たせる生き方をするために人間としての存在があるのだと思います。




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