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長いから退屈なのかつまらないから長く感じるだけのか

楽しみにしていて買った小説なのに、なかなか読み進めることができない。しばらく放っておいて他のものを読み、また戻るを繰り返している。
いつかどこかでぐっと話に引き込まれるかもしれないし、読み終えたら「あー、途中で放棄しなくてよかった」と思うのかもしれない。

そう信じたいけど、まだ20パーセントしか読んでいないので先は長い。

「日常に物語がなくて、物語が書けるわけがない」
と、ずっと以前に小説サイトで知り合った人が言った言葉をよく思い出す。

日常を物語にする。
そんな日々を送れたらいいけれど、他人にとってはただ長いだけのつまらないお話かもしれない。どこかで面白くなるかもなんて、期待もされない。

ところで、今日はお酒の入らない懇親会があって、ひとことずつ……とマイクを渡されてしゃべった一言が、あれでよかったのかな、もっと意義のあることを言えればよかったのにと気になっている。

でも、私は誰の言葉についても「あれはちょっとよくなかった」とかなんだとか思わなかったわけで、自分が気にするほど人は気にしないものなんだと思う。そうだそうだ、気にしなくていいぞー! 忘れてしまえー! である。

私の後からしゃべった「あの人」みたいに言えばよかったと思うけど、結局それは「あの人」の言葉の選び方であり、言い方だ。私は「あの人」じゃない。

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