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ラブホはわたしのディズニーランド【第一章 バブリー廃墟なラブホ】@歌舞伎町 ラ・フランセパリス

歌舞伎町のキラキラした街並みと、お城のようなラブホに魅了されたいつの日からか、新宿に行くたびにそこに足を踏み入れたくなる。

たとえ入ることがなくても散歩するだけで、もう楽しめてしまう。
ある日、アメリカ人を歌舞伎町に連れて行ったら、「ワオ!ラスベガスみたいだ!」なんてことを彼が言っているのを聞いた。そのとき、

「なるほど。私、ラスベガスもきっと好きだわ」

と確信した。

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散歩をしていると、ここに入りたい!と心躍る瞬間がある。そして、去年の末にそうときめいて足を踏み入れたところが、最近のお気に入りのラブホだ。

今日で5部屋目になる。

バブル時代の奇抜で豪華な部屋がそのまんま残されている『ラ・フランセパリス』。本当にそのまんまだから、もちろんボロい。お風呂の水は濁っているし、水しか出ない、もはやシャワーは使えないなんて部屋もある。けれど壁が基本鏡で出来ているこのホテルに入った瞬間、一気にバブリーな気分になれる「きっと、あの時代の男女は、クラブで踊って飲みすぎたあげくにここにたどり着いてバブリーな夜を過ごしたんだわ」なんて勝手に想像しているのは私だけではないはずだ

ラブホって言ったら、ピカピカ光るジャグジー付きお風呂なんてのが魅力的なのは、私だってよおく分かる。でもここには、レトロなシャンデリアだったり透け透けの浴室なんか今時なかなか無いものがある床が安っぽいネオンでカラフルに光ったとき、それはそれは興奮した非日常がここにはあるわ、って感じ

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正直、初めてのラブホ、初めてのデート、それから泊まりではここをおすすめしないけど、普通の綺麗なだけのラブホに飽きたカップルだったり、セックスしなくても美術館や純喫茶感覚で楽しみたい人たちには、とってもおすすめ。

一応このラブホではドミノピザが出前で頼めるみたいだけど、私なら新宿小田急のデパ地下でフルーツ詰め合わせだったりお弁当を買ってからラブホに向かう。デパ地下の食べ物って豪華な上に、外食よりは安いから、まさにラブホパーティーにはぴったりだと思うのよ。

そう、そして、このラブホに是非一度行って欲しいと思う素晴らしい理由はコスパ!こんなにステキな場所なのに、平日朝から夜までいつの時間帯でも、3時間で2500円、つまり私は1250円しか払わなくてもいいってこと。それに万が一泊まったとしても5500円だから2750円で済む。部屋もそれぞれで全然違うから何回でも通ってしまうこの気持ち、分かるでしょう。

ここのラブホの部屋には、もちろん最新のVODなんて置いてないからラブホでよくあるAV鑑賞だったり映画鑑賞はできない。だから、代わりと言ってはなんだけど、壁や天井が鏡ばりだから自分達のセックス鑑賞をしたら良いと思うわ。なかなか自分たちの姿を横から下から上から見れる機会ってそうそうないんじゃない?

【まとめ】
『ラ・フランセパリス』@新宿歌舞伎町
・おすすめ度:◎
・タイプ:廃墟
・料金:◎(平日休憩2500、平日宿泊5500) 
・アクセス:新宿からは徒歩15分ほど、東新宿からは近い
・デート:△(初めての夜でここに連れて行かれたら逆に惚れる可能性はある)
・コンドーム:1つ普通
・お風呂:×(広くて透けててバブル感はあるが機能は駄目)
・ご飯:ドミノピザ出前(小田急デパートで買うか、コンビニは近くにある)
・テレビ:△(普通のテレビのみ)
・Wi-Fi:なし
・特徴:鏡張り、バブルの遺跡感、圧倒的コスパ

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