北緯35度付近では
9月12日から9月22日の約10日間
カノープスがヒライアカルライジングになります。
 
カノープスは船の星です。
プトレマイオスの時代にはアルゴ座という大きな船の星座でした。
この星座はあまりにも大きいので4つに分割されました。
りゅうこつ座、とも（船尾）座、らしんばん座、ほ座の4つです。
 
りゅうこつ座は船の先頭部分で全体を見るにはフィリピンあたりの
緯度まで南に行く必要があります。
一等星カノープスはシリウスに次いで明るい星です。
トロイア戦争の際の船の水先案内人の名前とされています。
アラビア語ではスイハル、アル・サールという呼称でした。
日本の本土では水平線のすれすれに見える星です。
 
北緯37度から南緯37度で使用可能な星なので
長野（北緯36度）以北ではパランやライジングの星になりません。
新潟は北緯37度以北なのでぎりぎり使用できません。
 
カノープスは冒険、リーダーシップ、独裁的な態度などを
象徴しています。船の船長を表しているようです。
また、未知の場所に進んで行く冒険を意味しています。
画家のピカソ、政治家の毛沢東、蒋介石に惑星パランがあります。
 
恒星を占星術に取り入れる講座を開催しています。
10月22日（日）に少人数制の講座を行います。
ご参加お待ちしています。

恒星占星術 (formzu.net)