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お雑煮ってこんなのだっけ?〜母の異次元お雑煮〜

母はお料理が苦手でした。
レパートリーも少なかったし、本人も苦手を公言していました。

そんな母のお雑煮は何かおかしかったんです。桜寺の生まれた地方で見かけるお雑煮は、おすまし仕立てで青菜の具が定番です。
母のもおすまし仕立てですが、お餅の他の具材が白菜、わかめ、卵。

今回、おおよそのレシピを再現してみます。

・母のお雑煮の作り方

早速、レシピをご紹介します。

材料(4人分)
・だし汁(鰹だし) 800cc
・白菜(1㎝幅に刻む) 2つかみくらい
・わかめ(水戻ししたもの) 掌に一杯くらい
・卵  2個
・切り餅  お好みの量を焼く
・しょうゆ、みりん、塩  適量

昔は自宅でもお餅をこしらえていました。
本来なら実家は丸餅が基本です。
昔はお檀家さんからお供えもありましたが、
最近はお家でこしらえる家庭も減った様子。
今回の材料は市販の切り餅です。

作り方
①刻んだ白菜をだし汁で煮て、しょうゆ、  
 みりん、塩で味付けし、煮えたらわかめを
 入れて、溶き卵でかき玉汁様に仕上げます。

②焼いた切り餅を器に入れ、①をかけていた
 だきます。

おもいでの母のお雑煮完成!
お汁は全然澄んでないし、青菜も無いし、
 わかめのかき玉汁がベース…異次元風。


なぜ、こんなお雑煮に…?
こどもの頃から食べていましたが、いつから始まったのかは不明です。
他ではこんなお雑煮を食べたことはありませんが、作ってみたら「おいしいよ、卵が。」と娘たちには案外好評。

これはこれ…家庭料理感は満点です☆。
逆に新しいお正月の伝統と思って、母のお雑煮を守っていくのもいいかもしれません。

お母さん、ありがとう。
新年早々、楽しい気持ちになりました。
わかめが目立ちます(笑)。