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本の紹介「Mr.マロウブルー/サマミヤアカザ」

「生きにくさ」をテーマにした漫画です。

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主人公の蒼井志月の引き篭もりシーンから始まります。

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コンビニに行くことにした蒼井は、そこで高校(中学ではないと思う)のときに仲良しだった同級生の武宮と遭遇します。

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武宮は蒼井の入学時に積極的に話しかけてきてくれた人でした。

しかし、実は武宮はいじめられていました(いじめっ子と進学先も同じになってしまった)。

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武宮を助ける蒼井。

標的は蒼井に変わりました。

お手洗いで虐められている蒼井に武宮がこう言います。

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うっわ……。めっちゃクズじゃん、武宮……。

元々、武宮は自分の身代わりが欲しくて蒼井に近付いたとのことでした。

そして、時間は現在に戻り。

コンビニで、「お前(蒼井)が今そうなっているのは俺のせいじゃないから」的なことまで言い出します。

どこまでクズなんだ、武宮!!!!!

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自宅に戻り完全にガチ鬱モードの蒼井。

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自暴自棄になり、鋏で自分の身体を刺し死のうとするのでした。

そこで、蒼井の意識は途切れます。

目を覚ますと、見知らぬイケメンこと水無月すばるが居ました。

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そして、そばにあった鏡に目をやると……。

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蒼井は自分が見知らぬ女の子、桜つむぎになっていました。

ここから、一旦桜視点での話に切り替わります。

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桜もまた、過去の蒼井同様に虐められているのでした。

更に、視点は変わり次は水無月へ。

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水無月は、他人の顔を認識することが出来ず、常に仮面をつけているように見えていました。

普段は相手の髪型などで相手が誰なのかを把握するようにしていました。

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水無月から見ても桜は怒った仮面をつけているように見えていました。

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人気者である水無月に怒りをぶつける桜。

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階段から水無月目掛けて飛び降りる桜。

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そして、見た目は桜、中身は蒼井になった状態だと水無月は桜の顔が仮面ではなく、顔として認識出来ていることに気付きます。

このときは、桜の中身が蒼井だと知らないので水無月も混乱します。

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蒼井は正直に事情を話し、自分は桜ではないことを水無月に伝えます。

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「死のうとしてた」、そう話したところで、では入れ替わった桜が生きているのか不安になった蒼井は水無月の手を借りて自宅に戻ることにします。

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自宅のドアを開けたらそこは……。

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もぬけの殻でした。

桜の姿は無いし、家具なども一式業者が処分していました。

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その頃、桜はホテルで傷の手当てをして髪の毛を整えていました。

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途方に暮れる蒼井ですが、取り敢えずは水無月の話に乗ることに。

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その頃。桜を虐めている男子生徒がトークアプリで桜をからかっていました。

こんなやり取りをしています。

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そして、この男子生徒が直接桜に嫌なことをしてくるのですが、水無月が助けてくれました(中身は蒼井なんだけど……)。

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蒼井にとって、虐められたり同級生に裏切られた経験をした学校という場所はトラウマであり近づきたくない場所でした。

ですが、水無月はどこまでも蒼井に親切です。

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「助けて」。

それはずっと蒼井が言えなかった言葉。

だけど、蒼井は水無月の支えもあり自分のトラウマと向き合うことにします。

これは、蒼井にとって大きな一歩であり成長ではないでしょうか。

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そんなとき。蒼井と桜がすれ違います。

桜は業者?清掃員?に扮して学校に戻ってきたのでした。

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蒼井は桜に気付きませんが、桜は気付きました。

蒼井を見つめる桜。

1巻は此処で終了です。

2巻に続く。

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