新型コロナウイルスに感染後も何らかの症状がつづく、いわゆるコロナ後遺症は大きな問題となっています。代表的な罹患後症状は、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などです。

特定タンパク質が原因か

コロナ後遺症について、血液中の特定たんぱく質が原因とする研究が発表されました。
ＢＢＣの報道によれば、英インペリアル・コレッジ・ロンドンが、COVID-19の重症患者６５０人以上を調査した結果、ある種のたんぱく質が存在すると、倦怠感など特定症状のリスクが高まることがわかったとのことです。
コロナの後遺症に悩む人々の血液中では炎症反応が続いており、この研究結果をふまえて将来の治療に期待が持たれているとのことです。

厚生労働省の情報

厚生労働省でも新型コロナウイルス感染症の罹患後症状（いわゆる後遺症）について情報を提供しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html

厚労省のホームページでは、症状が長引く場合に、かかりつけ医や地域の医療機関に相談することを推奨しています。
また、罹患後症状に関するQ＆Aのページでも詳しく説明されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kouisyou_qa.html

WHOよると、COVID-19感染者の約10～20％に罹患後症状が発生するとされていますので、コロナから回復した方でも、自分に罹患後症状が起きていないかを確認しておくべきかもしれません。
また、都道府県別の情報も提供されているので、心当たりのあるかたはチェックしてみてください。

各都道府県における罹患後症状に関するホームページの一覧
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya_00003.html

各都道府県における罹患後症状に悩む方の診療をしている医療機関を掲載しているWEBページ一覧
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya_00005.html