好きなことがたくさんあります。 本を読むこと。 絵を描くこと。 語学を学習すること。 …

好きなことがたくさんあります。 本を読むこと。 絵を描くこと。 語学を学習すること。 落語を楽しむこと。 美味しいものを食べること。 お酒を飲むこと。

最近の記事

国境の南、太陽の西について

いつのまにか、始の歳を越えてしまいました。高校生の時、国境の南、太陽の西を読んで、これは感想保留だと思いました。一番初めは、有紀子さんが可哀想という感想しか持てず、でも、その自分の反応が公平なものとも思えず、この本とは長く付き合うことになりそうと思ったのを覚えています。 これまでも何度か読み返してきましたが、今年になってやっと感情的にならず落ち着いて読めるようになりました。 それは、やっぱり、登場人物と自分の歳がすごく近くなったからだと思います。 始と島本さんは37歳、

    • うまくいかない日

      昨日長くやってきた語学の授業の最終日。 なんとか最後までやったけど、レベルについていけずここまでにする。 今日はせっかくの有休だけど、なんだか体が重い。 絵画教室に行っても、なんだかうまくいかない。 職場の同僚からは、ちょっと苦手な人のお祝いのお知らせ。 用事があって薬局に行ったら、ちょうどお昼休み。 時間を潰そうと入ったら喫茶店は、まさかの喫煙OKのお店。油断していた。 でも、浮かない私に店員さんが明るく話しかけてくれて、ちょっと気が晴れた。 私はこういう日、

      • 風の歌を聴けをこんな風に読めば良かった

        今日も、何十回目になるか、風の歌を聴けを読んでいます。 そういえば、風の歌を聴けって40章ですよね。 37歳の私は、37章をめくってみると、 ラジオのおたよりを紹介する章でした。 高校生のころ一番惹きつけられたのは37章だったのでなんだか感慨深いです。 今は別の章のほうが好きです。大人になってしまいました。 この本に出会ったのは、高校1年生だった気がします。 こんなに長く読み続けるなら、毎年毎年自分の歳の章にちなんだ言葉を大切にしたり、音楽を聴いたりしながら過ごせばよか

        • 1Q84、イノシシのラベルの白ワイン

          1Q84で、ふかえりのためにワインを開けるシーンがあります。 Kindle合冊版だと、1042ページ。 「ラベルには野生のいのししの絵が描かれている。」とラベルのことが書かれています。 私もこのワインが飲みたいなぁと思い立ちまして、検索しました。 Barden Chardonnayというワインが、少なくともシャルドネで、野生のイノシシが描かれていて、コルクのワインのようでした。 お値段は、8000円くらいだったので、何かのご褒美か、お誕生日に買ってみたいと思います^

        国境の南、太陽の西について

          米沢富美子さん、La vivo plenas je ŝancoj

          今日はふと泣けてしまうような偶然があったので、メモしておきたいと思います。 人生には何度か、救ってくれる言葉が偶然落ちてくるものです。 10年前、仕事復帰が不安で眠れなかった時NHKラジオで、米沢富美子さんのラジオ深夜便を聞きました。 そのお話の中で、物理か結婚かと悩んでいる時に、夫の允晴様の言葉で「人生これかあれかではなく、これもあれもということが可能なんだとわかって、それからはあれもこれも全部とって暮らしてきた」目から鱗だったという言葉がありました。 仕事をしたけれ

          米沢富美子さん、La vivo plenas je ŝancoj

          1978/7月

          7月に入りました。 7月といえば、村上春樹さんの羊をめぐる冒険の第二章は、 1978/7月というタイトルです。 7月23日が誰とでも寝ちゃう女の子のお葬式で、7月24日の朝に家に帰ると、離婚した妻が家にいます。 私はなんだかこの7月24日の場面が好きです。 空気やにおいや、部屋の雰囲気、明るさまで目に浮かぶような、、。 離れてはしまうけど、2人のやりとりもすてきだなと思います。「ずっと待っていたんだね」というセリフ、なんだかぐっときてしまいます。すごく寂しいシーンでもあり

          1978/7月

          こわがることはない。いつものニチヨウじゃないから

          村上春樹さんの1Q84を読み返しています。 少し個人的なことを書きますが、1Q84のBOOK3が出た頃、私は仕事と結婚前のバタバタで、今思えばだいぶ病んでいて、BOOK3は、買ったものの読めずに何年も過ぎてしまったという経験があります。 結婚して1年後くらいに子供が産まれ、産後うつやら、育児疲れやら、仕事疲れやらで、 実は7年くらい本が読めなかった空白の期間があります。 今思えば、あんなに辛い時期に子供の頃から大好きな本もなかった、長い期間、その期間の自分が可哀想になる

          こわがることはない。いつものニチヨウじゃないから

          目玉焼きがでてくる村上春樹さんの小説

          ここ数日、目玉焼きが出てくる村上春樹さんの小説はないかなと思い出したり、探したりしていました。 1Q84の青豆の章で、「冷蔵庫に残っていた卵とハムとバターを使って、ハムエッグを作った。」(kindle合冊版691ページ)というのがありました。 バターで作るハムエッグ、美味しそうです。 やったことないので、今度作ってみようと思います。 ちなみにハムエッグの時は、お水入れて蒸す工程は、やらないのかな。私はつい、やってしまいます。 どこかにハムエッグか、目玉焼きを焼くシーン

          目玉焼きがでてくる村上春樹さんの小説

          ゆで卵がでてくる村上春樹さんの小説

          今日は、喫茶店でモーニングをいただきました。喫茶店で食べるゆで卵が好きです。 ゆで卵は、誰かに作ってもらった方が美味しい気がします。 そういうことでは、おにぎりも家族が握ってくれると美味しいです。。 あと、定食屋で食べるハムエッグ。 ゆで卵がでてくる村上春樹さんの本がないかとちょっとさぐってみましたが、1973年のピンボールで配電盤の交換にきた工事人の方にゆで卵を差し上げるシーンがありました。 私も双子と僕と一緒に、ゆで卵をピリピリむきながらお話ししたいです。 目玉

          ゆで卵がでてくる村上春樹さんの小説

          風の歌を聴けに救われたこと

          私は村上春樹さんが大好きで、一時期、 村上春樹さんカレンダーを作ろうと試み、小説を読みながら、日付をメモしてました。 バート・バカラックはお好き?という短編小説を読んでいて、私も3月12日にハンバーグステーキが食べたい!と思ったからです。 カンガルー日和です。 何冊か日付をメモしているうちに、風の歌を聴けの物語の終わりの日がノルウェイの森の直子の命日かもしれないと気が付きました。 1970年8月26日 勝手な解釈ですが、 風の歌を聴けは、大切な人が自分の知らないところ

          風の歌を聴けに救われたこと