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はじめての弦交換

先日バイオリンを練習していて,

「あれ?なんだか楽器が鳴らないな?」

と思ったことがありました。

いつも感じられる音の広がりが,なんだかバイオリンの本体に閉じ込められているような感覚。音が外に行かないというか。

気温や天気の影響もあるのかなと思い,しばらく様子を見ていたのですが,あまり変わらなかったので,

「もしかしたら弦の寿命か?」

と思い,弦の交換に踏み切りました。

それまで使っていた弦は,エヴァ ピラッツイ・ゴールドです。
音量もあってしっとりとあたたかみのある音色。私はわりと華やかな印象をもっています。

エヴァ ピラッツイ・ゴールドは1年くらい張り続けていたかな。

弦の交換時期は3か月~半年と言われたりしていますが,プロのように毎日何時間も頻繁に弾いているわけではないですし,特に大きく音色に支障があると感じたことはなかったので弦交換をあえてしようとは思いませんでした。

それに弦も高いし。

(しかし,今改めてエヴァ ピラッツイ・ゴールドの価格見たらえぐいことになってるな。。こんなに高かったか?)

エヴァを張った時は,弦も高価なものだし,張ってる途中で切れてしまったりなんてもったいなさすぎると思ったので,楽器店のスタッフさんにお願いしました。

「でもいつまでも人に頼っているわけにはいかないよな・・。ただでさえ弦交換の機会なんてそうないんだし」

と思い,今回は自分でやってみることにしました。

今回の弦はオブリガート。昨年の発表会前に予備弦として購入したものです。

本当は,弦も買ったらなるべく早く開封して使用したほうがいいと思うのですが,かといって,じゃあ今ある新品の弦を捨ててしまうというのもできなかったので,このタイミングで張ろうと思った次第です。

で,いざ弦交換。

実際にやる前には,何個かのYouTube動画を繰り返し見て頭にインプット。大体の流れをつかむようにしました。

いよいよ,A線からペグを緩めて今張ってある弦をはずして,新しい弦を用意して・・

同様にD線,G線と進めていきます。

一応張れた。

音も調弦してとりあえずそれらしい音になった・・・。

そこまできて,A線に違和感。

あれ?

ペグの,弦が巻き巻きしている部分を凝視しつつ,

「いや,なにかが違う・・・」

と思って見てみると,


A線のペグを逆に回して弦を張っていた!(ペグを奥に回すのではなく、手前に回して張っていた!)


自分のアンポンタン具合に愕然とした瞬間でした・・・


まあでも,こんなのはペグを逆に回せばいいだけなので,

「修復可能!」

と気を取り直して張り直しました。

そしていよいよE線。
正直,E線って細いし,失敗しそうだから張り直すか迷ったけれど,まあ替えるなら一緒に替えたほうが音色の統一感出るしな,と張り替えることにしました。

で,弦を開封。細いゴールドの弦。先が丸くなってる。で,このループエンドの先をこのアジャスターにどうやってひっかけるのだ・・・・・・・・?( ^ω^)・・・ん??

というところまできて,

このバイオリンはもしかしてボールエンド用のアジャスターか!!(;'∀')(←ちゃんと認知していなかったやつ)

となりました。

結局,最後のE線は楽器店に持ち込み,新たにボールエンドの弦を購入してスタッフの方に張っていただきました。。


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こんな感じで,最初の弦交換は終わりました。3勝1敗というところでしょうか。

自分の楽器がボールエンドなのかループエンドなのかちゃんと分からずに、ループエンドの弦を用意していたのが全ての敗因でしたね。次回はこの反省を活かして,E線はちゃんと「ボールエンド」の弦を買うようにしよう,と思った次第です。

※ 中高学生のときにもバイオリンを習っていたのですが,当時弦を交換した覚えがまったくありません。親が張っていた記憶はないし,先生にやってもらった記憶もない。。そもそも弦を買ってもらった覚えすらない。。あの当時は一体どうしていたのか。謎。


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