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ChatGPTはおもしろい。でも仕事では?:SNSで大人のフリをする中学生^^

 SNSで大人のフリをする中学生みたいな感じがします^^
 語彙や言い回しは大人に似ている。でも使い方がズレていてトンチンカン。もっともらしいことは言うけれど、主張は曖昧。常識も無い。自信たっぷりだが、しょっちゅう間違える。
 特に物事の優先度が分からない。事の本質を理解できないからです。人間の死とネコの死を同列に扱うような感じです^^(注1)

注1:GoogleとMicrosoftはこの技術の採用を渋っていました。一線の技術者は危うさを知っているのでしょうね。学校を出たばかりの新人を、客先に送り出す気分でしょう。はっきり言ってなにをやらかすか、わかったものじゃないです^^;

 OpenAIの技術のベースは機械学習です。そして、実用面からこれを見たときの大問題の一つなのですが、これはブラックボックスなのです。作った人ですら、動作を予測できません。 

 何を考えているか分からず、信用できない新人なのですw

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 しかし、世の中には中学生でも出来る仕事は多いのです!
 なんとかとハサミは使いようと言います。用途を見つけ出せば、大化けするかも。(注2)

注2:商業的に成功するかどうかの焦点はコストでしょう。中学生に出来ることなら、中学生のバイトを雇えば済むからです^^
 なお中学生の労働が禁止されているのは、先進国だけです。念のため。
 インドならば、日給1USドルで働く子供が大勢います。10倍出せば、少し賢い中学生を雇えるでしょう。

 つまり最低賃金の労働者にコストで勝てるかどうかが勝負。データセンターは金がかかりますからね。コストダウンは難しいです。
 その辺りはGoogleが良く知っています。そのGoogleが難色を示していると言うことは、たぶん勝ち目は薄いのでしょうね^^ (注3)

注3:OpenAIとGoogleのビジネスモデルには大きな違いがあります。
 Googleが売っているのは情報です。これは需要が増えてもコストは大して増えない。一つの情報を1人に売っても100人に売っても、費用は同じ。
 しかしOpenAIが売るのは情報処理です。需要が増えればCPUを動かす時間が増える。これはコストが増大します。
 だからOpenAIは利用者が増えてもコストは下がりません。逆に固定費(≑コンピューター代)が増えて、経営リスクが増大する。
 調子に乗って処理施設を増やしていって、需要が下がったら借金を返せなくなって倒産します。
 そして、おそらくはそうなるでしょう^^
 創業者も(賢い)投資家も基本的には、それで困らないからです。彼らはビジネスが破綻する前に売り抜けます

 ただし、今のところはそれが見つかっていません。興味深い技術だとは思いますが、私は自分の金をこれに投資しようとは思いません^^;

 おそらくは一度流行し、限られた分野だけで残り、多くの人は忘れるでしょう。そういうルートを辿った新技術は枚挙にいとまがありません。ほとんどの技術は、その結末を迎えるのです。
 Alexaと車の自動運転が通ったルートです^^

 これに関しては、技術は本質的に試行錯誤なので、もうそうしかならないでしょう。人間が新技術にどのように反応するかは、予測不能です。

 そして、それで構わないのです。これが技術の進歩の王道です^^;

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おまけ
 シリコンバレーのビジネスの王道は、
「話題を作り、金を集め、株価上昇で儲けて撤退する」
です。だから彼らは基本的にホラ吹きです。そうでなければ成功しないからです^^
 それを踏まえて経緯を見ると、何か分かるかも知れません^^;

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