死にたがり

どうせ 私は死にたがり
弱く臆病で恥ずかしい者
頭もなんだし 身体もなんだし
なにもかも追い付けてないし

手をあげて 死刑執行なら
まず私が我先と手をあげる
死に損ないの遠吠えとして
ひとりで死ねる強さが欲しくて
日々 ネットで検索している

どうせ 私は死にたがり
音が怖くなり 痛みに変わり
逃げるもなんだよ 弱いと言われて
なぜかしら それでも死ねない

手をあげて 死刑執行なら
誰よりも先にスッと手をあげる
バカな考えは止しなさい、と
言われても考えが止まらない
でも ひとりではなにもできない

騙される毎日にうんと疲れて
ドヤされる心になかなか慣れない
否定されることに悦べるのなら
病と馴れ合って
生き甲斐を感じられたなら
そういう考えも浮かばなくなるかな?

どうせ 私は死にたがり
生きてる価値のない怪訝な者
空気も読めない 言葉の選びも
なにかしら理由は付いてくる

手をあげて 死刑執行なら
隅にいた私がヒトを寄り分け
ぜひ私を、と まず手をあげる
ひとりで死ねる強さがないから
また ネットで検索している

誰かを殺すなら 私が代わりになるから

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