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仮面ライダーギーツ~新たな始まり~第2話「回想編Ⅰ:由依と保乃に出会い、力を継承しようとおもったあの日々前編」

遂に始まった新たなデザイアグランプリ、最終戦!仮面ライダーバッファこと吾妻道長様、仮面ライダータイクーンこと桜井景和様からそれぞれの力を受け継いだ小林由依様、田村保乃様が最終戦第1Rをクリアしたのでありました!

道長「頑張れよ、由依。」

景和「僕も応援してるよ、保乃ちゃん!」

そんな事をデザイアグランプリの画面に写って戦う新世代の仮面ライダーバッファこと小林由依と仮面ライダータイクーンこと田村保乃に声援を送り、仮面ライダーギーツこと浮世英寿から託されたフィーバースロットレイズバックルとゾンビレイズバックル、ブジンソードレイズバックルを手にしてデザイア神殿を後にしようとした道長と景和の背中に声をかける者がいたのだった。
ツムリ「お待ちください、吾妻道長様に桜井景和様。」

道長「何の用だ?ツムリ。」
景和「どうかしたの?ツムリちゃん。」
ツムリ「お2人に聞いておきたいのです。保乃様や由依様とどのようにして出会い、自らの力を受け継がせることにしたのか。まあ、お2人だけではありませんよ!ウィンさんや祢音様、もちろん英寿様やあのお方にもなんですけどね。」
デザイアグランプリのナビゲーターとして事の顛末を知ろうと考えたツムリは景和と道長に保乃達との出会いを尋ねるのだった。
道長「フッ。別に語る程のことではない!聞きたければタイクーンに聞け!俺は帰るぞ!」
ツムリ「そうですか…それは残念です…。」
景和「良いのかな、道長?あの話にはベロバが関わってたはずだけど?」
道長「分かったよ、話せば良いんだろ!話せば!」
ツムリ「ありがとうございます!」
景和の半ば脅しに近いような説得に折れるようにして承諾した道長に対してツムリは笑顔で会釈をするのだった。
景和「あれは丁度今頃だったよね?」
道長「ああ。街に突如として大量のジャマトライダーが出現したのを俺達が排除するために動き出したんだ。」
そんな道長と景和の語りにより時は今から遡ること1年前、英寿達が活躍していたデザイアグランプリも終結に向かって動き出し、ゲームマスターであるスエルとの最終決戦に動き出していたのだった。
ジャマトライダー「ジャマ…」
ジャマトライダー「ジャマ…」

道長「なんでこんなにジャマトライダーが現れてやがる!一体何がどうなってるんだ!」
景和「そんなの僕にだって分からないよ!今はとりあえずジャマトライダーを倒さないと!」
道長「分かってるさ!あの人間共を守れないって言うんだろ!」 
景和「そういうこと!」
道長「フッ、お人好しが!」
そして、お互いに目の前に立ちはだかった2体のジャマトライダーに対して景和と道長はデザイアドライバーを装着したのだった。
『デザイアドライバー!』
『ENTRY』
『SETAVENGE』
景和「変身!」
『BRACKGENERALBUJINSWORD』
『READY…FIGHT』
タイクーン「行くぞ!」

『デザイアドライバー!』
『ENTRY』
『SET』『SETFEVER』
道長「変身!」
『ZOMBIE』『HIT』
『FEVERZOMBIE』
バッファ「覚悟しろよ!」

そして、ブジンソードに変身したタイクーンとフィーバーゾンビに変身したバッファは4体のジャマトライダーに立ち向かうのだった。
バッファ「ほら、どうした!そんなものか!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャマ…」
タイクーン「お前らの攻撃なんて既に見切ってるんだよ!」
ジャマトライダー「ジャマ…」
そして、ゾンビブレイカーと武刃による連続攻撃でジャマトライダーを吹き飛ばしたバッファとタイクーンだったが近くから人の声が聞こえた為にそれぞれの場所で後ろを振り向くのだった。
?「何なのこれ?現実?夢じゃないの?なんで怪物がこんな所にいるの?保乃もいないし!訳わかんない!」
バッファ「はあ?」
?「なんやねん…あれ…めっちゃ怖いんやけど…それに、由依さんもおらんし!ホンマにどうなってるん?ほの、もしかしてなんかのショーの世界に紛れ込んじゃったん?」
タイクーン「え?嘘でしょ?まだ逃げ遅れた人がいたの?」
そして、タイクーンとバッファが反応しようとしたタイミングと同じタイミングでジャマトライダーがデザイアドライバーに装着されたジャマトレイズバックルを押し込むのだった。
『JYA-JYA-JYASTRIKE』
ジャマトライダー「ジャー!」
『JYA-JYA-JYASTRIKE』
ジャマトライダー「ジャー!」
バッファ「何やってんだ、早く逃げろ!」
由依「え?」
タイクーン「早く逃げて!」
保乃「嘘?仮面ライダーやん!」
なんとかジャマ神の力と武刃でなんとかジャマトライダーの必殺技から守り抜いたバッファとタイクーンは勢いそのまま2体のジャマトライダーに対して必殺技を放つのだった。
タイクーン「こいつで終わりだ!」
『BUJINSWORDSTRIKE』
バッケントリガーを1回引いて発動する円月殺法と紅い月をバックに繰り出す斬撃であるブジンソードストライクでタイクーンはなんとか1体のジャマトライダーを倒すと共に逃げ出そうとしたもう1体のジャマトライダーにバッケントリガーを2回引いて発動する漆黒の墨のようなエフェクトから回転斬撃をエネルギー体として放つブジンソードビクトリーを放つのだった。
『BUJINSWORDVICTORY』
タイクーン「これで終わりだ!ハアッ!」
そして、2体のジャマトライダーを倒したタイクーンは変身を解き、保乃の目の前に現れるのだった。
景和「大丈夫?怪我はない?」
保乃「あ、はい!ほのは大丈夫です!」
景和「へぇ、保乃ちゃんって言うんだ。可愛い名前だね!」
保乃「いや、可愛いだなんて恥ずかしいです!」

景和「いやいや、本当だよ!あ、自己紹介がまだだったよね?僕は桜井景和、仮面ライダー」
保乃「タイクーンやよね?ほの、知ってるで!」
景和「え?嘘?」
保乃「当たり前やん、ほのはあんたを応援してるんやからね!」
景和「そ、そうだったんですね!ありがとうございます!それからここにいたら危ないからデザイア神殿に案内するよ!」
保乃「え?あそこに行けるん?ホンマに!」
景和「うん。それの方が安全だからね!」
保乃「やったー!!」
そんな事を言いながら景和と保乃はデザイア神殿に向かった。一方、バッファはというと。
バッファ「チッ、めんどくさい事に巻き込まれたな。おい、お前!頭下げろ!」
由依「え?」
『POISONCHARGE』
『TACTICALBREAK』
バッファ「失せろ!」
ポイズンチャージしたゾンビブレイカーによる通常のタクティカルブレイクよりゴッズホーンの能力で威力がパワーアップしたジャマ神専用のタクティカルブレイクをくらった2体のジャマトライダーのうち1体は吹き飛ばされ、もう1体は爆散したのだった。
由依「す、すごい!」
バッファ「今終わらせる。少し待ってろ!」
そう叫んだバッファはもう1体のジャマトライダーに対して強烈なライダーキックを放つのだった。
『HYPERZOMBIEVICTORY』
バッファ「終わりだ!」
そして、ハイパーゾンビビクトリーをくらい、爆散したジャマトライダーを見届けたバッファは変身解除して道長として由依の元にやって来た。
道長「大丈夫か?」
由依「あ、はい!やっぱり吾妻道長さんだ!」
道長「なぜ俺の事を知っている?まさかデザグラを見ているのか?」
由依「はい!私は貴方を応援してますから!」
道長「そうか。ところでお前の名前は?」
由依「私は小林由依です!由依でもゆいぽんでも好きに呼んでください!」


道長「じゃあ、小林だな。」
由依「こ、小林!?さっき言いましたよね、由依かゆいぽんと呼んでって!」
道長「悪いな。知り合ったばかりのやつを名前で呼ぶほど俺はお人好しではないんだよ。きっとタイクーンもデザイア神殿に帰ったか。俺達も行くぞ!」
由依「え?神聖なるあの場所に行っても良いんですか?」
道長「嫌なのか?嫌ならお前を置いていく。最もジャマトに襲われたいならここにいろ。」
由依「あ、待ってください!道長さん!」
こうして道長もまた由依とデザイア神殿に帰ったのだった。
道長「これが俺と由依の出会いだ。」
景和「僕と保乃の出会いもね!」
ツムリ「なんと美しい出会いでしょう!ありがたいお話、感謝します!」
道長「だが、これは始まりに過ぎなかった。だろ?タイクーン。」
景和「ああ。英寿にそそのかされて買い物に付き合ったやつね。」
ツムリ「そこでも何かあったんですか?」
道長「まあな。」
そんな話を景和と道長、ツムリが話していると部屋にギロリが入ってきた。

ギロリ「なるほど。素敵な話だな。」
ツムリ「ギロリさん!どちらかにお出かけですか?」
ギロリ「ああ。コラスの奴がゲイザーのヴィジョンドライバーを保管庫から盗み出したから取り返しにな。」
ツムリ「そうですか。お気を付けて!」
ギロリ「ああ、行ってくる。」
道長「コラスって確か。」
ツムリ「はい!かつてデザイアロワイヤルを開いた最悪のゲームマスターです!」
景和「そんな奴がなんで!」
ギロリ「コラス、お前は俺が絶対に抹消してやる、正義のゲームマスターとしてな!」
To Be Continued








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