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【ギリシャの楽園】「幸福の島パロス島」島内の交通事情

ヤーサス!(Γειά σας)
みなさんこんにちは、日本人宿サクサクハウス(@sakusakhouse)です!!

このブログでは、【幸福の島】パロス島やギリシャの情報を発信しています!

さて、ブログ主は、ある事にびっくりしました。この記事を作成し始めて数日経った1月10日、台風並みの強烈な風と冷たい雨で宿から出られなくなりました。冬季は雨が多いギリシャですが、このところパロス島では数週間の間は降っていなかったですし、あまりの急な悪天候に戸惑ってしまいましたね…

そんな嵐を経験する前、朝夕は冷えますが、晴れなら気温は最高20度くらいまで上がっていました(天国と地獄 笑)

さて、今回のテーマは【幸福の島】パロス島に着いた後の交通事情です。前回はアテネからのアクセスについて書いたブログでしたので、あわせてご覧ください:

[アテネからのアクセスのブログURL]
https://note.com/sakusakhouse/n/n96ddb11ddb8e?sub_rt=share_b

パロス島には鉄道はないので、基本はバスか車で移動となります。今回は移動手段の便利さを基準に交通手段を全て紹介します。みなさんがパロス島に来たは良いものの、移動できずに立ち往生されないように、しっかり説明します!!


  1. メインの交通手段は路線バス

パロス島を走るバスは ΚΤΕΛ (KTEL: 全国公共バス基金, Κοινο Ταμειο Εισπραξεων Λεωφορειων) という法人が運営しています。ΚΤΕΛ はギリシャ全国の各地域に路線網をもつ会社で、パロス島の路線バスは ΚΤΕΛ ΠΑΡΟΥ (KTEL PAROU) という傘下法人が運営しています。以下にURLを貼りますが、日本語のサイトはないのですが、グーグル翻訳を活用すれば問題ございません!

ΚΤΕΛ: https://ktelbus.com/en/category/ktel/​​ (英語/ギリシャ語)
ΚΤΕΛ ΠΑΡΟΥ: https://ktelparou.gr/en/index.html (英語/ギリシャ語)

写真1 パロス島を走るバス(運転手はグラサンが基本)

パロス島には他にバス会社は存在しないので、バス利用の際は必ずΚΤΕΛのバスに乗ることになります。路線はパロス島のあちこちに広がっていて、パロス島の玄関口であり、かつ最大の町パリキアを中心に、各方面へ行くことができます。
さて、路線バスの時刻表が気になるところですが、全てオンラインで閲覧することができますので、わざわざ紙の時刻表をもらいに行ったりオフィスに確認に行かなくても良いのです(しかもPDFダウンロード可)

写真2 公式ウェブサイトに掲載されている時刻表

ただし、つぎの点に気をつけてください:

  • 2週間に1回くらい時刻表の改訂が行われるので有効期間に注意⚠️

  • バスは時々遅れる(最大15分から20分程度、始発地は定刻発のことが多い)

パロス島からフェリー埠頭や空港に着くと、専用のバス停があります。フェリー埠頭の場合はバスターミナルがあるので、より分かりやすいです。必ず ΚΤΕΛ のバス停には標識が立っていますので、そこの周辺で待機するようにしましょう。行き先は、バス先頭部に終点の地名が書かれているので、それを確認してから乗車するようにしましょう(始発地からご出発の場合、出発5分前くらいにならないと分からないです)加えて、運転手が表示を変えるか、行き先にバスが行くかを出来れば確認することをお勧めします。

ビデオ フェリー埠頭からバス乗り場への道順(パリキア)

バスはチケットがないと乗車できません。チケットは、次の場所で購入できます:

  • バスターミナルのチケットオフィス(たまに閉まっています)

  • 近隣の店舗やカフェ(入り口に時刻表を貼っている場所で買えます)

  • たまに見かける券売機(パリキアのバスターミナルには1台あります. 硬貨のみ対応)

  • 運転手から直接購入する(少し割高です)

チケット運賃は距離に応じて変わりますし、色々タイプがありますが、1回券は基本的に 1.80 ユーロと思っていただいて結構です(同じ料金区間のチケットを運転手から購入する場合には 2.00 ユーロになります)。支払いには現金の場合がほとんどですが、チケットオフィスはカード決済も可能なところがあります。臆せず確認されることをオススメします。

写真3 バスの運賃表(行き先別, 基本料金は “FULL” を参照のこと)

車内の特徴バスの行き先を確認した後、運転手にチケットを手渡します。運転手は、チケットを半分破って返したり、回収したりしたあと、乗客の行き先を確認するので行き先を伝えてください。伝えなかった場合、バスは停まってもらえないこともあるので気をつけてください。

日本と比べるとギリシャのバスは色々異なるところがあります:

  • シートベルトがない時がある(着用義務ないのか疑わしい)

  • 車内に運転手セレクトの音楽が流れることがある

  • 運転手が乗客と喋りながら運転することもある

  • 運転自体は意外と安全志向(飛ばす運転手はあまりいない)

  • 下車する場合は走行中でも出口の近くに行ってアピールする

  • 路線バスと言っても車両は高速バスや観光バスと同じ

バス利用のメリットはなんと言っても【安さ】です!!島内の主な町に接続しているので、よほど僻地に観光する場合でなければ、バス利用が最も経済的です。ただ、本数が少ないこと、上にまとめて書いてあるようなギリシャのバス事情に抵抗がある方には向かないかもしれません。


  1. タクシー

次にタクシーを利用する場合について見ていきます。タクシーは基本タクシー・スタンドに停まっていることが多いのですが、台数が少ないため島内で流しを捕まえるのは容易ではないです。村人は電話で予約して来てもらうようにしているようです。
タクシーにはメーターがついていないので、料金は交渉制ですが、パリキアからサクサクハウスのある村までは20ユーロから25ユーロの料金帯です。交渉制と言いましたが、基本的に値引きはしてもらえないので、言い値で乗る事になります(しかもタクシー運転手は基本ギリシャ語がメインで、英語は複雑だとわかってもらえないことが多いです)。支払いは現金のみです。


写真4 パリキアのタクシー・スタンド

メリットはやはり利便性でしょうか。ドア to ドアで目的地まで連れて行ってもらえるのは大きな荷物がある時は重宝します。デメリットは費用が割高ということです。幸いにも「白タク(違法タクシー)」は見かけないので、ある程度は安心できるのですけれども…


  1. レンタカー

レンタカーもパロス島内の交通手段として有効です。主な街(パリキア、ナウサなど)の中心部にはレンタカー会社が軒を連ねているので、レビューを事前に確認して適切な会社を選んでください。レンタカーは四輪自家用車の他、オートバイなど二輪車、果てはバギー車もレンタルできる場合があります!バギー車は山間部のオフロードを走行する場合に便利なのかもしれません。


  1. 村人の車にヒッチハイク

ヒッチハイクはパロス島ならではの移動手段です。旅人と地元民が認識すると乗せてもらえることが多いです。島民にヒッチハイクを受け入れる理由を訊くと「旅人には不便な島だから」という答えが帰ってきました。逆にパロス島に住む地元民のヒッチハイクは受け入れないとのことで、理由は「基本みんな車持ってるから必要ない」ということだそうです。



写真5 ヒッチハイクは旅の醍醐味

ちなみに、ブログ主は一度もヒッチハイクを頼んだことはないですが、直近1ヶ月で4回くらい「乗ってけ」みたいな感じで車が停まって目的地まで送ってもらいました。ブログ主は島の住人なのですが、日本人(アジア人)ということで免除になっているのでしょうかね(笑)


  1. 道路事情

パロス島の道路事情は、日本とは異なる点がいくつかあります。レンタカーを借りられる場合など、道路事情の違いで戸惑うことがあると思われますので、この章でまとめて説明します。なお、ギリシャは日本と反対の【右側通行】ですので車は左ハンドルです。走行車線の取り違いには十分ご注意ください!


  1. 車道には信号がない

パロス島には信号がありません。みんな空気を読んで道路を譲り合っています。信号に慣れた運転手にとっては、かなり危なっかしく感じるかもしれないので注意がある程度必要ですが、後に書くように、島民の運転はそんなに荒くないので、しっかり前と横を確認すれば事故はないと思います。


  1. 車道脇は基本側道(歩道)がない

日本の道路は多くの場合、車道脇に側道があって、路側帯や車道外側線で仕切られていることが多いですが、パロス島の車道は基本的に歩行者用の側道はありません。もちろん、パリキアやナウサなど、比較的大きな市街地には歩道がありますが、いちど郊外に出てしまうと、きっちり車道の幅しか道がなく、脇は岩や砂利がむき出しなので歩きにくいです。おそらく歩行者がいないことを前提に作ったのでしょう。

写真6 サクサクハウスのある村付近の峠道(レフケス〜マラティ間)

ついでに言うと、ギリシャの道は排水溝もないです。地中海性気候のギリシャは雨が少ないので、排水を前提に道を作っていません。そのため、雨になると100%道に雨水が流れて豪雨の場合は、立派な川になってまうので、雨の予報の時は出歩かない方が良いように思われます。


  1. 村人は安全運転だが

村人の運転は、だいたい至極安全運転が多いです。そのため、日本の都市部で見かけるような、あおり運転、急加速の追い越し、または無理な割り込みは滅多にないです(そもそも交通量が少ないので渋滞も事故もあまり発生しないです)。ただ、いままで一度だけ郊外の道でバイクに乗ってウィリー走行で急発進して遊ぶ若者を見かけました。幸いにも対向車はなかったので、事故も発生しませんでしたけれども、もし巡り合わせが悪い場合には、大惨事だったかもしれません。


  1. まとめ

今回の記事では、パロス島内の交通事情についてまとめました。バス、タクシーなど公共交通機関の他にも、いろいろチョイスがあるので、ご自身のご計画に合わせて選んでみてください。フェリーや飛行機で到着しても、これで島内の移動は困らないと思われます!

【幸福の島】パロス島は、日本にはない街並みの他、とても癒されて映える自然の景色に感動する島です。今のところ、ミコノス島やサントリーニ島より、観光客が少ないのも特徴です。日頃の喧騒を抜けて、ロングバケーションなどいかがでしょうか?その時は是非、サクサクハウスのウェブサイトをチェックしてみてください!

日本人宿サクサクハウスは、パロス島やギリシャの情報を発信しています。SNSでも随時、投稿をしています。

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