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身の丈にしなやかに。|「余白」から生まれる偶然的なおもしろさ

こんにちは。こんばんは。

なんて書きはじめるか考えて18分が経ちました。この1年、リモートワークになって、圧倒的に文字コミュニケーションが増えたのに、しごと以外で文字を書くことが明らかに年々減っていることを実感します。

ということで初投稿です。まずは簡単にバックグラウンドを。

とにかくいろんなことに足を踏み入れてきたこれまで。

世の中的には激動の年でもあった1995年生まれ。世の中的には95年までがミレニアル世代と言われるけれど、80年代前半の人からしたら一緒にされたくないだろうし、とはいえ00年代-10年代(いわゆるZ世代)と同じくくりに入るのも違うし...という世代のはざまを漂う年代だなと思います。わかるかな、同い年。

小さい頃から、よく言えば好奇心旺盛・悪く言えば飽き性。造形絵画・陸上・ピアノ・水泳・空手などなど、毎日違う習い事に通う日々でした。今も変わっていないこの性格が、noteを書き始めた一つのきっかけでもあります。

中高時代は6年間一貫の女子校で、相変わらず、やりたいことをやる・違うと思ったら潔くやめる、という性格を貫いていました。新体操、ダンス、舞台照明など舞台に関わる活動の一方で、国際交流部でフェアトレード商品の企画販売をしたり、夏は海外留学に行ってみたり、、。本当に書き切れないくらいたくさんの思い出がある大切な6年間です。

卒業後は、一学年600人と、日本ではかなり小規模な大学の教養学部に進学しました。教養学部という存在に馴染みのない方からすると何屋さん?という感じですよね。名前の通り広く教養を身につけることにフォーカスしていて、私は教育制度を中心に、色覚・認知心理や統計などの心理学まわり、世界各国の歴史から都市社会学まで、いろんなことに足を突っ込んだ4年間でした。

フィンランド出身の先生による世界の郷土料理の授業や、イギリス出身の先生による沖縄の伝統音楽の授業。とにかくいろんなことに足を踏み入れたくなる自分にとって、広く多くの学問に触れられる環境は最高でした。大学の授業楽しかったなあ。この辺りの話はきっと今後も詳細を書く機会がある気がします。

卒業した後は、今も務めている会社に新卒で入社しました。事業が多岐に渡りすぎて、なんと総称するのが最適なのかわからないですが、入社して3年間は広告営業を担当し、4年目を迎えた今年からはSaaS領域で担当するサービスの戦略設計や制作物のディレクションなど、事業企画全般を担当しています。フルフレックスの弊社、4年目になった今も終業の定時が何時なのか知らない世界線で、自由に働いています。

そんな傍らで、空間デザインの世界にも身を置いています。興味を持ったきっかけはホールの舞台。小さい頃から舞台にあがることが多く、舞台のもつ特別な空気がたまらなく好きでした。本番ももちろん楽しいのですが、それまでの舞台の仕込みやゲネプロも含めて、舞台という空間が好きなのだと、大人になって気づき、舞台も含めて「特別な空間」をつくることに興味を持ち、この領域に足を踏み入れました。リモートの時代になって、人とのふれあいが少なくなって、より一層「空間」の存在意義を問い、肌で触れること・その空間の空気をあじわうことの大切さを日々痛感しています。今は建築家や照明デザイナーの元で日々修行中ですが、いつかは独立して自分の表現を誰かに体験してもらえるようになりたいと、日々奔走しています。

身の丈にしなやかに。

いつからか「しなやか」という日本語の表現が好きで、気に入って使っています。
ひとりよがりで全く折れない頑固さだけでも、かといって情報が過剰に降り注いでくる中で揺さぶられ過ぎる柔らかさだけでも生きていけなくて、程よい芯の強さ、しなやかさを持って生きていきたいなという意味で、「身の丈にしなやかに」をテーマにしました。

なんでnoteを書きはじめてみたのか

まあ何かを始めるのに大した理由なんて要らないと思うのですが、でもあえて言語化するなれば、しなやかでいるための「余白」を保つためなのかもしれないなと思います。

社会人になってから、起床して数十分後には働いて、働いた数十分後にはベッドの中、という、文字通り仕事一色の生活を送っていていて。それはそれでちゃんと充実した日々だったのだけど、世の情勢が一変して、全面的なリモートワークが始まって数ヶ月して、人にも会わずにその生活を続けることに対して、多くの人が抱いたのと同じように危機感を抱きました。

まわりともそういう会話が増えました。無機質になっていくね、豊かさってなんだろうね、って。じゃあ何が生活を無機質たらしめてるのかと考えた時に、行き着いたのが「余白」のなさ、なんじゃなかろうかと思いました。

「余白」で生まれる偶然的なおもしろさ

予め設定された「目的」の配下で、必要なことだけを、想定の範囲内だけで理由づけして進んでいく世界への、「余白」の中で生まれる偶然的なおもしろさがない世界への危機感。

そこから脱却したいなと思って、日々気になったことをすこしだけ時間をかけて、でも背伸びはせずに身の丈に掘り下げるということに至りました。

好奇心でなんでも足を踏み入れてしまう自分は、「何かその道を極めたプロ」とは程遠くてたまにうんざりするのだけど、いろんな世界を広く横断したから見てこれた多面的な世界観から、偶然的なおもしろさが生み出せたらそれこそジェネラリストとしての本望だなと。

大した理由なんてないし、崇高な目的もない。そういうものを問わない「余白」しかないこの世界線で、ただ自分がしなやかにたくましく生きていくために整理して、それをちょっとでもおもしろいと思って読んでくれる人がいたら幸い、くらいの感じで公開してます。そんなところです。気が向いた時に、赴くままに、更新します。

次から、手始めに音楽のはなし、本のはなし、始めていきます。

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