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詩 『そらの風 こころの灯り』

ターナー1
ウィリアム・ターナー『月明かりの中石炭を運ぶ船員』

わたしは風。
はるかな海を渡ったり、空高く舞ったり、
自由にどこへでもいけるよ。
村の中を走り、街角を吹き抜ける。
でも一番好きなのは
音を木霊にして、人に届けること。
みんなに聞いてほしいから。

わたしは灯り。
はるか遠くまできらめかせ、闇の中を照らしたり、
自由にどこへでもいけるんだ。
船を案内し、旅人の道しるべにもなるよ。
でも一番好きなのは
光をぬくもりにして、人に届けること。
みんなに温まってほしいから。

わたしはそらの風。
わたしはこころの灯り。
吹き渡るように
ともしびのように
思いを言葉にして届けたい。


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