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飲食×デジタル。SALAのコロナ禍におけるデジタルの活用を開示します!

本日8月11日(水)に開催された飲食店向けのオンラインセミナー「ピンチをチャンスに!DXで飲食業界の未来を切り開く」の内容をnoteに残しましたので共有させていただきます。飲食の現場からのデジタル活用事例ということでSALAは登壇いたしましたが行政の視点から、フードデリバリー 企業の視点から、非常に学びが多く、貴重な時間でした!動画は後日配信される予定です。(議事録的に文字起こししていますがリアルタイムでの限界で自信がありません涙。動画が公開されましたらぜひディスカッション部分ご覧下さい。資料などの開示を目的にnoteに残しています)

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【黒田】 about SALA during COVID

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神戸元町商店街と南京町の間の路地裏に位置する「神戸アジアン食堂バルSALA


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▶︎コロナとSALAの店舗売り上げの推移

SALAの店舗売上の変動:宣言と共に売上がガクンと落ちる。飲食で言うと2020年の11月、12月がしんどかったのではないか?感染が拡大してお客さんの自粛ムードが強い中宣言などが出ない状態で集客が非常に厳しかった。
表にしてみて驚くことは今年に入り、ずっと時短と言う制限がある中でも3月と7月の約2週間しかまともにディナー営業ができていない。店舗の売り上げだけでやっていくのは本当にしんどい。

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店:どうしようどうしよう^^;  お客さん:美味しい料理を家で食べる方法を考えていた

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オンラインにしても、何か新しいことをするのは情報を発信するのがとても大事、その基盤となるのがSNSだった(instagram,facebook,twitter,note,LINE)。

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でも通販のためのサイトを作る資金は?真空パックの機械の購入は?何にせよお金が必要、そのときに活用するのは助成金も有効な手段。

▶︎助成金の活用と資金調達(クラウドファンディング)

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ミラサポPlusなどから情報をキャッチ
▶︎https://mirasapo-plus.go.jp

でも助成金は半年〜1年間立て替える期間がある、そもそも経営が厳しいときにその繋ぎ資金をどうするか。銀行で借りることももちろんですが、SALAの場合はキャンプファイヤーのクラウドファンディングを活用した。

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▶︎SALAクラウドファンディング

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通常は手数料が17~20%かかるクラウドファンディングだけど、コロナサポートプログラムというのがあり、手数料が無料になるキャンペーンがあった。SALAもこれを利用させてもらった。そして今ちょうど、8月31日までのエントリーにてそのキャンペーンが行われているので「やってみよう!」と思われた方はぜひ活用していただきたい。
▶︎https://camp-fire.jp/channels/covid-19-support

そうして資金を調達し、攻めのためのサイト作りや設備投資を行った。

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SALA ONLINE SHOP▶︎ https://shop.kobe-sala.asia

助成金も活用した。もちろん、サイトをつくるだけじゃ売れなくて、それらを知らしめることがとても重要。そこでSNSの活用が必須となる。facebook,twitterなどは何となくうまく活用できていたが、instagramがうまく活用できていなかったし、店長がよく理解できていなかった。

▶︎Instagramの活用(学生視点での改革)1年でフォロワー2100→3600

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そこで学生スタッフの協力のもと昨年の8月あたりからinstagramの強化を行った。店長には見えていない学生視点での改革はとても重要だった。店舗に来てくださったお客さんいフォローしてもらうためにはアナログなPOPで地道にコツコツと。

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SALAのファンの方以外へのアプローチも疎かにしてはいけない。フォロワーに有意義な情報の投稿内容をコンテンツとして組み立てていってくれた。

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店に来れない方にとっても有意義な情報、各国の言語の紹介、文化の紹介、まかないライブ、日常の日記、異業種とのコラボなど・・・

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太山寺珈琲焙煎室さん

ケンミン食品株式会社さん

元町ケーキさん

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コラボ内容詳しくはSALAinstagramのリールやIGTVをご覧ください。

コンテンツを増やし、フォロワーさんが増えることによって通販も売れるようになってきました。通販で購入していただき、「#おうちをSALAに」で投稿していただくフォトコンテストも開催しました。

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またコメント欄やストーリーズでのコミュニケーションを大切にし、来店ができないコロナ禍でも接点が切れないように。

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緊急事態宣言化のデリバリー営業のみの時には「がんばるあなたを応援する弁当」を。ストーリーで毎日どんなお弁当を食べたいかを募集し、日々実現。そうすることでお客さんとのストーリーズ上でのコミュニケーションが活発化しました。

後ほど触れるLINEの活用でスピード感のある日替わり弁当「がんばるあなたを応援する弁当」をすぐに掲載、簡単に購入が可能な動線を作りました。


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そういった様子をこのnoteで発信することを心がけ、SALAが今何をしているのかを積極的に発信しました。そうすることでメディアの方が読んでくださり取材につながったり、自分たちのトライアンドエラーを可視化することの重要性も学びました。

▶︎フードデリバリー の活用

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フードデリバリー は最終手段と考えていたが、できない、やりたくない理由を一つずつ潰していった。今では売り上げの柱を作る重要で革新的な手段。

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こぼれないかな?冷めないかな?店のパッケージの努力などで自分たちでもリスクを減らしていけばいい。

昨年の12月ごろから導入していたフードデリバリー、とあることをして4月からぐんと売り上げが伸びた。

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屋号の変更や商品に専門性を持たせ絞り込んだことやパッケージの工夫でリピーターがつくようになった。

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自分たちの個性をどこに出すか、想いをどうやって乗せるのか。お店で雰囲気を感じれられないからこそ、届いたパッケージが店でいう内観・外観でもある。

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このビヨンビヨンバック、1枚五円以下でシモジマオンラインでも購入できます。

▶︎LINEの活用(Lテイクアウトオーダー)

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SALAではこのサービス(有料)「Lテイクアウトオーダー」を利用しています。

お客様はLINEで簡単にいつでもどこでもオーダーでき、店舗はテイクアウトオーダーを一元管理できるというもの。

きっと働いてらっしゃる方は、突然カオマンガイ食べたくてもお仕事中に電話はできない、LINEなどでパッと予約できると気軽で嬉しい。

私たちはテイクアウトのオーダーをお電話でいただいたときにそれを
①メモに書き留めて②iPadのレジ予約に打ちこむ
という作業があります。緊急事態宣言下で人員不足の今、料理を作りながらお電話を受け付けてこの作業を繰り返していると、どうしても抜け漏れが発生してしまうときがあります。あれ!?さっき書いたメモどこいった!?・・・

今まではオーダーをいただく際、
お電話・個人LINE・各種SNS(Facebook,instagram)のDM・メールと、入り口が広過ぎてどうしても見過ごしてしまったりリアクションが遅くなってお客様に迷惑をかけてしまうことがありました。料理中は携帯電話を触れないのでApple Watchで管理するようにもしていたのですが、通知されたりされなかったり・・・テイクアウト需要が多いこの時期、何かいい方法はないだろうかとずっと考えていました。

このサービスを利用してLINEに集約できればそれも解決できる・・・でもどうやってLINEのサービスを知ってもらおう・・・??
そこで学生スタッフが周知の為に投稿してくれたのがこれ!

この投稿を機に、お客さんのテイクアウト予約が一気にLINEへと集約されました。

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応援チップという制度もあり、こちらでチップを追加してくださる方もいてとてもあたたかいです。またLINEという特性上、注文して食べた後にわざわざメッセージをくださる方もいらっしゃいます。気軽に利用できるコミュニケーションツールだからこそのやりとりであると実感しています。
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LINEのお友達の属性やSNSの属性を理解して効果的に発信していく。(上記はSALAの1400名のお友達の属性)


▶︎Lテイクアウト&オーダーの応用編(新サービス「SALAっとマチアワセ」)

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▶︎これからの飲食に求められること

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これからの飲食に求められること:対面でキャッチできていたお客さんの反応が得られなくなってきた今、デジタルを駆使すればその見えない反応を探ることもできる。お店側がどこまでお客様の声をキャッチして実現していくのかが重要。

【長井さん】神戸市経済観光局政策課

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補助金ではなく、飲食店の方々の選択肢をいかに増やしてもらえるかを匿名的に実施。企画創生局にて、企業とコラボして新しい市民サービスを生み出す実験をしてきた。緊急時低宣言下はコロナ対策に当たる職員は出勤、当たらない職員はリモートで働いてきた。

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デリバリー:uber eatsとコラボして割引キャンペーン、神戸市が2ヶ月間全部持った→すごい反響!メディアも200媒体以上載った。出前館からもお声がけが。容量の軽減、家庭の負担を軽減するためにクーポンを配給(uber,出前3ヶ月のみ)

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キッチンカー:徒歩圏内にスーパーも飲食店もないところにキッチンカーを配車させた。出店費用をサポート(継続中)100円割引のアンケートをつくると、4000人ぐらい参加者が!

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取り組みに対するフィードバックの声を聞く

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デリバリーは食中毒のリスクが急増、モノと一緒に送ることにシフトチェンジした

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【近藤さん】food Pandaのデリバリー市場、神戸市の状況


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discussion time【1st topic】  今、飲食店経営者に伝えたい耳寄り情報

近藤さん:デリバリーの活用方法:集客する上でのテクニックは商品を10品程出す(レパートリーを増やす)、美味しそうな写真、料理の説明文を加える、BAERU写真を載せる!

黒田:テイクアウトパッケージの考え方

溢れたらやだな、冷めたらやだな...という思いが店にはある→でもそれを解決する努力・工夫を店がしなければいけない。こぼれにくいパッケージ、冷めても美味しいお料理。
またお店の「雰囲気」をどこで感じるのか?と考えたときに、パッケージなのでは??と考えた。そこで、パッケージに多国籍のお母さんシェフにメッセージを書いてもらう。food delivery のお客様はお店に来ない新規のお客様。純粋に実店舗売りあげの+αとなる革新的なサービス。利用しない手はない。

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長井さん:行政サービス、支援制度について

(経済政策家の仕事の紹介:for経営者)新規事業の開発プログラム:得意分野を持ったメンターさんとマッチングしてサポートしてもらう

オープンゼミ:オンライン/オフライン交互で行う。SDGsの観点から人材育成、人材開発の事例について毎月お話を聞いてもらう。中小企業会社の人も来る

濱さん:シェアキッチン=一つのキッチンを複数の人でシェアする

favyサブスク
◆Basho.com
ヒトトバ

【2nd topic】 今後飲食店はどう変わっていくべきか

黒田:今までは来てくれたお客さんに満足いく料理を提供して、嬉しそうな顔を見て頑張ろうと思えた。ただコロナになり非対面のコミュニケーションが多くなった今、その満足度をどこで感じとるか?LINEのアンケートやSNSコメント、投稿などからアタックして、お客さんと同じ目線で気づきが 目に見えないものに対して自分たちが行動して情報を探りにいく。インスタとかわからなかったけど大学生の力を借りた:周りの人の力を借りるのも大事!全部自分でしようと思わない。

food panda近藤さん:一つのファンドではなくて、4つのファンドで基盤を広げていく。自分のためだけじゃなくて、家族や彼氏彼女のためのプレゼントがない!!って時に新たなサービスでSHOPで取り寄せることができる。1-2日ではなく、当日30分以内という短いスパンで手にすることができる。insideboxからだけでなくoutsideboxから見る視野が必要

神戸市長井さん:色んな人の力をどう集めて力を合わせて動けるか、一人で解決しようとしないこと、日頃のネットワーク情報収集、普段からアンテナを張っておくこと

濱さん:デジタルサービスの導入が遅い方。サービスの見極めが難しい。便利なことでも知られないと難しい、見えないところがすごい大切、サービスが途中で終わってしまうこと、デジタルだと見にくいけど、実際に足を運んで見に行くという感覚を見失ってはいけないと思う

長井さん:寄り添った形にしないと結局使われないですよね

濱さん:その通り!実際にお店に行くっていう家庭を作るのもとても大事だと思う、そこから繋がる輪もある、情報共有のスピード感

質疑応答time

Q.一般客、利用者が飲食店のために出来ることはなにかありますか??

A.

黒田:もちろんお店に来てご飯を食べてもらうことが嬉しいけど、精神的にしんどい時の方が多いので、応援メッセージをいただくと励みになり、頑張ろうという力になります。

food panda近藤さん:オーダーされる際は住所があってるのかを確認していただけると、配達員が迷わずに迅速に配達できるので助かります。ピンの立て方を間違えない。(プチ情報)ライダーさんの工夫:身だしなみはもちろん、手袋をつける、お盆で受け渡しを行うなど

Q.お気に入りの店が無くならないためにできる支援は、お店を利用する以外に何かありますか?

A. 

黒田:飲食はコロナになり精神的な面でしんどい。そんな時にかけてくださるお客さんの言葉、手紙が本当に力になる。メッセージを送る、お店の人とコミュニケーションや接点を絶やさない、どこかで覚えていただけていたらとても嬉しい。

長井さん:おせっかいを焼くこと。こんなんやってるらしいよ〜とか!

視聴者にメッセージ

黒田:聞いてくださりありがとうございました。私自身もとても勉強になりました。新しいことを始めるのは本当に大変、自分だけでしようとするとできないこともあります。そんな時に周りのスタッフはもちろん、お客さんもいることを念頭に、あと1−2年コロナが開けるまで頑張りましょう。salaの情報で開示できるものは全て共有しています!

近藤さん:ご質問等がありましたら神戸メリケンビルにいるのでぜひ来てください。

長井さん:神戸市内で150万人いるので、日々、顔の見える関係づくりが大事だということを改めて感じた。自分だけで乗り切ろうとせずに、適切な手段を使うなど、これからも頑張っていきたい

濱さん:地域のコミュニティの関わりは短期間で実を結ぶのだなと思った。

〈番外編〉セミナー後にfoodpanda神戸支店に行ってみた!〜SALA学生スタッフmikaレポート〜

Salaから徒歩5分程のところに神戸支店を持つfoodpandaさんへお邪魔してきました!トコトコ歩いていると、どこからか視線を感じました...

panda覗き

panda 覗きすぎ

めちゃめちゃ見られてる👀!!!通りゆく人みんなが「foodpandaだ〜」って口にしてしまうほどの存在感と圧迫感がある、、けどこの並べ方、かわいい🐼!

\正面はこんな感じです!ドドーーーーーン/

いざ出陣mika

元町の立地が良い場所にドカンとそびえ立つ神戸メリケンビル!いざfooodpandaさんに出陣です!!

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恐る恐る中を覗いてみると、、、


pandaしか勝たん

これまたたくさんのpanda🐼がお迎えしてくれました!!!

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ズンズン進んでいくと、そこにはお料理の配達をしてくださる通称ライダーさんの休憩部屋が!

よく見てみると、、、

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ライダーさんへ向けたお役立ち情報が色々展示されています👀

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ドリンクや冷蔵庫、ソファまで完備されています!

どこを見渡しても、foodpandaさんがライダーさんを想って設置されたものがたくさん、、、雨で濡れた時用のハンガーラックやヒーター、自転車を利用するライダーさん用のクリーナー、保険の案内まで、、、温かいです😭

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地域密着型のfoodpandaさん、神戸はもちろん、各関西圏のライダーさんが撮ったお写真まで飾られていました🚲

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パンダバッグをデコレーションしたり、バッグを自転車にくっつけたり、ライダーさんの個性が出ていて見ていて楽しかったです😆

どこを見てもパンダ!ぱんだ!🐼!

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いいところを見つけました😏

尚子さん(店長)に撮ってもらいました📷✊️

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コロナ禍になり、SALAがフードデリバリーを開始してから、SALAのお料理を「お願いします!」とライダーさんにお渡ししてきましたが、SALAのご近所にライダーさん専用の休憩所があるとは知りませんでした!

暑い日も雨の日も、神戸のお客様を笑顔にする料理を届けてくださるライダーさん、そしてそのライダーさんをサポートするfoodpandaさんとの関係がとても素敵でした😌🌈

私も飲食店で働く一人として、大好きな神戸をハッピーにできるように、色んな方法で頑張っていきたいと思います👊🔥














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