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姿を変えてやってきた猫

17歳で昨年

魂の故郷へと帰って行ってしまった

愛するニャンコを思い出すと

日々

泣いたり笑ったり

クスっと微笑んだり


姿は見えないけれど

今でも

私を毎日楽しませてくれているニャンコ


一緒に暮らすようになってすぐ

お友達と温泉旅行に

行く事になって

初めてお泊りして

帰って来て

玄関ドアを開けると


玄関のたたきに

もこもこの

大好きな小さなブランケットに

包まれながら眠っていた

子猫のニャンコを見た時


あまりに愛おしくて


寂しい思いをさせたくなくって

それからは

お泊りでお出かけする事は

なくなったの


きっとエレベータの音が聞こえるたびに

玄関へと駆け寄り

ドアが開くのを待って・・・を

何度も何度も

繰り返していたけれど

とっても賢かったうちのニャンコは


いつ帰ってくるのかわからないから

自分がいつも寝ている

もこもこのブランケットを

くわえ持ってきて

寝ていたのかなって・・・


初めてニャンコと出会った時から


なかなか

人間の子供として

宿るタイミングが

私たち夫婦には

なかったから

私たち夫婦の元に

猫に姿を変えて

やってきてくれたんじゃないかなって

パートナーとよく話していたくらい

そう感じていたの


私がお風呂に入っていると

一緒に入りたがったり


体のケアも嫌がることなく

いつもさせてくれていて


とってもとってもママ思いの

ニャンコでした

ニャンコと出会って

今まで以上に不思議な事を

心惹かれるようになったの


出会いたい人と

巡り会うために

姿を変えて

やってきたり


様々なタイミングで

出会うように導かれる事って

あるんじゃないかなって

感じるようになったの


縁は神秘的で不思議なものだから


またこの人生で

巡り会いたいな


大好きな肉球




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