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受け継がれるジンクス~縁は奇跡

人生には

不思議な事に溢れているけれど


その中でも

縁というものは

まさに神秘的で

奇跡に溢れていると思うの



ほんの数秒違うだけでも

会う事もなく

気づくこともないのだから・・・


私の母方の姉妹(叔母)たちには

とっても不思議な

共通のご縁があって

素敵な物語があるの


私の母が父と出会ったのは

私の母が

当時の恋人と

お寿司屋さんへ行った時


お客さんとして入ってきた

男性と目が合ったのが父で



アウトローな感じの父を

見た瞬間


私の母は元々信じがたいくらい

霊感・直観がある人なので

始めてみた父に

深い縁を感じたそうなの


案の定

父は友人や知り合いに頼んで

すぐに母がいる場所を探し

(今ならばストーカー(笑))

アタックを開始


でも母は恋人がいて

父のような人では

幸せになれないと思っていたので

とにかく

ご縁を遠ざけようと

過ごしていたそうなの


それから数か月が過ぎたころ

母の母(私の祖母)が

魂の故郷へ旅立ち


まだまだ若かった母は

とっても辛く不安の中

恋人に電話をかけて

思いを伝えると


恋人は冷静に

「明日朝に汽車に乗ってゆけばいい」と

母に伝えたのだけれど

気持ちが混乱していた母は


「もういい!」と電話を切って


その瞬間

思い浮かんだのが

ずっと避けていた父で


父に電話をすると

行動力のあった父は

すぐにやってきて

仕事も数日休みを取り


憔悴している

母に


15歳から働いて貯めていたお金を

母にすべて手渡し


お葬式の費用と

しばらく仕事を休む事をすすめ


お金を用意してくれたり

良くしてもらったそうなの



そんな流れもあって


私たちが

誕生する人生が始まったの

母以外の姉妹も

同じような物語があって


母の妹は進学のために

昭和感満載の外階段のアパートに

一人暮らしをしていたのだけれど


突然

母親(私の祖母)が魂の故郷に旅立ち

辛い思いを抱え

悲しくって

眠れないまま

外階段に座り

泣いていたそうなの


そうしたら

下の階に暮らす

あいさつ程度に知っていた

大学生の男性が


「どうしたんですか?」と

声をかけてきたので


事情を話すと

「それなら今から送りますよ」といい


その大学生が

友人から車を借りてきて

送ってくれて

数日間

葬儀などが終わるまで

一緒にいてくれたそうなの



そこからすべてが始まり

今も仲良く

人生を長く共に暮らしているの

母の姉(叔母)も同じように


ずっとアプローチされている人が

いたのだけれど

何となく

気が進まず

毎日

通り道で待っている彼を無視して

通り過ぎる毎日の中で

(今ならばストーカー)

母親が魂の故郷に旅立った日

思いを抑えられず

泣きながら歩いていると


心配した彼が・・・という流れで


長い人生を共に歩んでいるの

その様な流れ・ジンクスは

それだけではなく


私にもあるようで



若い頃

恋人ができるたびに


たまたまなのか

お盆時期が多く


お付き合いが始まると

必ずお墓参りに行っていたの


そうすると

なぜか

数日~数週間の間に


疎遠になったり

お別れするような

流れになっていたの


そんな時

今のパートナーとお付き合いした時


お墓参りに行くことが怖くて

ずーっと先延ばしにしていたのだけれど


思い切って

パートナーにその話をしたら

「おじいちゃんおばあちゃんに

反対されるなら仕方がないよ

でも大丈夫だと思うけどな」と言ったので


お墓参りに行くことにしたの


もちろん結果は

大丈夫だったのだけれど


結婚という深いご縁の場合には

自分がどう思うかではなく


見えないチカラによって

守られたりご縁が結ばれたり


どんなに抵抗しても

定められた

形に整ってゆくものなのかなって

母や叔母たちを見ていて

感じる事がよくあるの


私がパートナーと

お付き合いしている時

当時

親しかった知り合いや友人に

会ったこともないのに

パートナーとの結婚を勧められたり


パートナーの父親からは

「早く同じ苗字になると

お父さんは嬉しいな」とか


今の時代では

少し踏み込みすぎかもしれないけれど


私はとっても嬉しかったの


そんな風にご縁が深くある方たちの場合は

自然に祝福され

自分の意志とは別に

整ってゆく事もあるのかなって

感じているの


私のパートナーは

私を初めて見た時


肌から発光しているかのように

ピカピカしていて


この人は

今まで出会ってきた人とは

まるで違うと

感じたそうなの


でも好みのタイプではなかったから

特に意識の上では

思い入れがなかったそうなの


でも

時折

何か話している時に

感極まって

彼が泣くことがあって


私の両親も私も

驚くことがあったのだけれど


実は本人が

一番驚いていたそうなの


パートナーがよく表現していたのは


自分で制御できない

解放感っていうのか

感情を感じる感度が

今まで体験したことがない感じで

俺どうしちゃったんだろうと


よく表現していたの


きっとそれは

普通に

恋愛している感情とはまた違った

確かめようのない


深い深い部分に宿る

満たされた感覚なのかなって

感じているの


私はよく夢でパートナーを感じていたの


ある時は

まるでアルプスの少女ハイジに出てくる

おじいさんのようなパートナーが

私の父で

五人兄弟の末っ子の私がいる夢や



15世紀くらいの時代らしい

景色や服装の人の中に

とても美しい女性が

私の家の庭師の一人としていて

私は男性だったのだけれど

いつも窓辺から見つめあい

恋焦がれ

互いに心惹かれていた夢など



様々なパターンで

不思議な夢を見ていたの


容姿も性別も違うのに

なぜかちゃんと


それが今のパートナーだとわかるのが

また不思議なの



人間関係があまりにも大変で

人との繋がりに

前向きになれない

人生だったけれど



パートナーと出会えた事は

私がこの世界に送り出された意味を


肯定してくれる

大切な

ご縁のひとつになっているの




恋愛的なものだけではなく


好ましいご縁も

その逆のご縁も


数秒違えば

まるで違う世界に生きていて


同じ区域に暮らしていても

一生存在を知る事もない人が大半だと思うの


そう思うと


人とのご縁は

とっても不思議で




良い方向に繋がるご縁の場合には


その人と出会うためだけに


この世界に

生まれてきたのかもって

思えるくらい


人生を終えるまで

ずっと


心をあたため

光を注いでくれることもあると思うの



私の場合は

インターネットのおかげで


会う事もなく

話す事もない人だけれど


日々

命に光を与えてもらい

人生を続けられるエネルギーを

与えてくださる人たちがいるの




そのご縁を量る時に


相手の事をどれだけ知っているのかや

相手と過ごしている時間など

色々と考えると思うのだけれど


正しい測り方は


相手の事を何も知らなくても


短期間であっても


魂や心で受け取れた


何かの分量が

大事なんじゃないかなって

私は感じているの



どんなに長く過ごしていても

相手の人生の歩みを

たくさん知っていても


それが

ご縁にとって

大事なものでもなければ


ご縁を保証してくれる

確かなものでもないように

思っているの




これからも

近すぎて見えない

奇跡に感謝しながら


招きあうご縁を

楽しんで行けたらいいなって

思っているの












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