2019.6.6 降ってきたスパイ
2016年5月1日、普段と変わりのない、ある晴れた日のことです。
アフリカのソマリアの都市、モガディシュにて。
空から1匹の「カラス」がゆっくり、ゆっくりと落ちてきました。
飛んでいるのを見ると、何ら変哲もないその「カラス」ですが…。
落ちてきた物を見ると、なんとその体にはプロペラと赤外線カメラが付いていました。
実はそれは「カラス」ではなく、鳥型ドローンでした。
ソマリアの国家情報局が所有する偵察用のスパイドローンである可能性が今も示唆されています。
その完成度はかなり高く、空で本当に飛んでいるように見えるよう、羽の先端が動くように設計されています。
私たちは上空にいる「鳥」をまさか「ドローン」だとは思わないでしょう。
しかし、アメリカのみならず、世界各国諸では10年以上も前からこういった「鳥型ドローン」の研究が進んでいます。
しかも、研究されているのは「鳥型ドローン」だけではありません。
私たちの身の回りに当然のようにある物でも進められています。
これからどんどんと開発が進んでいくAIの技術もそうですが、「銃」や「爆弾」だけが武器である時代は、もはや終わりを迎えつつあります。
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