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2019.8.10 日本国憲法が歪んだ瞬間

「日本国憲法では自衛のための軍力を持ってもいい」

1950年1月1日
GHQの最高司令官マッカーサー元帥のこの発言が、日本の方針を180度転換させました…。


この発言から4年前、憲法について
「日本は自国を守る戦争も行わない」
と発言していた当時の首相だった吉田 茂は、1ヶ月も経たないうちに、
「自衛権が存在するのは明らかだ」
と手のひらを返しました。

さらに、その約半年後、マッカーサーの指示により、後の自衛隊となる警察予備隊や海上保安隊が作られました。

そして、警察予備隊には米軍基地の警備、海上保安隊には機雷の除去作業が命じられ、敗戦後、軍事力を持っていなかった日本が、マッカーサーの発言をきっかけに、あっという間に朝鮮戦争に協力させられたのです…。


このとき、マッカーサーが突然憲法の解釈を歪め、警察予備隊を作ったこと……

これこそが、憲法9条を掲げながら自衛隊を持つという歪みを生み、現在の憲法改正の議論の根源となっています…。


安倍首相が憲法改正を目指し、選挙の争点にもなっている中で、このような憲法問題の歴史をどれほどの日本人が知っているのでしょうか?

学校の授業で扱われるのは明治維新や日米大戦の話までで、戦後の話をすることはほとんどなく、テレビや新聞、ネットなどで憲法が話題に上るときもこのような話がされることはありません…。

テレビやネットで繰り広げられる議論は感情論ばかりで、報道や解説を見れば見るほどよくわからなくなります…。

そして、それは日米安保や領土問題なども同じです。

しかし、当時の時代背景や各国の思惑を知ることで、
なぜこの問題が起こっているのか?
この問題の本質は何なのか?
今と当時にどれほどの違いがあるのか?
がわかるようになり、どうしていつまでも解決しないのだろう…?
とモヤモヤすることも、きっとなくなることでしょう。

現在、日本が抱える問題の本質が眠っている日本の戦後史を、是非こちらから知ってください。

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