『光』について

 三浦しをんの『光』を読んで、Humbert Humbertの「ひかり」を思い出しました。前者は暴力がテーマで後者は自殺がテーマとなっていて「光」とは程遠い気もします。しかし、暗闇の中でこそ光というものが重要になってくるのであり、順風満帆で明るい人には光は必要ないでしょう。その点で、暗い内容の両者の題が「ヒカリ」とされたのも納得がいきました。

 ちなみに私は宇多田ヒカルの「光」も大好きです。

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