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10年後、わたしに仕事はない。

人間がやっている事務仕事が、AIロボット化で全部ロボットに奪われる、という話は誰もが聞いたことがあるのではないだろうか。
わたしは特別なスキルのないただの事務職だから、一体この先の人生どうなってしまうのだろうと思って、この本を読んだ。

10年後、わたしに仕事はない。
まずい。

これからの時代に必要な3つの生きるチカラ

「基礎的人間力」=体力、忍耐力、精神力、集中力など。
「情報処理力」=国語、英語、数学など。
「情報編集力」=コミュニケーション、ロジカルシンキング、シミューレーションなど。

これは、これからの時代に必要な「生きるチカラ」の三角形。
全部大事なんだけど、これからは特に「情報編集力」が大事になってくるらしい。

これが何かと言うと、「正解がないか、正解が1つではない問題を解決する力」のこと。
事務仕事が全部ロボットに奪われたとしても、そのロボットに仕事を命じるのは人間なのだから「考える」作業は残るわけで、「情報編集力」が必要なくなることはないのだ。

でも、ずっと日本の教育が正解主義に偏ってきた。
だから大部分の人たちは、問題を出されると例えそれが正解のない問題だとしても、正解を出そうとしてしまう。

でもこの正解は、きっとロボットなら一発で答えられるようになってしまうと思うから、これからは人間にしかできない「情報編集力」を高めていかないと仕事がなくなるよ、というわけだ。

どうやって生き残っていけばいいのか、具体的なことを色々と教えてくれた本。

私は子供の頃から今も変わらず正解主義で、考えてみると確かに「正解」とか「正しいこと」をいつも探してしまう。
だいたいの選択は「こっちが正解だろうな」「こっちを選んだ方が一般的に正しいな」という基準で決定している。
その上、このネット社会の波に思いっきり飲み込まれているものだから、とにかくなんでも考えるよりまず先に、情報を収集してしまってそれを鵜呑みにして、世の中が正しい、良いと言っているものにどんどん導かれてしまっている。

もうすでに、ロボットに生かされているようなものだ。

アラフォーで時間がないとか嘆いてばかりだけど、稼がなくちゃならない時間はまだまだ長い。
わたしがまだ稼がなくちゃならないあと何十年の間に、必ず事務仕事が減る、もしくはなくなる時代が来る。

その時にジタバタしても絶対に取り返せないだろうから、わたしはもっと真面目に自分の仕事がなくなる可能性が高いのだ、という事実と向き合おうと思う。

また読み返さなきゃ。

わたしのように事務仕事をしている人は、これを読んで一緒に頑張りましょ。


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