Harmony#11 新しい挑戦がいよいよ始まります
新たな挑戦はいつもワクワクしますが同時にドキドキします。
先日、BangkokSushi Summitのプレス発表会を行いました。
今回のイベントは今までのマレーシアでのイベント会場開催と違い、料理学校で開催されます。
同時に寿司だけのイベントではなく、居酒屋イベントも同時に開催されます。
BangkokSushi Summitではもちろん日本酒の販売も行われます。
バンコクでも日本酒はとても人気がありますが、普段から日本酒を嗜むお客様にも新たな体験ができた!と思って頂けると思います。
BangkokではSushi Summitは初開催です。このイベントをどのように進めるか、お客様にどのように楽しんで頂くか、まだ試行錯誤の最中であります。イベント開催の中心人物であるKenGさんと話し合いながら進めていきたいと思います。
そもそもこのSushi Summitを行う際、私は寿司職人だけでなくプロデューサーでもあるので本当に苦労の方が多いです。
そして参加して頂く寿司職人の皆さんも手弁当で参加して下さっています。
そう、正直利益が出るわけではないのです。職人の側からすると、このイベントは本当にドキドキの連続だと思います。まず、お客様にダイレクトに伝わる環境であること、この緊張感は毎回想像を超えます。
そして実際に作る場としてキッチンが違います。自分が通常と違う環境で通常のクオリティを出せるか、それはとても難しいことです。
そして本番では職人がお客様の各テーブルをまわります。テーブルの場所は限られていますし、お客様に提供できる時間も有限です。そして初めて出会うお客様に自分の技を披露する。とても緊張します。その限られた環境の中で初めて会うお客様に自分の最高のパフォーマンスを披露する。それは究極のエンターテイメントでもあります。とても緊張します。
利益が出ないのに、いつもと違うことをなぜわざわざ行うのですか?
なぜSushi Summitを行うのですか?
そう問いかけかれたら私はこう答えます。
このイベントに参加したら職人は何を得られるのか?と言われたら正直回答に困ります。参加したらわかる感激さとしか言いようがないからです。あえて言語化するのなら「その場を体験する度に最高の快感と新しい発見があること」でしょうか。マラソンを走る人になぜ辛いのに走るのか?と聞くようなものです。参加したらわかる充実感と言えばいいでしょうか。あの快感は本当に忘れられないものですし、私の寿司職人の世界を広げてくれる場です。
BangkokSushi Summitの開催はもうすぐです。一緒に駆け抜けましょう。
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