どうやっても自分の好みって混ざるわ


川崎LRVの車両イメージ

 川崎LRT、車両のスタイルがなかなか決まらん
 いや、水素を燃料に電気作って走らせるってのは決まってるし、車両は新潟トランシスのブレーメン型を入れるのも決まってる。だからそこはいいんだ。だけど正面のスタイルが決まらんのだ

第1案。オーバーハングが長いのが気に入らなかった

 第1案はできるだけ自分の感性を殺して手堅い流線型でまとめていったんだけど、オーバーハングが大きすぎた。ブレーメン型はそうでなくてもオーバーハングが大きくなるので先頭部分が長くなると慣性モーメントがとんでもないことになってカーブのたびに電車が左右にブルンブルン揺れてしまう。慣性モーメントは中心からの距離の二乗で効いてくるから、少しでもオーバーハングを短くすることこそ誠意だと思うんだよね

オーバーハングを詰めた。詰めたのは400mmくらいだけど400mmはでかいのよ

 で、400mmほど詰めた。そして横の窓は精密停車の際線路際まで見えるよう下部を拡大。強度的にどうなのって気もするけどまあ大丈夫じゃろ。下の方についている赤いライトはテールランプ、黄色いライトはブレーキランプ。いずれも後部側のみ点灯させる
 それにつけてもやっぱり出来上がったのは新潟トランシスの電車ではなく「俺の電車」なんだよな…自分の感性なんてものは本当にくだらないものだし、そんなものを信じているうちは架鉄の車両なんて永遠に造れない(俺がそう思ってるだけな。ほかの人のことは知らない)のですが、なかなか感性というのは消せないもんです
 そして塗装は5色も使っています。4色を超えると割増料金が発生する手前、塗装は3色までに抑えるのが基本ですが、このLRTに関しては車庫で全面ラッピングを貼る方式にするので納車時は錆止めの黄色一色で来ているのではないでしょうか。これなら基本料金で済むはずです。それに今時有機溶剤をズンドコズンドコ使うのが社会的に許されるとも思いませんし
 んで、なんでこんなに色使ってんだって話ですが、これは川崎市のColors, Future! Actionsにちなんだカラーリングとさせてください。電車的には「教育機関」の紫はあまり関係なさそうなので、「民間」の赤、「市民」の黄色、「公的機関」の緑、「行政」の青をモチーフにまあ、みんなで電車を盛り上げましょうね、みたいなそんな感じで。じゃあ黒は何だよって話ですがこれは、路面から跳ねる汚れをごまかすための物なので特に意味はありません
 なわけで川崎LRT、その歩みは牛歩のごとくですが、まあのんびり作っていこうと思います